根詰まりが起きる理由は?どんな症状・前兆がある?
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根詰まりとは?
根詰まりとは、鉢植えの植物の根が鉢の中で行き渡った状態です。このページでは根詰まりが悪影響をおよぼす理由と、根詰まりの症状についてまとめています。
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根詰まりが危険な理由
生育不良の原因になる
植物は鉢の中の土に根を広げ、行き渡ると生育が止まります。なぜかというと根と地上部(茎・葉・花など)が連動しているためです。根が広がらなくなるということは生育が止まります。そして、古い葉は劣化して落ち、新しい葉が出なくなり、株が弱っていきます。
土が不足する
鉢の中の土に根が行き渡ることで、相対的に土が足りなくなり、水切れが起きやすくなります。この頃は「なんか水切れしやすいな」くらいで、
水やりの頻度をあげれば枯れはしません。
根腐れの原因になる
根がさらに行き渡ると、根がビッシリとはびこって圧力が高まった結果、「土を潰し」ます。実は
培養土の中に入っている「
赤玉土」は泥を固めているだけで、時間と共に劣化して泥になるんですが、根に圧迫されて泥になることもあります。こうなると、泥状になっているため水持ちがよくなって、
根腐れを起こしやすくなります。
土が流出する
根が土(赤玉土)を潰した結果、泥になって流れ出ることもあります。こうなると今度は水をやってもやっても保水することができず、水切れを起こします。かなり危険な状態です。根詰まりが根腐れを起こしたり、水切れを起こしたり、真反対の結果になっていて変な感じがしますがよくあります。
根を圧迫する
根が土の中に行き渡り、鉢の中の圧力が高まり、その圧力で根が傷むこともあります。こうなると株が傷みます。植物によっては圧力をものともせず、生育して最後には鉢を割ってしまうこともありますが、大抵の植物は調子を崩します。
根詰まりの症状・前兆
鉢の底から根が出ている
鉢底から根が出ているということは、すでにいっぱいに根が広がっていると考えてください。この程度では、さし当たっては枯れません。あくまでサイン程度です。でも早めに植え替えを。
水切れする
なにせ土の隙間に根が入り込んで、水持ちが悪くなっています。水をやってもやっても、水が溜まらず、水切れが起きやすくなります。
水が染み込まない・水はけが悪くなる
根がはびこりきって、土の粒を潰してしまうと、土が粘土状になってしまって根腐れを起こしやすくなります。さらに泥が乾燥すると水を吸い込まなくなったり、逆に泥が一旦水を吸い込んでしまうと、なかなか水を排出しないという状態になります。これはつまり、水をやっても水は吸わないし、水をしっかりとやると根腐れするという厄介な状況です。
葉の先・葉の縁が枯れる
根詰まりを起こし、植物が水を吸い上げにくくなると、葉っぱの先まで水が行き渡らなくなり、葉の先や縁が、枯れ込んできます。この症状は根詰まり以外でも起きるので以下のページを参考にして判断してください。
下葉から枯れる・生育不良を起こす
根詰まりを起こし、根が圧迫されて
ストレスがかかり、症状が出てきます。例えば、下葉から黄色く変色して枯れてきます。また新芽が小さくなったり、葉色が悪くなるなどの生育不良の症状も出てきます。
でも、「根詰まり=下葉から枯れる」とは限らず、生理現象ということもあります。
開花しない・成長しない
「根詰まりが危険な理由」でも書いたように、植物は根と地上部(茎・葉・花)が連動していて、根が伸びるとそれに対応して地上部が成長します。なので根が広がるスペースのない「根詰まり」になると、成長が鈍くなったり、開花しなくなることもあります。
植物は危機感を感じて、子孫を残そうと花を咲かせる傾向があるので、店舗で販売されている花鉢は根詰まり気味なんですが、それも限度を越えれば生育不良を起こしますので、そうなる前に植え替えをしましょう。
植え替えをしましょう
植え替えするのには植物によって時期があり、詳細は各植物の解説ページを参考にしてください。
植え替えの一般的な手順は以下のページにまとめてあるので、チェックしてみてください。
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園芸用語