金盛丸(キンセイマル)の育て方
目次
金盛丸(キンセイマル)の特徴は?水やり肥料管理場所花が咲いたら…植え替え・植え付け病害虫関連記事学名などの基礎データ
最終更新- 植物名
- 金盛丸
- 科名
- サボテン科
- 属名
- エキノプシス属
- 学名
- Echinopsis calochlora
- 別名
- キンセイマル、エキノプシス・カルクローラ
- 耐寒
- 5度
- 水やり
- たまにやる程度
- 場所
- 日の当たる室内
- 難易度
- 中級者向け
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金盛丸(キンセイマル)の特徴は?
金盛丸(キンセイマル)はアルゼンチンに自生する
サボテン科エキノプシス属の
多肉植物。肌は黄緑で、綾は丸くてモコモコしていて、トゲは細い。もちろん刺さると痛いですので作業する際は注意しましょう。戦前から見かける
サボテンの品種。100円均一でも販売している。
原種は白い花が咲くが、戦後に近縁種が大量に輸入され、そこで交配がされているため白以外の花が咲くことが多いです。子株が出やすく、切って切り口を乾かして土の上に置いておくと簡単に株が増えます。花も咲きやすい。
育て方は同属の
短毛丸と同じ。春と秋に生育するので、この時期に水をやり、薄い液体
肥料をやるとよく生育します。夏の蒸し暑い夜が苦手で調子を崩すため、真夏は遮光してやり、
水やりは控えて肥料もストップします。冬の寒さには弱い方で、5度以上を保ちます。
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水やり
金盛丸(キンセイマル)はサボテンの中では水を好み、特に春・秋の生育時期は水を欲しがり、水やりが少ないとシワがよって萎(しぼ)むこともあります。
鉢植えの場合は鉢の土が乾いたら、鉢底から水が出るくらいにしっかりとやりましょう。受け皿に溜まった水は捨て、土が乾くまで水をやらないようにします。
真夏は高温すぎて調子を崩すので、水やりは控えます。土が乾いてから数日たって、土を少し濡らす程度の水やりにしておきます。
冬は10度以下になると生育が止まるので、水やりは控えます。土が乾燥してカラカラになったら、土の表面を濡らす程度の水やりをするといいです。ちなみに水やりを控えることでマイナス5度あたりまでの寒さに耐えるようにはなります。
肥料
生育する時期…気温が20度以上になる春と秋に通常の2倍くらいに薄めた液体肥料を1ヶ月に一回やると、よく生育します。肥料が多いと調子を崩すのであくまで薄いものを控えめにやるようにしてください。
冬は寒さで、夏は暑さで生育が鈍くなっているので肥料はやりません。
管理場所
日当たりが良い場所で管理します。金盛丸(キンセイマル)は湿度に多少は耐性があるんですが、さすがに雨ざらしにしていると
根腐れするので雨には当たらないようにします。雨の当たらない軒下などで管理します。
夏に35度以上になるとさすがに暑さで生育が止まって弱り、
葉焼けすることがあるので、7月下旬〜9月上旬は
半日陰(木陰)に移動させるか、ヨシズや寒冷紗などで遮光してあげてください。
冬は10度以下になると生育が止まり、5度以下で枯れてしまいます。短毛丸より寒さに弱い印象です。冬は室内に取り込みましょう。
花が咲いたら…
種を採取しないなら、しぼんだ花は根本から切り取ってしまいましょう。
植え替え・植え付け
時期・頻度
植え替えは春の4月〜5月に行うといいです。できなかった場合で
根詰まりしているようなら秋にします。最低でも2年に一回は植え替えをしましょう。
用土
多肉植物(サボテン)の土で植え付けます。
水はけの良い土じゃないと根腐れします。
植え替え手順
植え替えの1週間〜10日ほどは水やりをストップします。植え替えのときにトゲが通らない革製手袋を用意しておきましょう。手袋をしても通過することもあるので新聞紙でサボテンを包んで作業するといいです。
古い鉢から株を取り出し、土を3分の1〜半分落として植え替えます。ほとんど落としても枯れることはないです。
鉢植えの底の穴を鉢底ネット(鉢底網)で塞いで、その上に鉢底石(
軽石)を2cm〜3cm入れます。その上に
用土を入れて、株を入れて、隙間に用土を入れます。水をやらないで、そのまま日陰で2週間ほど管理して養生させます。2週間後に水やりを再開させ、通常の管理に戻します。
病害虫
病
害虫はほとんど見られない。
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