トマトの育て方…初心者のための栽培手順と基礎知識

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トマトの基礎データ
トマト
科名ナス科
属名ナス属
学名Solanum lycopersicum
別名唐柿・赤茄子・蕃茄・小金瓜
耐寒5度
水やり水を好む
場所外の日なた
難易度中級者向け
画像投稿
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開花
植え
肥料
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トマトとは?

トマトはナス科多年草。日本では春に植え付けて秋まで収穫する一年草扱いの夏野菜。赤くて旨味があり、健康にも良いとあって、家庭菜園の星ともいうべき野菜。

流通しているトマトは完熟する前に収穫して店舗に出回るときに赤くなるよう計算して出荷しているため、家庭菜園の方が濃厚な味と香りがする。ただ、濃厚な香りがするため、トマトの風味が苦手な人にはより苦手ってこともあります。

栽培自体は簡単な部類で、畑でもプランターでもそこそこの収穫ができるのでベランダ栽培にも適しています。

水やり

トマトは比較的乾燥に強く、多少葉っぱが萎れてから水をやっても回復します。葉っぱがちょっとしおれてから水をやる方が果実が甘くなりますが、初心者は余裕を持って水やりをするといいです。

畑栽培の場合はマルチをして乾燥を防ぎ、あとは自然に降る雨でほぼ大丈夫。日照りなら水をやる程度です。

プランター鉢栽培の場合は、土が乾いて葉っぱがしおれてから水をやるようにします。

肥料

鉢植え・プランターの場合は植え付けて、一か月後から週に一回、液体肥料を水の代わりにやります。

畑の場合は植え付けの時の元肥として規定量を施肥し、一個目の結実後に次の施肥、その後は様子を見つつ肥料をやります。

植え付け

時期

霜が降りなくなってから苗を植え付けます。大体は5月です。トマトは植え付けが早いとツルボケし、遅いと収穫量が減るので、5月のゴールデンウィークあたりに一番花が咲いた株を植えるくらいが理想。

用土

鉢植えであれば一般的な培養土で植えます。畑栽培の場合は、土に苦土石灰を混ぜて中和してから、腐葉土堆肥と化成肥料を入れて土を作ります。

鉢・プランターの植え付け

できるだけ大きな鉢…8号〜10号に1苗を植えます。横長プランターなら2苗を植えます。鉢底の穴を鉢底ネットで塞ぎ、鉢底石を3cm入れ、その上に苗を植え付け、水をしっかりとやって完成です。

支柱を立てて、動かないようにくくりつけておきます。

畑・地植えの植え付け

深さ20cm〜25cmを掘り返し、土に苦土石灰を混ぜて中和させます。中和には1週間かかるので、反応を待ってから、土に腐葉土か堆肥を元の土に対して3割入れて、化成肥料を入れて混ぜて土を作ります。

土で高さ10cm幅90cmの畝を作って、ビニールマルチを貼り、穴を開けて株間50cmで苗を植え付けます。水をしっかりとやって完成です。

支柱を立てる

トマトは果実の重さで枝が折れるので、必ず支柱を立ててくくりつけて、固定します。支柱は1m〜180cmが必要です。もしも支柱の長さが不足したらツルサゲをしてください。ツルサゲとは一旦、下へと誘引してからまた上に誘引する作業です。

日当たり・管理場所

日当たりが理想。半日陰でも生育し、収穫はできます。雨が当たると果実が割れやすいので、ベランダ栽培の方が綺麗な果実が収穫しやすい。

ちなみに冬に室内に取り込んで越冬させることもできます。普通はしません。

作業

仕立てと、一番花の結実と摘果

一本仕立てにします。脇芽を取り除き、一本仕立てにして、果実を減らし、実を大きくして、味を濃くしましょう。

そうしていると最初の花が咲きます。最初の花は結実させた上で、実を摘むのがセオリーとされます。結実させるために、トマトトーンを吹きかけて結実させます。
トマトトーン
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芽かき

脇芽がたくさん出てきます。これらを放置していると、ツルボケしやすいので、不要な脇芽を落とし、一本仕立てか二本仕立てかにしていきます。

脇芽は指で摘んでいいですが、摘む前に手を洗いましょう。

収穫

開花から二か月で収穫します。赤くなってきたら収穫します。果実が重いと枝が折れるので、必ず支柱をして支えましょう。

収穫前に雨が降ると、皮が割れてしまうので、早めに収穫するといいです。

病気・害虫

アブラムシハダニコナジラミエカキムシハモグリバエ)・オオタバコガ・サビダニ・ウドンコ病灰色カビ病白絹病・黄化葉巻病・ウィルス病などが発生します。

最後に…

このページはかなり簡略化しています。より詳細な栽培のコツについては
を参考にしてください。
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