アンデスの乙女(ハナセンナ・カッシア)の育て方…剪定の時期が大事です
目次
アンデスの乙女の特徴は?剪定の時期は?どのくらい切り戻す?水やり肥料管理場所・日当たり植え付け・植えかえ病害虫関連記事学名などの基礎データ
最終更新- 植物名
- アンデスの乙女
- 科名
- マメ科
- 属名
- センナ属
- 学名
- Senna corymbosa
- 別名
- カッシア・ハナセンナ
- 耐寒
- 0度
- 水やり
- 水控え目
- 場所
- 冬は室内 夏は外
- 難易度
- 中級者向け
スポンサーリンク
アンデスの乙女の特徴は?
アンデスの乙女(カッシア・ハナセンナ)はアルゼンチン・ブラジル原産の
マメ科センナ属(カッシア属は旧
属名)の常緑
低木。アンデスの乙女は商品名で正確には「ハナセンナ」。
学名ではセンナ・コリムボーサ(Senna corymbosa)。
頑健で本来は2mほどになる。耐寒性がある程度はありますが、冬は室内で越冬するのが無難です。花が終わったら適当に
切り戻し・
剪定を行います。アンデスの乙女は思ったよりも成長が早く庭植えにしていると、困るくらいに大きく育ちますが、剪定をすることで成長を想定内に抑えることが出来ます。
アンデスの乙女は日本に自生するコバノセンナに近いので、暖かい地域では露地で越冬します。花が咲き、また夜になると葉っぱが閉じるという動きのある植物。
樹高2m
夜は葉を閉じて眠る
黄色くて繊細な花を咲かせ、葉っぱは夜になると閉じます。変化の少ない植物の中で、生きている!という妙な実感を感じられる植物です。
開花後にはサヤが
開花後にはマメ科らしい、サヤができます。
スポンサーリンク
剪定の時期は?どのくらい切り戻す?
花が終わった10月〜11月に剪定します。春以降に出た新枝に花が9月〜10月に咲きますので春以降に剪定すると花を落としてしまいます。
春以降に剪定はできないため、この時期にかなり刈り込んでおかないと株が暴れます。特に鉢植えの場合は乱れやすいので、高さ半分に刈り込んでおきます。かなりバッサリいきますが、これでも剪定が足りないことがあるくらいに春以降に暴れます。
水やり
庭植えの水やり
アンデスの乙女は庭植えにしたら、自然に降る雨だけでほぼ大丈夫。ただし夏の乾燥時期は
水やりをしてください。
鉢植えの水やり
土が乾いたら水をたっぷりやってください。通常の植物でしたら冬は水を吸い上げる力が低下しているので、水やりは控えるのですが、比較的冬でも水の吸い上げる力があります。なので、あまり控えると葉っぱを昼でも閉じるようになり、徐々にシオシオになります。
肥料
肥料は不要。アンデスの乙女はマメ科の植物で、空気中の窒素を取り込みます。よって肥料をやると肥料過多になり、生育不良を起こしてしまう。
管理場所・日当たり
冬は室内の日の当たる場所へ、春から秋は日の当たる室外で管理してください。日光を好みますので、日陰に置くと葉っぱが黄色く変色してきます。
越冬
耐寒温度は5度とされますが、それよりはもうちょっと耐寒性があるみたいです。霜に当たれば枯れるとされています。枯れなくても葉や株が傷みますので、軒下などの霜の当たらない場所で管理します。
霜に当たらなければ5度以下になっても多少は耐える。関東でも軒下で霜が当たらなければ、戸外でも越冬できる。まぁ、それでも普通は冬は室内で管理します。
管理人は広島ですが、広島では戸外で越冬できています。しかも軒下じゃない。おそらく思ったより寒さに強い。
植え付け・植えかえ
時期
植え付け・植え替えは3月から5月です。
植え付けは株に
ストレスで、春に植え替えてその後に生育してそのダメージを取り返しましょう。
直根性
アンデスの乙女は直根性の植物です。直根性とは一本太い根が伸びるタイプの植物のことで、この太い根が傷ついてしまうと、枯れたり生育不良を起こします。
一旦植えたら、動かせないと考えてください。鉢植えで
根詰まりした場合は、鉢から抜いて、根を傷つけないように、土を崩さずに新しい鉢に植え換えします。
用土
用土は
赤玉土7
腐葉土3を混ぜたものか、市販の花と野菜の土で植え付けします。
庭植え
植え付ける1週間前に深さ40cm直径40cmの穴を掘り、掘り出した土に腐葉土か
堆肥を3割ほど追加して用土とします。肥料は追加しない植え付ける日に、株を入れる穴を掘り返して、株を入れて、隙間に用土を入れて、水をやって完成です。
植える時に株の根を崩さず、土を落とさないようにする。
鉢植え
現在の鉢より一回り大きな鉢を用意しましょう。鉢の底の穴を鉢底ネットで塞いで、網の上に鉢底石(
軽石)を2センチほど入れ、用土を入れて、株を入れる。株の土は落とさず、根はいじらないで植える。隙間に用土を入れて、最後に水をやって完成です。
アンデスの乙女は直根性で根が傷つくと生育不良を起こして、最悪枯れることもあります。植え替えのときは土を崩さないで根をいじらないようにします。毎回ひとまわり大きな鉢に植え替えることになるのですが、
鉢の大きさにも限界がありますから、継続して栽培するのであれば、どこかに庭植えするか、
挿木して更新することも考えましょう。
病害虫
アブラムシが発生することがあるが、基本的に頑健です。
スポンサーリンク
関連記事
マメ科