アメリカオニアザミ(雑草)の生態と駆除法

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アメリカオニアザミの基礎データ

アメリカオニアザミ
科名
キク科
属名
アザミ属
学名
Cirsium vulgare
別名
セイヨウオニアザミ
水やり
水不要
場所
外の日なた
難易度
チャレンジャー
アメリカオニアザミの開花時期…種まき時期…月別スケジュールです。

アメリカオニアザミとは?

アメリカオニアザミはヨーロッパ原産のキク科アザミ属多年草。荒地でもよく育ち、開花後にタンポポのような綿毛がついた種子ができて、広がっていく。外来種で日本に在来種を駆逐しつつある。要注意外来生物。基本的に育ててはいけない。日本のアザミとは違う。葉と茎に大きな棘があるので旧来のアザミとは全く違うのはすぐ分かる。

棘があり、シカも食べず、家畜(牛など)も食べない。そのため残りやすく、地上部を刈っても根が生きていると復活する。開花後に綿毛のついた種子で広範囲に爆発的に広がっていく。しかも発芽率が高い。
草丈50cmから150cm

性質

トゲが多い

アメリカオニアザミの葉にトゲがあり、棘が大きくて怪我をしやすい。日本でよく見られるノアザミにも葉のフチにトゲがあるが、アメリカオニアザミは葉っぱのフチ以外にも葉の表面に密生していて、トゲが多い。

ノアザミとの違い

ノアザミの開花時期が5月〜8月であるのに対して、アメリカオニアザミは7月〜10月と少し時期がズレていて、ノアザミが一個の花を咲かせるのに対して、アメリカオニアザミは複数の花を咲かせるなど、見た目がかなり違うので、何個が見ればすぐにわかります。

他のアザミの仲間については以下のページを参考にしてください。

繁殖範囲

北海道でよく広がっている。その他の本州・四国の地域でも見られる。

綿毛で増える

開花後に綿毛を飛ばす。開花したらすぐに刈り取って綿毛を飛ばさないようにすることで、翌年以降の爆発的な広がりは抑えられます。
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地下茎では増えない

地上部を刈っても根が生きている、また伸びてくるが、地下茎で横へとは伸びない。よって、根ごとスコップで掘り起こすと取り除くことができる。株が少ないのならスコップで取り除きます。

駆除

除草剤

葉っぱの表面にトゲ・毛が生えているため除草剤が葉に浸透しづらい。発生初期であれば、デスティニーWDGを散布する。
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その後はスペクタクルフロアブルを散布します。

スコップで掘るか、引っこ抜く

地下茎では増えないので、スコップで根ごと取り除くと駆除はできる。数株程度ならこれでいいです。手で引っこ抜いてもいいが、根が残ることがあって、そうなると抜いた意味がないので、スコップで周囲の土から掘って抜くのがオススメ。
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作業するときは手袋を

作業するときは手袋をします。厚手のゴム手袋か革製の手袋をする。普通の布製の軍手ではダメ(全く意味がない)。ゴム手袋や革製の手袋でも突き刺すことがある。また、ゴム長靴を這いて作業しましょう。
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綿毛を飛ばさない

アメリカオニアザミは綿毛で他の場所に飛んで生えるので、綿毛を飛ばさないのが抑えるポイントでもあります。草刈りして取り除いた株の花がすでに結実して綿毛になっていたら、飛んでいく可能性があるので、ちゃんと放置せずに飛ばないように袋に入れてゴミに出しましょう。

ゴミに出すときは、トゲが袋を突き破って作業員を傷つけるので、新聞紙でくるんで出しましょう。

最後に…

他に駆除の難しい雑草は以下のページを参考にしてください。
また、庭に植えると困るトゲのはる植物もまとめているので参考にしてください。
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