ミニサボテンの育て方

TOP > サボテン科x最終更新画像投稿

ミニサボテンの基礎データ

ミニサボテン
科名
サボテン科
水やり
乾かし気味に
場所
日の当たる室内
難易度
上級者向け
ミニサボテンの開花時期…植え付け・植え替え時期…月別スケジュールです。

ミニサボテンの特徴は?

サボテンと言うと、手間が掛からないと思いがちですが、実際には水やりの加減が難しいなど、長く楽しめるとは限りません。特に土がガッチリと固められている小さなサボテンは、長く楽しむものとは思わない方がいいです。

小さく仕立てたものを「ミニサボテン」として販売しています。寄せ植えに利用するために、小さいものを小分けしているものもミニサボテンということがありますが、ここでは100円ショップなどで売っている手軽なサボテンのことについてまとめています。

100円ショップで売ってるミニサボテンは土が糊でガチガチに固められている。よって植え替えは不可能ではないが、使い捨てインテリアだと割り切るほうが気楽。

ノリで固められていない通常のサボテンはサボテンを参考にしてください。

水やり

サボテンは乾燥地帯で育つ植物ですが、「カラカラ」でいい、というわけでなく、水は必要です。また生育期に水を十分やると、よく育ちます。

鉢底から水が出るまで

サボテンに水を頭から注ぎ、鉢の底から水が出るくらいにしっかりとやります。その際、サボテンの表面に水が長い間残っていると、腐ってしまいますので、残るようなら水をティッシュや布でふき取ります。

水やりの頻度

春・夏・秋は一週間に一回、冬は一ヶ月に一回か、一月半に一回。これは目安で、気温や風通しなどで、この頻度は変化します。ただしこれは目安です。サボテンには夏に休眠するものもあり、このタイプは夏に水をやると枯れてしまいます。品種によって違うので、この頻度は目安として考えてください。

ミイラ

植物栽培では大体、「水のやりすぎで枯れる」のですが、サボテンに関しては、「乾燥に強い」「水やりってほぼ不要」というイメージがあって、ほとんど水をやらず、やらなさすぎてミイラになって枯れるパターンが多いです。

上記の頻度を参考に、水やりをしましょう。

肥料

普通は、サボテン用の肥料をやりますが、小さな鉢の間はやらなくていいです。ミニサボテンは成長に合わせて大きな鉢に植え替えていき、植え替えてしばらくしてから、肥料をやるようにします。

植え付け・植えかえ

時期

植え替えに適しているのは春の3月〜4月で、この時期に植え替えて春以降の生育時期にダメージを取り返すといいです。

サボテンは根が弱く、植え替えには向いていません。特に土がガチガチに糊で固められているものは、植え替えも厳しいです。

ノリをふやかして鉢から取り出す

ぬるま湯に糊で固めらられている部分までつけて、ふやかします。それで、しっかりと固められた部分をとってから、サボテンを抜きます。竹串でほじくり返すと、傷つけてしまい、植え替えのストレスで弱るサボテンには厳しいので、丁寧に抜きます。鉢は割ってしまうといいです。

土は落とし、日陰で2日か3日ほど干して乾燥させます。根は切り詰めません。根を切ったほうが生育が早くなると書いてある本もありますが、それは気温・湿度の環境のよいところの話で、一般的には切り詰めない方がリスクが小さくて済みます。

用土

植え替えの際には用土はサボテン専用を利用します。

鉢の植え替え

ミニサボテン:鉢の植え替え
あとは普通の植え替えです。問題は鉢の大きさ。サボテンは合わないほど大きな鉢に植え替えると、土中に水が残り、根腐れの原因になります。鉢の大きさは前回の鉢より1号だけ、大きい程度にしてください。

鉢の底の穴を鉢底ネットで塞ぎます。必要ならば…ネットの上に鉢底石(軽石)を入れると水はけがよくなって、水やりの失敗が減ります。鉢底石の上にサボテン用土を入れて、株を入れて、隙間に用土を入れて、そのまま日陰で水やりせずに2週間管理して養生します。いきなり日当たりに出すと調子を崩しやすいです。2週間経ったら、水やりをして日向に移動させます。

管理場所・日当たり

ミニサボテンはサボテンですから、日光を好みます。春と秋は、できるだけ室内の日当たりか、戸外の日当たりで管理します。

夏越し

夏は品種にもよっては暑さで休眠したり、弱るので、日当たりではなく、戸外の半日陰か、室内でレースのカーテンで遮光した日光を当てるようにします。

越冬

ミニサボテンととして販売されているものでも寒さに強いものもありますが、冬は室内で管理した方が無難です。

冷暖房の風に注意

冷暖房の風は非常に乾燥していて、これが直撃するとサボテンですら枯れてしまいます。直撃を避ければいいです。

病害虫

ほとんど発生しません。病害虫より、水のやりすぎで腐ってしまうか、水のやらなさすぎでミイラになることの方がずっと多いです。
スポンサーリンク
記事が気に入ったら拡散をお願いします。
はてブ LINE

サボテン科

関連する花BBSの投稿

関連するユーザーの記事

スポンサーリンク