サボテン金晃丸(キンコウマル)の育て方
目次
金晃丸(キンコウマル)の特徴は? 管理場所 水やり 肥料 剪定・切り戻し 植え替え・植え付け 花は咲く? 寿命は? 関連記事 学名などの基礎データ
最終更新2024-02-29
植物名 金晃丸
科名 サボテン科
属名 パロディア属
学名 Parodia leninghausii
別名 キンコウマル
耐寒 マイナス2度〜5度
水やり 水控え目
場所 外の半日蔭
難易度 中級者向け スポンサーリンク
金晃丸(キンコウマル)の特徴は? 金晃丸(キンコウマル)は
サボテン 科
パロディア 属(旧エリオカクタス属)の
多肉植物 。原産地はブラジル・アルゼンチンやメキシコで、暑さ・寒さに強いサボテンです。黄金色とも表現される黄色いトゲと、緑のコントラストが美しく、「this is サボテン」って感じの見た目で人気があります。成長すると直径12cm、高さ60cm程度になります。
比較的寒さに強く、冬でも育てやすく、ゆっくりと生長します。小さいうちは円球状に育ちますが、徐々に円筒形に近づきます。大きく成長すると黄色い花を咲かせます。
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管理場所 金晃丸は、陽の当たる場所で育てることが大切です。日照不足だと徒長して不恰好になり、色合いも悪くなります。明るい窓辺で風通しの良い場所に置き、エアコンの風を直接当てないように気を付けましょう。
真夏の直射日光では
葉焼け する可能性もあるので、
半日陰 に移動するか、カーテンなどで遮光しましょう。
冬は5℃以下にならないように注意し、室内の明るい場所に置いてください。
水やり を控えることで、氷点下にも耐えますが、基本的には室内の日当たりで管理するのが無難です。
寒さにあたることで
花芽 ができる…とされるので、開花させたい場合は寒さに当ててやるといいですが、寒さに当てないと開花しないってことでもなく、寒さに当てると咲きやすい程度なので、一般的には寒さに無理に当てないようにして越冬させます。
水やり 水をやりすぎると
根腐れ しやすいので、乾燥気味に管理しましょう。年間を通して土がカラカラに乾いて白くなってから、鉢底から水が出るくらいにしっかりとやり、受け皿の水は捨ててください。
夏は暑すぎると休眠期に入ることもあります。休眠すると水を吸い上げず、水やりをしていると根腐れすることもあるので、様子を見て、休眠しているようなら断水します。
冬は寒さで活動が鈍りますし、水を控えることで寒さにも強くなるので、水やりは控えます。水やりを控えることで氷点下まで耐えます。断水してもいいです。ただ、室内で管理する場合、意外と室温が高く、活動してしまうこともあり、そうなると断水すると、乾燥で枯れることもあるので、土の表面を濡らす程度の水やりをするようにしましょう。
肥料 春と秋に
肥料 を与えると、元気に成長させられます。金晃丸はそれほど肥料をたくさん必要としませんが、適度な肥料を与えることでより健康的に育ちます。花も咲きやすくなります。
剪定・切り戻し 胴切りすると、株元から子株が出てきて、増やすことができます。40cm〜60cmになったら、高さ半分くらいに真っ二つにし、切り口を乾燥させ、土に置いておきます。すると株元から、子株が出やすくなります。
すでに子株が出ているなら、胴切りしなくてもいいです。切りとった側も、切り口を乾燥させて、土の上に置いていると発根します。
植え替え・植え付け 時期・頻度 毎年か、2年に1度、3月~9月にひと周り大きい鉢に植え替えるといいです。
用土 水はけ の良い土にします。サボテン用の
培養土 がいいです。
鉢の植え替えの手順 植え替え前の1週間〜10日は水やりをせず、乾燥させておきます。
植物を鉢から取り出して、古い土を払い落とし、傷んだ根をハサミで軽く切って、新しい根が生えやすいようにします。そして、現在の鉢より1号だけ大きい鉢に植えます。
鉢底穴に鉢底ネットを敷き、その上に鉢底石を2〜3cm程度入れてから、
用土 を入れて株を植えます。隙間にも用土を入れて完成です。植え替え後は1〜2週間、水を与えずに日陰で管理して根を養生させます。その後、日当たりの良い場所に移動させ、水やりを再開して通常の管理を行います。
植え替え後に水やりをすると根腐れしやすいので、水やりはしません。
花は咲く? 金晃丸は、冬にはしっかりと寒さにさらし、休眠した後、暖かくなると花芽をつけ始めるとされますが、寒さに当たらないと開花しない!ってこともないです。絶対の条件じゃないんですね。
そもそも金晃丸は花付きがあまり良くなく、大きくならないと開花しない、もしくは大きくなっても開花が難しいという特徴があります。年に1度、6月から7月にわずかな花しか咲かず、花の期間も短いため、育てている金晃丸に花が咲いたら非常に嬉しいでしょう。
でも、開花を目標にはしないほうがいいでしょうね。
ちなみに花は咲かなくても子株は吹きます。個人的にはある程度大きくなってから、子株が吹けない環境になると危機感から
種子 を残す?とかじゃないかなと思います。
寿命は? 寿命は少なくとも30年以上。実際にはもっと長いんでしょう。あなたが栽培する上で寿命について気にする必要はないですね。
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