種まきの準備
殻付きの実の場合は、殻を割って取り出して、薄皮のついたままの種子を撒きます。種子は一晩水につけてから蒔くと発芽しやすい。水につけると一斉に目が出やすい。
●種子は園芸店で売ってるものを買う。スーパーのは発芽しない。
庭(畑)への直播
庭植えの場合は、植え付ける二週間前に苦土石灰を1平方mあたり200gをまいて中和させておく。植え付けの1週間前に堆肥を2割から3割を足し、化成肥料を100g足してよく混ぜて用土とする。落花生の実がしっかりとなるにはカルシウムが必要なので苦土石灰は必ず混ぜる。掘り出した土に
腐葉土か堆肥を3割か4割混ぜて化成肥料を足し、高さ10cm、幅70cmから80cmの畝を作ります。深さ2cmから3cmで直径6cmの穴を30cm間隔であけて、そこに2粒か3粒の落花生を入れます。種は横にまくか、細い方を下に向けて播きます。最後にたっぷりと水をやり、完全に乾燥しないように監理していると1週間で発芽します。
●落花生はマメにしては発芽率が悪い。
●種まき前に雨が降っていたり、種まき後に雨が降ると種子が腐ることがあるので、できれば雨が降らない1週間を狙って種まきする。
●たくさん育てないなら苗を買って植えるのが便利。
●種子は鳥が食べに来るので、畝全体に不識布をかけておくといいです。本葉が出たら取り除きます。不識布をかぶせるのには湿度を保ち発芽しやすい環境を作る効果もあります。
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雑草・乾燥対策にビニールマルチをするといいです。マルチは開花したら取り除きます(落花生は花が土の潜って結実するのでマルチをしていると落花生がならない)。
●過湿だと豆が腐る。前日に雨が降っていたり、豆まきしてから雨が降るなら種まきはズラす。水やりも他の植物ほどはやらない。