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トゲがある植物

トゲは植物の防衛方法です。よってトゲがある方が植物としては自然なのですが、人間が怪我をすることがありますので、植える際によく考えてから植えましょう。ピラカンサスの類は放置していると、家の外まで伸びてしまいます。その枝で怪我でもしたら、裁判沙汰になるかもしれません(実際にあったかどうかは分からないけど)。そこで、棘の植物を植えるときは、家の外にはみ出さないようにするか、はみ出してもちゃんと剪定できるようにします。
ただし、ヒイラギなどを防犯のために植える人もいます。
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ピラカンサ

バラ科トキワサンザシ属の樹木。春に開花して夏に結実し、それが冬まで残っていて、実を鑑賞する。頑健で育てやすく、手間が掛からないこともあって、昔から庭に植えられる定番植物ですが、結構なトゲがあります。
ピラカンサとして流通している植物はトキワサンザシ、ヒマラヤトキワサンザシ、タチバナモドキとあるが、剪定時期が微妙に違う。
参考ピラカンサ
バラ類

バラ科の低木。通常のバラやミニバラの類は多少繁茂しても剪定すれば済むのですが、ツルバラは絡み合って管理も大変です。植えてはいけない植物によくあげられる。原種に近いものほどトゲが固く大きい。品種によってはほとんどトゲがないものもあります。
参考薔薇
ブーゲンビリア

オシロイバナ科の低木。春や秋に開花する園芸植物。華やかだけど実はトゲだらけ。植え替えのときに難儀する。ただしブーゲンビリアのトゲは育て方次第で減らせる。詳細は育て方(ブーゲンビリア)をどうぞ。
山椒

普通の山椒にはトゲがありますが、トゲの無い「朝倉サンショウ」というのもあります。一般的に流通している山椒の苗は大抵は朝倉。アゲハ蝶(ナミアゲハ・クロアゲハ・カラスアゲハ)が発生し、丸坊主にするので取り除くようにする。
参考山椒
柑橘系

トゲがある。その上、ユズは苗(種子)から育てて実がなるまでに時間がかかり、非常につらい思いをする。スーパーで売ってるグレープフルーツの種子を取り出して育てる人がいまして、発芽率が悪くなく、しかもよく生育するので喜んでいたら「いつまでたっても実がならない」というのはこのため。ちなみに柑橘系にはアゲハチョウがやってきて芋虫が葉っぱを食い散らかす。ユズだけでなく柑橘系はトゲが出る(少ないものもあるが基本的にトゲがある)。
ワルナスビ

ナス科の悪質な雑草。植えた覚えも無いのにトマトのような小さな実がなっていたらコレです。すぐに引っこ抜きましょう。ワルナスビは千切れた根からも再生するため、一度発生するとワルナスビと戦い続けて駆逐するか、除草剤で駆除するか、「土の総とっかえ」をするしかないです。トゲもありますので必ず手袋をしてください。
サボテン

一口にサボテンといってもトゲのないものや、あってもほとんどトゲとして機能していないものもあります。
参考サボテン
アザミ類

アザミ類はトゲがあります。アザミの別名はトゲクサ。アーティーチョークはイタリアンレストランで花びらをそいで食べる野菜。アザミの仲間なのでトゲがあります。一般的には植える植物ではないです。枯れた後の掃除でも怪我するので注意する。
ヒイラギ類

クリスマスホーリーなどと同様で葉っぱがトゲトゲ。そもそもチクチクするから魔よけで飾られたという経緯があるので、トゲがあって仕方ないですね。防犯のために植える人もいる。マホニアコンフーサ(細葉ヒイラギナンテン)にも葉っぱにトゲがあるが比較的トゲがなだらか。
ベリー系

ラズベリー・ブラックベリー・ボイセンベリーなど。繁殖しやすく、美味しい果実が取れますがトゲがあり、そのトゲが結構えぐい。管理(=剪定)できないなら植えない方がいいです。また、繁殖力もあって蔓延ります。
その他のトゲのある植物
サンザシ庭木に植えることがあるらしいですが、トゲがあります。
ボケ
意外と強いトゲがあるので、床の間に生ける材料として植えるならば、庭木にするよりは花屋さんで買った方が便利。
グミ系
ナツグミ
ナワシログミ
その他
アリドオシ、ザクロ、タラノキ、ニセジュズネノキ、ニセアカシア、ハリギリ、メギ、モミジイチゴ、ヤマウコギ、マツ(松類)、トウヒ、ハリブキ、イラクサ、クリ、アロエ
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