葉先や葉の外側から枯れる原因と対処方法
目次
葉先や葉の外側から枯れる原因と対処方法原因1…水不足 水やりが足りていない 根が張り切っていない原因2…根腐れ 水のやりすぎ 水はけの悪い土に植えられている原因3…根詰まり 植え替えましょう原因4…害虫が発生している関連記事スポンサーリンク
葉先や葉の外側から枯れる原因と対処方法
葉っぱの先や葉っぱの外側から枯れこむことがあるのは、何らかの原因で葉っぱの先まで水が行き渡っていないからです。基本的に「根(と水)」の問題です。このページでは植物全般を取り上げています。必ずしもすべての植物に対応できるわけじゃないです。詳細は各植物のページを参考にして判断してください。
まとめ
●
水やりが足りていない→水やりを増やす。
●根が張っておらず、水を吸い上げる力が弱い→水やりを増やす。
●水のやりすぎで
根腐れしている→水やりを減らす。
●
水はけが悪いから根腐れしている→植え替えをする。
●
根詰まり→植え替えをする。
●
害虫が発生している→薬剤を散布する。
●他に理由があると思った方は投稿をお願いします。
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原因1…水不足
水やりが足りていない
葉っぱの先や外側から枯れるのは、葉っぱの先まで水が行き渡っていないからです。原因の候補の1は単純な水不足…水やりが足りていないから。日本のガーデニング材として流通している苗はほぼ「外国出身」で、現地の気候に合わせて進化しているので、日本の気候にあっていないことが多い。また、日本に自生している植物でも本来は「水辺や渓流の近くの湿度の高い場所」で生育するものを庭植えにすることも多く、水不足になりやすい。水やりを増やすことで対応する。
夏の乾燥時期に水やりが不足していたが、夏の間には症状が出ず、秋以降になって症状が出るというタイプもある。この場合は秋以降に慌てて水をやっても無駄なばかりか、根腐れすることもある。
根が張り切っていない
庭木は植え付けて一年か二年は根が広がっておらず、活動が鈍いために水を吸い上げる力が小さく、庭植えであっても様子を見て水やりは必要になります。特に夏は葉っぱの先や外側から枯れこむことが多いです。水やりを増やすことで対処するしかないです。
原因2…根腐れ
水のやりすぎ
水をやりすぎると根が腐り、根が活動できなくなります。すると水を吸い上げることができず、葉っぱの先から枯れこむことがあります。「水不足」は指摘されると「そういえば、そうかもしれない」と思うのに対して、根腐れ(=水のやりすぎ)は「そうかなぁ?」とピンと来ないことが多い。なぜなら「水をやることは植物にとって良いこと」だと思っているから。
対処方法はさしあたって、水やりをストップし、日陰に移動させて養生(絶対に
肥料をはやらない)し、回復してきたら日当たりに移動させ、水やりを減らす。
根腐れの場合は、普通、下葉から枯れていくことが多いが、葉先から枯れ込むこともあります。葉っぱの先から枯れこむのはどちらかというと水不足のパターンが多い。
庭植えの場合は、水やりのしすぎで根腐れはほぼないですが、梅雨の長雨で根腐れを起こすことはあります。
水はけの悪い土に植えられている
例えば
軽石を中心とした水はけの良い土に植えないといけないのに、普通の
培養土で植えていると、根腐れが起きて枯れ込んできます。これは植え替えれば解決する(間に合えばね)。こういうのは調べればハッキリするので分かりやすいのですが、そうはいかないこともある。
例えば、庭木の下に粘土層があって、そこで水が溜まっていて根が腐るということもある。そうなると地上からパっと見には全然わからない。この場合は土を掘り返して土壌改良をしてから植えることになる。
庭がある人は庭木を植えたがるが、庭木は大きくなると対処に困るため「一切植えない方がいい」というガーデナーも多い。
原因3…根詰まり
鉢植えにしていると、根が広がり、ついには鉢の中にいっぱいになります。鉢の中にいっぱいになると根の活動が鈍くなり、水を吸い上げにくくなります。根詰まりすると下葉から枯れこむことが多いが、葉先から枯れこむこともあります。根詰まりの症状は植物の種類や状況によって変わってくるので「根詰まり=葉先から枯れる」わけじゃないですが、症状の一つとして候補にあげてください。
鉢底から根がはみ出していたら根詰まりの可能性あり。
根詰まりは水不足や根腐れなどを引き起こす。水不足と根腐れは全く違うように聞こえるが、結末が違うだけ。ともかく根詰まりはよくない。
植え替えましょう
対処方法としては植え替えする以外にない。
「適切な植え替えの時期」があるのですが、葉先が枯れるというのは「緊急」の状況なので植え替え時期ではなくても植え替えた方がいいです。植え替えの時に一回り大きな鉢を用意して、できれば地上部を半分ほど
剪定して、土を落とさず、根を崩さずに植え替えると植え替えの
ストレスを軽減できます。
原因4…害虫が発生している
コガネムシなどの幼虫が根を食べることで、根の活動が弱まり、水の吸い上げが弱まって葉先から枯れこむことがあります。土を掘り返すと虫が動いていたら、薬剤(ダイアジノンや
オルトラン)を散布して駆除します。
室内であっても発生することは十分あります。
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