アブラムシ・ハスモンヨトウ・
コガネムシの幼虫・
ネキリムシ・
ハダニ・黒斑病・つる割病・
コナジラミ、
カタツムリ、
ウィルス病など。
ウィルス病
モザイク状の模様が葉っぱに出て、徐々に弱っていく。サツマイモの場合は枯死に到る前に収穫が来るので収穫自体はできるので致命的ではないが、収穫量は明らかに少なくなるし、収穫した芋も感染しているため、その芋を種芋にすれば、出たツルも感染している。治療方法はなく、また、他の株にもガンガン感染するので発見次第、廃棄した方がよい。ウィルスフリー苗を使うことで予防できるが、アブラムシなどによっても感染するので、完全な予防はできない。
害獣
タヌキも食べる。イノシシが掘り返して食べる。田舎ではしょうがない。電気の流れる柵を設置しても、イノシシには効果がないことが多い。イノシシ避けのライトや、忌避成分の入ったシートなどがあるので、これを利用しましょう。
ツル割れ病・立ち枯れ病
苗立ち枯れ病になると根が黒くなって腐る。植え付けて1ヶ月経っても成長しないなら苗を抜いてみる。これらの
病気は菌が繁殖して発生するので、苗を消毒(ベンレートやトップジンMなど)してから植えるといいです。
コガネムシ
コガネムシの幼虫が根を食べ、生育不良を起こします。ビニールマルチをするとほぼ発生はしない。コガネムシにはダイアジノン粒剤かゾルを。ゾルの方が長く効く。被害がみられないなら使わなくてもいいが。
センチュウ
芋を食害する小さな虫で、サツマイモが変形してしまいます。サツマイモを植える前の時期に
ソルガム・
マリーゴールド・ラッカセイなどのセンチュウが嫌がる植物を植えると予防になります。また、センチュウに抵抗性がある品種を植えるのがいいです。
アブラムシ
アブラムシが発生すると、新芽の汁を吸って葉っぱが縮む。発生したら、薬剤で駆除するか、水で吹き飛ばします。
アリモドキゾウムシ
外来種でサツマイモなどに寄生して被害が広がっていく。食害がひどく、食べられなくなる。2022年に静岡で発見されている。今のところ、拡大は見られていないが、知識として知っておいた方がいいです。
基腐病(モトグサレビョウ)
ヒルガオ科の中で発生する病気で、かなり簡単に感染し、爆発的に広がっていく。とにかく感染した芋を放置せず、栽培もしない。感染地域から芋や苗を取り入れることはしないようにする。日本でも発生していて、地域は広がりつつある。