タピアンの増やし方は?挿し木、茎伏せ…でも譲渡しちゃだめ
目次
タピアンの増やし方は?①挿し木②取り木(茎伏せ)③株分注意事項…譲渡や販売はダメ普段の栽培は…関連記事スポンサーリンク
タピアンの増やし方は?
タピアンは
クマツヅラ科バーベナ属のサントリーが作出した宿根性バーベナの品種。匍匐して広がるため、
グランドカバーに利用されるんですが、
連作障害を起こすため、ずっと継続して栽培することは難しいです。
さて、タピアンを春に買って、増やし、夏までに庭中に這わせることもできます。
また、春から秋まで楽しんだ後、越冬した場合、そのまま栽培すると連作障害で弱ってしまい、いまいち大きくなりにくいです。そこで、増やして苗を作って鉢に植え直すことで、連作障害を避けることもできます。
そこで増やし方をまとめておきますね。
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①挿し木
通常の
挿し木(
挿し芽)の手順は通常の挿し木と同じです。
まずは花やツボミがついていない茎を切って、
水揚げをします。水揚げは葉っぱの先まで水を行き渡らせ、発根まで持たせる行程です。コップなどに水をはり、切り口をつけて1時間〜半日ほど放置しておきます。
挿し穂を切って、土に刺す側の葉を取り、イラストのように2枚の葉っぱと茎になるように切っておきます。ハサミはできるだけ切れ味の良いものを使いましょう。もしくはナイフで切ります。
セルトレイに
培養土を入れて、水切れしないように腰水にするといいです。この培養土にまずは棒で穴を空け、挿し木をさして土を密着させます。あとは、明るい日陰で乾燥しないように管理していると、10日から2週間ほどで発根します。
成功率はあまり高くないです。なので、さし穂はたくさん用意しましょう。
切り口にルートンを塗っておくと成功率が上がります。
ただ、
株をよく見ると、挿し木にしなくても発根しているんですよ。なので、すでに根が出ているものを選んで、水揚げしてから、土にさすだけで根付いて、新株になりますよ。
発根したら、植え付けましょう。植え付けて挿し木して一ヶ月ほどで販売している苗くらいになりますよ。
②取り木(茎伏せ)
切らずにツルの節を土に接地するだけで、発根して株になります。ピンをU字にして、これを刺して、ツルを接地させます。
これは成功率が高いんですが、数が増えにくいですね。だから挿し木が通常かなと思う。
③株分
苗を適当に分けて植えても、株は増やせます。
注意事項…譲渡や販売はダメ
タピアンはサントリーが作出し、その権利を保有していて、これをサントリーに無許可で販売したり、譲渡してはいけません。自宅で増やすだけならいいけど、誰かにあげたり、オークションとかに出しちゃいけませんよってことです。
ネットオークションなどで販売は論外ですが、近所の人に「綺麗ですねー」って褒められても増やした株をプレゼントしちゃだめ。
違反すると結構重い罪(10年以下の懲役、1000万以下の罰金)になります。
普段の栽培は…
どうでしたか?
タピアンの増やし方はいろいろとあり、また簡単に増やせます。ガーデナーって特に目的なく、増やしてしまいたくなるんですよね。でも、誰かに譲渡はしちゃいけませんよ。
さて、タピアンの普段の栽培は
を参考にしてください。
それではまた。
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