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食べた果物の種から育てられる植物

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目次
果物から育つか?
発芽するもの
その他・雑記
追記
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果物から育つか?

種子から育てる
スーパーや八百屋で売っている果物や野菜を食べた後の種子は発芽するものが多いです。ですが、輸入品の果物は日本では栽培できないものが多く、発芽しても収穫までは到底不可能です。また、種子を発芽させても、その種子はその果物や野菜の性質をそのまま受け継いではいません(味がイマイチとか、実が大きくならないとか、病気に弱いとか)。よって、結実しても美味しく無いでしょう。ただ、話としてはかなり面白いですから、挑戦してみるのもいいでしょう。ようはそのくらいのことです。

このページは種子から育てるのをテーマにしています。
参考
食材の残りから育てる野菜・果物
食べ残しの一部分から再生する植物をまとめたページです。
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発芽するもの

植物名オススメ備考
ライチ発芽はする。冷凍したものでも発芽する?ことがあるらしいが当然生の方が発芽しやすい。収穫までは無理。
アボカド発芽はするが収穫までは厳しい。発芽方法はアボカドのページを参考に。
発芽するし、収穫までは3年か4年。果実としては早い。割って中を取り出して薄皮を剥くと発芽しやすい。
柑橘系デコポン・キンカン・グレープフルーツ(収穫まで25年以上・トゲがすごい)・ユズ(収穫まで18年)・レモン・柑橘系は収穫間10年以上かかるので、育てるならシンボルツリー感覚で。発芽は非常に簡単。アゲハチョウが来ます。
ビワ種子から発芽して育ちます。葉っぱも実も体に良いです。果実の味は好みが分かれる。
ナス科ウリ科トマトカボチャキュウリヘチマゴーヤオクラピーマンパプリカトウガラシなど。パプリカやトウガラシは、非常に簡単に元の個体と同じようなものが収穫できる。
サクランボ冷蔵庫で2ヶ月、乾燥させないようにして冷やさないと発芽しないとされるが、庭に適当に撒いておけば発芽する。割って薄皮を剥くと発芽しやすい。アメリカンチェリーも。収穫まで行ける。
マンゴー発芽はするが、寒さに弱いので冬を越せない。鉢植えにして冬は室内へ。
イチジク×干したイチジクの種でも発芽する…らしい。日本産のイチジクの果実の種子は受分していないので発芽しない。イチジクは根が強く、コンクリートをカチ割るので、庭植えはよく考えて。
ブドウ発芽しますし、うまくすれば収穫も可能。ドライフルーツの種子からも発芽することがある、らしいです。問題は育てる場所。ツタが伸びて家を圧迫するかも。
リンゴ発芽するし、収穫も出来ますが、暖かい地域では育たない。発芽するには寒さにあてないといけない。
ネクタリンバラ科植物でリンゴや桃に近い。発芽して収穫まで可能。
ドラゴンフルーツゼリー状の果肉を全部落として蒔くと発芽する。発芽までは一ヶ月。発芽率は高い。結実にはいろいろと条件がある。面倒。
干し柿でも発芽する、らしい。
ブルーベリー発芽率は良い。冷凍しても発芽するらしい。撒くときは土のPHに注意。
パパイヤ寒さに弱い。品種によって「雄花だけ咲く株+雌花だけ咲く株」の場合があって、発芽させても、全部の株が「オス」だと実がならない。ちなみに受粉しなくても「実」はできます。種子はできませんが。だから「メス」だけなら収穫は可能。ただおいしくない。
ナシ(梨)
パッションフルーツ二株植えないと実ができない品種と、一株で実ができる品種がある。室内で冬越しさせる。
ポポーポポーが流通してないが、手に入れば種子から育てられる。
デーツナツメヤシの実。

その他・雑記

食べた果物の種から育てられる植物:その他・雑記
その他・候補
キウイ、イチゴメロン、梅干し、スイカスモモカリンアンズパイナップル、グミ、スイカ、オレンジ
雑記
●ネットでは発芽した、という書き込みはあるが、「実がなった」という書き込みはビワくらいのもの。桃とかリンゴとか、収穫できるものもありますが、収穫までの期間が長く、それまで気候の変動で枯れることが多い。
●本気で収穫を考えて取り組まないで。趣味にしましょう。
●寒さに当たらないと発芽しないものが多い。
●冷蔵庫に入れておいて、春に撒くというのが多いが、冷蔵庫内は乾燥していているのでカラカラになったり、乾燥対策に水につけておくと、カビて腐ったりとうまくいかないことが多い。どうせ食べて余った「種子」なのだから、庭に適当に撒いて、発芽したらラッキーくらいの気持ちが健康的。
●スモモはプラム(日本スモモ)とプルーン(西洋スモモ)に分かれて味が違う。プラムの一種が「ソルダム」。
●種を割って薄皮を取ったほうが発芽しやすい。
●種子から育てることを「実生」といいます。実生で作った果物はおいしくない、というのが普通です。
●F1品種というのがあって、その子は親の生育を受け継がない。よって種子から育てたものは親の性質を受け継がないので、美味しくない。イチゴとか。
●おいしい品種ができたら、挿し木挿し芽接木…つまり「クローン体」で増やす。ホームセンターで売っている苗は、そういう「木」ばかり。
●よって苗木を植えるのは、「育てるのが難しい発芽直後を短縮」というだけでなく「おいしく優れた品種」を提供する意味がある。実は「おいしい」の方が目的としては大きい。

追記

ユーザーさんからのメールで7月に食べたスイカの種子を蒔いて育ててるって人がいました。
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