サツマイモの垂直植え(スイチョクウエ)
目次
サツマイモの垂直植えとは 垂直植えのメリット デメリット手順 苗を買って水につける 土を作る 畝作り・ビニールマルチを張る 苗を植える 水をやる参考関連記事スポンサーリンク
サツマイモの垂直植えとは
水平植えが収量、船底植えが手堅さと収量、斜め植えが効率に優れているのに対して、垂直植えは乾燥に強く、収穫が早いという特徴があります。メリットもありますが、一般的な手法ではなく、早く収穫しなくてはいけない・乾燥しやすい・垂直植えが適した品種・
プランターに植えるといった事情が無い限りは一般的ではないです。
斜め植えや船底植えが一般的です。以下のページを参考にしてください。
垂直植えのメリット
垂直に植えるために、葉っぱの根本の発根部分が少なく、そこに栄養が集中するので、
サツマイモの数は少なくなりますが、一個づつが大きくなります。
土の中に深く茎を刺し、根を張るので乾燥に強い方法とされます。
早めに芋が太るので収穫を早くにすることが出来ます。普通、収穫は植え付けて110日〜120日でので11月に収穫することになるのですが、垂直上にすると同時期に植え付けると収穫は9月になります。
垂直に植えるので、植え付け作業事態は非常に簡単になります。
デメリット
発根部分が少なくなるため、収穫できる数が少なくなるので、どうしてもまぁまぁな感じになります。
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手順
苗を買って水につける
春に苗が
ホームセンターで販売されています。これを購入しておいて、植え付け前に2日〜3日水につけておきます。水を吸い上げて、葉っぱがシャキっとなり、根が2mm〜3mm出てきます。葉っぱが枯れるとその根本から根が出てこなくなるので、根を出させてから植えると、安定して収穫できます。
水はまめに入れ替えて、清潔にしておきましょう。
土を作る
深さ25cmを掘り返し、そこに
堆肥や
腐葉土を元の土に対して約30%の割合で混ぜ込みます。これによって土をフワフワにします。堆肥や腐葉土は一般的にホームセンターで入手できます。
次に、1株につき50gの化成
肥料を加え、よく混ぜ込んで
用土を完成させます。
畝作り・ビニールマルチを張る
穴に用土を戻して、幅60cm高さ30cmの畝を作り、ここにビニールマルチを張ります。マルチは必ず黒いものを使ってください。サツマイモは熱帯系で温度が高い方がよく、黒マルチだと地温が高くなって生育が有利になります。
苗を植える
らくらく芋づる植え器の先に、サツマイモの苗を茎を引っ掛けて、それをマルチから垂直に突っ込みます。植え器の先はマルチを破りやすくなっていて、そのまま突っ込めばいいです。
器具がないなら、マルチに穴を空けて、割り箸などを垂直に突っ込んで、土に穴をあけて、その穴に手で苗を突っ込みます。
根は葉っぱがついた茎の根本から出てくるので、これが土中にあるようにし、葉っぱが地上部出ているようにします。
株同士は30cm〜40cm空けましょう。
水をやる
あとは、水をやって完成です。
この後の栽培は
を参考にしてください。
参考
以下はユーザーによる投稿です。参考にどうぞ。
さつまいもの収穫時期について
市販されているさつまいもは、苗を植えてから110~120日に収穫されたもので、掘り上げる一週間前に地際でツルを切って栄養を芋に送り込んだものです。
垂直植えの場合は収穫までの日数は90日。
しかしさつまいもは取り遅れてごつごつした見た目をしていたほうが栄養を多くためています。せっかく家で育てるのですから、ギリギリまで育てて味を求めるのもいいと思います。
それと、さつまいもはホクホク系だと消化に悪く、おならが出やすく、ねっとり系は消化に良く、おならが出にくいそうですよ。
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