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灰色カビ病の生態と予防と薬剤のまとめ
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病害虫
…最終更新
2021-12-24
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目次
灰色カビ病とは
予防
薬剤・農薬
ベンレート水和剤
ワイドヒッター顆粒水和剤
ダコニール
トップジン
ベニカXファインスプレー
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灰色カビ病とは
灰色カビ病はボトリティス・シネレアという糸状菌(カビ)が発生させる
病気
。花・ツボミや果実・茎・葉が灰色のカビで覆われる。4月〜11月の気温が20度〜25度で、湿度が高く、風通しが悪いと発生しやすい。涼しくて、過湿な環境で発生するので梅雨と秋の長雨に注意すればいい。ビニールハウスなどの気温が高めで蒸れやすい環境では、早い時期(2月〜3月)から発生しやすい。
ひっくり返すと、枝をさばいて密生を避けて風さえ通せば発生はかなり抑えられる。
菌はどこから?
菌は落ちた枯葉・
花ガラ
や土壌に住んでいて、それが風に飛ばされたり、雨で泥はねするなどして葉っぱに付着して発症します。
台風
や強風などでも菌が飛んできて発症する。
症状
最初は褐色になり、腐敗して灰色のカビになっていく。
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予防
健康に保つのが最大の予防
植物が弱ると発生しやすいので、日光・水・
肥料
などの環境を見直します。株を健康に保つのが何よりの対策になります。連鎖障害も株が弱る原因となり、灰色カビ病発生の要因となります。
窒素肥料を抑える
窒素が多い肥料をやると発生しやすい。
風通しをよくする
密生して風通しが悪いと、発生しやすいです。枝をさばいて風通しをよくすると発生はかなり抑えられる。
殺菌剤を散布する
湿度が高くなる梅雨(6月〜7月)と秋の長雨に発生しやすいので、この時期に殺菌剤を散布しておくと予防はできる。
マルチング
など
菌は土・泥・落葉に住んでいるため、泥がはねないように静かに水をやったり、株元にマルチングをして、泥が跳ねないようにします。また、株の下葉を取り除くことで、感染をある程度防げます。発症した場合、病変部分を取り除くことで次の発症を抑えられます。
薬剤・農薬
灰色カビ病の薬剤には「予防」と「治療」があり、予防のみのタイプは発症後に散布しても治療効果はないです。発症後は予防・治療の両方の効果のあるものを使います。
一般家庭では灰色かび病の予防・治療のために薬剤を散布することはほぼないです。ただ、灰色カビ病に予防・治療効果のある薬剤は
ウドンコ病
などの他の病気に効果があるので、兼ねて散布することはよくあります。基本的に上記の予防(
剪定
・マルチングなど)をして、発症したら病変部分を取り除くくらい。
ベンレート水和剤
灰色カビ病以外にウドンコ病、黒星病、立ち枯れ病(フザリウム)、
炭そ病
、菌核病、萎凋病などの予防・治療に効果がある。水で薄めて散布すると浸透して効果が続く。
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https://www.sc-engei.co.jp/guide/detail/1512.html
ワイドヒッター顆粒水和剤
灰色カビ病以外に
ベト病
、ウドンコ病、炭そ病などに予防・治療効果のある殺菌剤。浸透して長く効果が続く。
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https://www.sc-engei.co.jp/guide/detail/3387.html
ダコニール
灰色カビ病以外に、ウドンコ病、モチ病、炭そ病、斑点病、ベト病などに効果がある。水に薄めて散布すると予防効果がある殺菌剤。
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https://www.sc-engei.co.jp/guide/detail/1498.html
トップジン
糸状菌の予防と治療に効果がある殺菌剤。灰色カビ病以外にも黒星病、斑点病、炭そ病、菌核病に効果がある。水に溶かして散布します。
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https://www.sc-engei.co.jp/guide/detail/1516.html
ベニカXファインスプレー
灰色かび病だけでなく、ウドンコ病・黒星病などの病気の予防だけでなく、
アブラムシ
・
エカキムシ
・
カイガラムシ
・
スリップス
・
ハダニ
・
ヨトウムシ
などの色んな
害虫
にも殺虫効果がある。
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楽天市場
https://www.sc-engei.co.jp/guide/detail/1241.html
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