ナンバンギセル(南蛮煙管)の育て方

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ナンバンギセル
目次
ナンバンギセルの特徴は?
水やり
肥料
植え付け・植えかえ
株の増やし方
管理場所・日当たり
病気・害虫
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学名や栽培スケジュール
最終更新
植物名
ナンバンギセル
科名
ハマウツボ科
属名
ナンバンギセル属
学名
Aeginetia indica
別名
南蛮煙管
水やり
水控え目
場所
外の半日蔭
難易度
中級者向け
ナンバンギセルの開花時期…種まき時期…植え付け・植え替え時期…肥料時期…月別スケジュールです。
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ナンバンギセルの特徴は?

ナンバンギセルは日本とアジアに自生するハマウツボ科ナンバンギセル属の一年草の寄生植物。イネ科植物の根に寄生し、栄養を吸い上げて、花を咲かせる。陸稲・サトウキビに損害を与える害草でもあります。自分では光合成することが出来ず、葉緑素が無いので茎は茶色い。オオナンバンギセル(Aeginetia sinensis)、ヒメナンバンギセル(Aeginetia indica var. sekimotoana)などもあります。

ヤクシマススキに寄生して花を咲かせたものが、たま〜に流通します。ヤクシマススキに寄生させるのは、ヤクシマススキの草丈が低く、ナンバンギセルの花が見えやすくするためです。

地上部には葉っぱも無く、突然イネ科の植物の葉っぱの中に、紫の花が咲くのでとても不思議な感じがします。春から夏に掛けて地下の寄生主の根から養分を吸い取って生育します。

育て方は寄生しているススキを育てられれば、ナンバンギセルは栽培できますし、種まきすれば、いずれ生えて来ます。ススキは非常に頑健で水をやり忘れるでもしないと枯れません。
草丈10cm
花言葉物思い
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水やり

ススキは乾燥に強く、よほど乾燥させない限りは枯れません。また、ススキは過湿にも強いですので、気楽に水やりをしましょう。土が乾いていたら水をしっかりとやります。夏はあまりに乾燥して水切れするなら、半日陰に移動させます。

冬もススキの根は生きているので、断水せずに、控えつつも水やりは継続してください。土が乾いてから2日か3日たって水やりをしましょう。

肥料

肥料は不要ですが、ススキの調子が悪いのであれば…葉色が悪いのであれば5月〜8月の生育時期に液体肥料を2週に一回か、化成肥料を1ヶ月に一回少量やります。ススキはナンバンギセルに寄生されて、栄養を取られているので、調子を崩すことは十分あります。

植え付け・植えかえ

時期

地上部が枯れ込んでいる2月〜3月にススキの植え替えをします。ススキは頑健なので、それ以降に植え替えをしてもいいです。

用土

ススキは一般的な培養土で植え付けます。自作する場合は赤玉土7腐葉土3を混ぜたものを使います。

鉢植え

ナンバンギセルの植え替えというよりは、寄生しているススキの植え替えです。

鉢植えの底の穴は鉢底ネット(鉢底網)で塞ぎます。そのネットの上に鉢底石(軽石)を2cm〜3cm程度入れてください。その上に用土を入れ、株を植え、隙間にも用土を詰めます。最後に、水をしっかりと与えてください。

ススキは頑丈な植物なので、少し乱暴に扱っても枯れることはありません。また、株分けも可能です。

株の増やし方

種の採取

ナンバンギセルの開花してから1ヶ月〜2ヶ月でタネができ、成熟します。内部に粉みたいな小さなタネが入っているので、実を開かずにそのまま紙袋などに入れて、冷蔵庫で保管します。

種まき

3月にススキ科の植物の根本にまけば、また芽を出してきます。3月はススキがまだ芽を出していません。ススキの根を割いて、種をまき、根を戻し、土をかぶせて、水をやります。

管理場所・日当たり

ナンバンギセルじゃなくてススキは日光を好みますので、日当たりで管理しますが、半日陰でも十分育ちます。

冬はススキは地上部がなくなるので、日光に当てなくてもいいですし、冬の防寒も不要です。

病気・害虫

ほとんど見られない。
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