サツマイモの船底植え

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サツマイモの船底植えとは

サツマイモの船底植え:サツマイモの船底植えとは
サツマイモにはいくつかの植え付け方法があります。収穫量が安定し、粒が揃うが、乾燥・寒さで傷む短所がある「水平植え」の改良が「船底植え」です。茎を水平にするのではなくて、中心をくぼませるように植える。水平植えよりも生育が確実とされる。船底植えの場合は、他の植え方よりも株間は広めに40㎝取るようにします。

サツマイモの苗の茎が長いことが前提。

斜め植えが一般的で、1株あたりの収量を求めるなら、船底植え。粒を揃えたいなら水平植え、収穫までの日数を短くし、植え付け作業を楽にしたいなら垂直植えが適しています。以下のページを参考にしてください。
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船底植えのメリット

水平植えが比較的乾燥・寒さに弱いというデメリットを若干ばかり克服したものが船底植え。そういう意味では水平植えよりも初心者向け。

株一つあたりの収穫量が多い。ただし、植え付けに手間が掛かるので、効率を考えると広い畑に大量に植えるなら、斜め植え・垂直植えが便利。狭い畑でしっかりと収穫する場合や、プランター植えならば、船底植えが適しています。

デメリット

器具で植えやすい、斜め植え・垂直植えよりも船底植えは植えるのに手間が掛かる。だが、収穫量は多いし、株を多く植えられないなら、船底植え・水平植えが適しています。

発根が多く、成育しやすく、芋がたくさん収穫できる反面、深さが一定ではないので、水平植えに比べると芋の大きさにばらつきがあります。

手順

苗を買う・水につける

春(5月)に苗がホームセンターで販売されています。これを購入しておいて、植え付け前に2日〜3日水につけておきます。水を吸い上げて、葉っぱがシャキっとなり、根が出てきます。葉っぱが枯れるとその根本から根が出てこなくなるので、水につけて根を出すことで、収穫が安定するようになります。

つける水はまめに入れ替えて、清潔にしておきましょう。しなびてなければ、水につけずに植えてもいいですよ。
サツマイモ苗
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土を作る

深さ25cmを掘り返し、その土に堆肥腐葉土を元の土に対して3割ほど入れて、フワフワにします。堆肥・腐葉土はホームセンターに売っています。

さらに化成肥料を1株につき50gを入れて、よく混ぜて用土とします。できれば1週間寝かせて、土を馴染ませるとよりよいですが、そこまでしなくてもいいです。

畝作り・ビニールマルチを張る

穴に用土を戻して、幅60cm高さ25cm〜30cmの畝を作り、ここにビニールマルチを張ります。マルチは必ず黒いものを使ってください。サツマイモは熱帯系で温度が高い方が生育がよく、黒マルチだと地温が高くなって生育が有利になります。
ビニールマルチ
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苗を植える

株間40cmと広めに間隔を取って、ビニールマルチに切り込みをカッターなどで入れます。苗が入るような幅の切れ目を入れてください。

内部の土を深さ5cmから10cm程度掘り取り、苗を植え付ける「溝」を作ります。そこに植え付けていきます。
5節〜6節が土に埋まるように、茎が弓なりになるように苗を植えます。水平になれば、水平植えですが、細かく気にすることはないです。

ちなみに3節〜5節あたりに芋がつ来やすいので、この部分がしっかりと土中に埋まるようにしましょう。葉っぱは必ず、土の外に出るようにします。葉っぱがなくなったら、発根せず、発根しないなら芋もできません。
ところで「らくらく芋づる植え」という、マルチに穴を空け、土の中に苗を突っ込むものがあります。非常に便利ですが、垂直植え・斜め植えに適していて、船底植えにはならないです。非常に便利なので、植える苗が多い・畑が広いなら、垂直植え・斜め植えに切り替えて植え器を使うことも考えてみてください。
らくらくイモヅル植え器
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あとは土を穴に戻します。土はマルチの中にできるだけ戻しますが、戻りきらないなら、マルチの上にかぶせてもいいです。土をかぶせて、温度保持にもなりますし、雨や風で中に戻ります。

土を戻したら、上から軽く手で圧迫します。これはサツマイモの苗と土を密着させて、発根を促すためのものです。

水をやります

あとは、水をやって完成です。水は土がドロドロになるまでしっかりとやりましょう。

この後の栽培は
を参考にしてください。
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