畑・庭に出る害獣の一覧!対策は??
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畑・庭に出る害獣
都市部でも熊とシカ以外の害獣は見かけます。特に森林が近いとなおのこと被害に遭います。このページでは害獣たちと、その性質をまとめています。
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シカ
鹿(シカ)は見た目がよく、食べても美味しいが、畑を荒らす害獣。
非常に臆病なので人前に出てくることはほとんどないが、足跡が残っていて食害はされている。
効果のある対策は電気柵。周囲を高さ2mワイヤーメッシュで囲むとよい。でも2mくらいなら飛び越えるので、高さ20cmの網をその前に張っておくと歩きにくいので嫌がります。
ジビエの食材として食べることがありますが、E型肝炎に感染している個体がいて、それを生食すると食中毒を起こす。そうでなくても寄生虫・病原菌を持っているので食べる時は火を通して食べましょう。
シカは狩猟鳥獣に指定されているため、捕獲するには許可・免許が必要となっています。
足跡は5cm、歩幅は80cm〜90cm
ワイヤーメッシュじゃないとダメ。網は噛み切られる。
イノシシ
イノシシは猪突猛進というように、勢いよく突進して、簡単な柵は壊してしまう。なんでも食べるが、農作物は芋類・
落花生・
スイカなどをよく食べる。また、
ミミズを求めて土を掘り返す。
発情すると匂いがする。
イノシシは狩猟鳥獣に指定されているため、捕獲するには許可・免許が必要となっています。
もしも罠で捉えて、殺したイノシシを山の中に捨てると、熊が食べて、肉の味を覚えて、里に降りて家畜を襲うようになるので、山に遺骸を捨てるのは禁止されている。ただし、許されている区域もあるので、詳細は自治体に相談してください。
罠で捕らえたイノシシは地域の生肉加工店が引き取ってくれることがある。ただし、箱罠で無傷というのが条件。箱罠で捕獲する方法についてはyoutubeによくあるのでチェックするといいです。
周囲の
雑草を刈り込んで身を隠す場所をなくすことで予防はできます。その上で他の動物対策をかねて柵を設置します。周囲を高さ2mワイヤーメッシュで囲むとよい。ただ、ワイヤーメッシュなんて、大きなイノシシだと気休め程度にしかならない。そこで高さ10cmに編み目5cmの網を張ると歩きにくいので嫌がります。そうはいっても穴を掘ってしたから入ってくるので、穴を掘るところに足元に鉄条網を埋めておくとよいです。
犬の匂いをいやがるので、周囲を犬の散歩をするといいです。ただ、雨が降るとリセットされるので注意。
足跡は8cm、歩幅は狭い。
真夏は出現しにくい。
ハクビシン
果物を食べるという害もありますが、体が細く、頭が入るならどこでも入り込めるため、放置しているとイタチと同じように屋内に住み込んでしまいます。
ハクビシンは狩猟鳥獣に指定されているため、捕獲するには許可・免許が必要となっています。
忌避剤や大きな音が苦手で、しかも、警戒心が強いので、これで近寄らなくなります。捕獲には狩猟免許が必要ですので、免許がない人には忌避しかできないです。
イタチ
体長30cm〜40cm、細長い体で直径3cmの穴があれば家の中に入り込んで来る。基本的に単独行動をする。危機に陥ると非常に臭い屁をする。
イタチがいなくなっても別の動物が住むことが多いので、忌避剤などで追い出した後に侵入経路を特定して塞ぐべき。
イタチは肉は美味しいらしいが、屁が臭うので食べられることはほとんどない。
イタチのオスは狩猟鳥獣に指定されているため、捕獲するには許可・免許が必要となっています。猟期内か、猟期外でも許可を得た場合は罠を設置して捕まえることはできます。捕まえると屁をする。もしも室内で罠を設置すると匂いがすごいので、できれば戸外や生活範囲外に設置したい。
イタチは強い光が苦手なので人感センサーを設置すると予防できますし、イタチが住んでいる場所に設置すると来なくなります。また、忌避剤(木酢液や消毒液でも可)がありますので、これをまくといいです。
熊(クマ)
イノシシと比べると頻度は少ないが、意外と都市部でも出てくる。これは自治体に連絡してください。
クマは狩猟鳥獣に指定されているため、捕獲するには許可・免許が必要となっています。
サル
サルは頭がよく、罠にはほとんどかからず、柵をしても意味がない。
メロンやスイカが熟すのを待って、持って帰るくらいに賢い。食べない果実をもいで遊ぶなんてこともする。爆竹でも徐々に驚かなくなる。
見通しをよくするために草刈りをし、防獣ネットを設置して、電気柵を設置して、サルを発見次第、大きな音をたてて追い出します。それでも効果がないなら、銃で駆除するしかない…かなり厄介な害獣。
ちなみにサルは狩猟鳥獣に指定されていないため、捕獲するには許可・免許が必要ありません。
アライグマ
あらいぐまラスカルというアニメの影響で日本に輸入されたものが、日本のほぼ全土で帰化している。あらいぐまラスカルの最終回は「ラスカルを飼っていたが、ラスカルが大人になって攻撃的になるから、森に返さないといけない」という結末だったくらいに、見た目に反して攻撃的な性格している。
畑も食害するが、腐肉も食べる。骨をバリバリと食べる。猫なども食べる。
アライグマは狩猟鳥獣に指定されているため、捕獲するには許可・免許が必要となっていますので、忌避剤で追い出しましょう。
タヌキ
タヌキは日本に固有の動物で害獣。なんとなく見た目から人懐っこいイメージがあるが、人に懐かず攻撃的な動物。
タヌキは狩猟鳥獣に指定されているため、捕獲するには許可・免許が必要となっています。強い匂いが苦手で、木酢液・竹酢液・
ミントなどの匂いがすると近づかなくなるので、これらを散布しておくといいです。
白癬にかかってタヌキに見えないことがある。
キョン
キョンは動物園で飼育されていたものが脱走して帰化した動物。成体で13キロ程度の小型の鹿で、立派な害獣。キョンは狩猟鳥獣に指定されていないため、捕獲するには許可・免許が必要ありません。
アナグマ
アナグマは穴を掘って畑内に侵入するので、柵を設置しただけでは意味がないです。トタン板を設置します。
アナグマは狩猟鳥獣に指定されているため、捕獲するには許可・免許が必要となっています。
ちなみに食べると美味しいらしいです。
共通の対策
匂い
木酢液は強い匂いがして、他の動物が近付かなくなります。というか、人間でも嗅ぐと嫌な匂いですから、野生動物としては不愉快な匂いであるのは当然です。
木酢液は効果があるので、買っておいて損はないです。
雑草を刈って見晴らしよく
害獣たちは野生動物ですから、警戒心が強いです。隠れるところがあると、安心してて畑に近づいて来ます。そこで周囲の雑草を刈ることで隠れる場所がなくなり、近寄りづらくなります。これは全ての害獣の対策になりますので、必ずやっておきましょう。
ネット&電気柵
防獣ネット・防鳥ネットをかけ、電気柵を設置することで守ります。電気柵は地面の草が当たると電流が流れなくなるので、設置前に草刈りをしておく必要がある。草刈りして防草シートを設置しておくといいです。
泥棒(人間)が線を切って、畑を荒らすことがある。どうしようもないです。
鳥の対策
鳥は透明テグスを張ると効果があります。また防鳥ネットも。
餌をやらない
餌をやるというか、餌になるようなものを周囲に放置しない。野菜
クズを放置していると「ここに食べ物がある」と考えて学習してしまいます。
専門家に相談する
あなたの畑が被害に遭っているということは、その近隣でも同様に被害があり、放置していると被害が広がっていきます。専門家に依頼して駆除しましょう。
雑記
箱罠に餌を仕掛けておくと、猫がひっかかる。リンゴやバナナなどなら猫はひっかかりにくいが、それでも鳥や猫はひっかかる。
捕らえた動物は猟師に頼んで仕留めてもらう。猟期があるので、前もって調べておくといいいです。
近所の加工店で動物を処理してもらえるのですが、イノシシとかシカじゃないとやってもらえない。他の動物は小さくて、得る肉が少ないため。
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