イチゴの栽培(一季なりイチゴの育て方まとめ)

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イチゴ(苺)

イチゴ
科名バラ科
属名オランダイチゴ属
学名Fragaria ananassa
別名
水やり水を好む
場所外の日なた
難易度中級者向け
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開花
植え
肥料

目次

  1. イチゴ栽培の特徴
  2. イチゴの水やり
  3. イチゴの肥料
  4. 管理場所
  5. イチゴの植え付け・植えかえ・種蒔き
  6. 花芽ができる(10月〜11月)
  7. 敷きワラ・マルチ(11月〜3月)
  8. ランナーや花芽の処理(9月から2月)
  9. イチゴの冬の管理(12月〜2月)
  10. 開花(2月下旬〜4月)
  11. 追肥(3月〜5月)
  12. 受粉(3月〜4月)
  13. 収穫(4月〜5月)
  14. ランナーから子株を増やす(6月から9月)
  15. 夏越し(7月〜8月)
  16. その他
  17. 病害虫
  18. SNSボタン・関連記事
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イチゴ栽培の特徴

イチゴ栽培の特徴
文章の修正概要
イチゴはバラ科多年草。栽培自体は難しくないが甘く大きく育てるには日光・温度・肥料・受粉・水やりで細かい管理が必要になる。
イチゴが花を咲かせる要因は日照時間の短さ(12時間)とほどよい気温。気温は15度くらいで高すぎても低すぎても駄目。よって一季成りでも条件が揃えば何度か実が成ります。四季成りは比較的条件がゆるい、というだけ。四季成りは夏まで実が成ります。一季なりの方が育てやすく、四季なりの方が難しいので初心者は一季なりで。四季成りでは「夏姫(品種名)」が甘くてよい。
イチゴの育て方のまとめ
●育てるのは難しくないが、美味しく作るのは難しい。
●鳥対策が必須。
●日当たりで管理。
●ランナーとは反対側に実を多くつける。
●水のやりすぎに注意。水を控えると甘くなる。
●花や実は間引きを行う。

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イチゴの水やり

文章の修正畑の水やり
畑の場合は自然に降る雨だけでほぼ大丈夫。あまりに乾燥するようなら水やりをします。
鉢(プランター)植えの水やり
やりすぎは根腐れの原因になりますので、水やりは必ず土が乾いてからやるようにしてください。鉢植えの場合は土が濡れているのにジャンジャン水をやっていると簡単に根腐れします。また、水をやる際は葉っぱ(とりわけクラウン=中央の新芽のあるところ)水がかからないようにします。全体が水にぬれたり、地面などにあたって跳ね返った水が付着すると、病気になることがあります。
●イチゴは水を控えると甘くなります。でも控えすぎて枯らさないように。
●逆に夏は水切れ注意。

イチゴの肥料

文章の修正肥料は
肥料は開花後に肥料を与えてください。ホームセンターに野菜用のものがあります。イチゴ専用肥料なんてのもあります。また、生育期間中(春から夏)に液肥をあげます。特に開花したときに液肥をあげると甘くなります。化学肥料は味が…と言いますが、リンが無い肥料だと葉っぱしか茂らないので最初は有機は避けたほうがいいです。
●肥料焼けを起こしやすいので、化成肥料は控えめに。有機肥料をやる場合は、土によく混ぜて時間を置いて馴染ませてからにする。
家庭菜園で数株育てるなら普通は液肥。
●畑の場合、1回目の追肥は植え付けしてから1ヶ月後。2回目の追肥は2月〜3月。3回目の追肥は3月〜4月(実を太らせる)と三回追肥する。量は控えめにするし、3回もする必要もないので、自己判断で。もしくは葉っぱの色が鈍くなったり黄色くなったら、肥料を少量やるようにする。

管理場所

文章の修正とにかく日当たりへ
真夏以外はイチゴはとにかく日当たりで管理します。イチゴは日照時間と気温を条件として開花します。10度から15度で12時間の日照、20度になると8時間くらいの日照でも開花します。
真夏は半日陰の涼しいところで移動できるなら移動させます。品種や環境によっては同じ場所でも問題なく夏越ししますが、暑さで枯れることもあります。

イチゴの植え付け・植えかえ・種蒔き

植え付け時期(9月〜10月)

文章の修正植え付け時期
子株の定植は休眠する11月まで可能だけど、春の動きが遅くなる。できれば9月までに定植して、充実させつつ11月まで脇芽取りしつつ、充実させる。9月〜10月に苗が流通するのでこれを植えてもいい。
●春に流通している苗は四季なりか、ランナー取りの苗。

用土

文章の修正用土は市販の培養土
市販の花と野菜の培養土で植え替えします。自作する場合は赤玉土6腐葉土4を混ぜたものか、赤玉土6ピートモス(調整済み)4を混ぜたものを使います。市販の培養土が結局安上がりです。
●去年使った土にリサイクル剤を混ぜたものでも可。

植え付け

文章の修正庭植え
畑は植え付けの2週間前に苦土石灰を1平方mあたり100g。植え付けの1週間前に元の土に対して2割から3割ほど腐葉土を足して、有機肥料を100g入れてよく混ぜて用土とします。

用土を半分穴に戻して、株を植え付け、最後に水をやります。

イチゴの苗は根元にクラウンがあり、ここに生長点(ここからランナーが出る)があり、その部分に土がかぶさっていると成長が止まってしまいます。最悪枯れることがあります。
●花・実はランナーと反対に出るので、ランナーを北側&花を南側に向ける。
石灰は硫酸苦土・炭酸石灰を合わせて100gでもいいです。苦土石灰だとアルカリ性に傾きがち。
●植え付けの時は肥料は控えめにする。イチゴは肥料が効きすぎると病気になりやすく、10月〜11月に肥料(窒素)が多いと花芽がつかなくなる。元肥は1ヶ月かけて土に馴染ませるのが好ましい。化成肥料と有機肥料なら、有機肥料を使うか、化成肥料であれば控えめにする。
堆肥ではなく腐葉土が好ましい。

鉢植え

文章の修正鉢植え
プランターでもストロベリーポットでもいいです。土の量が多い方が収穫量は増えるが、土の量が少ないなら少ないなりの収量になる。
鉢の底の穴を網で塞いで、その上に軽石を2cmほど入れ、その上に用土を入れて、株を入れて、隙間に用土を入れて、最後に水をやる。株の根本のクラウンが埋まらないように植え付けます。
●鉢植えよりは畑の方が収穫量が多いので出来るなら畑(地植え)で。
●植え付け・植え替え直後は活着するまでは水やりを控える。控えた方が根が広がり、活着しやすい。

花芽ができる(10月〜11月)

文章の修正花芽分化条件
昼の日照時間が12時間以下になり、気温が5度〜22度になり、窒素が少ない状態で成長すると花芽分化される。露地栽培では10月〜11月あたりに花芽ができる。

9月から11月あたりに花芽が出てくることがあるが、開花させないで摘んでしまう。この花は結実しても温度が不足して、大きくならないので露地栽培では摘んでしまう。花芽分化は10月〜11月に終わっているので、年内の開花が多いと2月〜3月の本来の開花は減る。
●四季なりイチゴの花芽は一定の温度さえあれば分化する。よって夏〜秋も結実する。

敷きワラ・マルチ(11月〜3月)

敷きワラ・マルチ(11月〜3月)
文章の修正敷きワラ・マルチ
株元に敷きワラします。ワラを敷くことで防寒にもなりますし、泥ハネを防ぎます。植え付けの時にポリマルチをしていたなら不要。
●ポリマルチの代わりにワラやイネ系の雑草を刈ったものや新聞紙でも使える。

ランナーや花芽の処理(9月から2月)

文章の修正ランナーや花芽の処理
12月までに出るランナーは取り除き、元株の充実を優先させる。ランナーにも葉っぱはあるので「伸ばした方がいい」と考える人もいるが、取り除くのが一般的。

また、10月から1月までに出た花芽は摘む。この時期に開花しても気温が足りず、実が育たないため。
芯止まり…イチゴは花芽と葉っぱをセットにして何度も出す。新しい葉っぱが出ることで、次の花芽&葉が出てくる。ところが芯止まりになると花芽は出ても新しい葉っぱが出なくなり、生育が止まる。また、脇芽がランナーになりがち。原因は肥料(窒素)が不足したため。追肥することで予防・改善できるが、回復まで時間がかかるので、芯止まりになったら、引っこ抜いて別の苗を植える方が早い。予備の苗がない場合はランナーを育てなおす。

イチゴの冬の管理(12月〜2月)

イチゴの冬の管理(12月〜2月)
文章の修正
マイナス5度〜マイナス6度まで寒さには耐える。冬はロゼットと呼ばれる小さな葉で地面に張り付いて休眠状態となります。生育は鈍くなります。雪に当たると傷むので雪には当てないようにする。雪が降る地域ではプランターにして軒下で管理するか、ホットキャップをかぶせて雪避けにする。ホットキャップはホームセンターに売ってます。
●冬に流通する実が付いたイチゴはハウス栽培ですから、寒さに当てるとすぐに傷んでしまいます。
●イチゴは5度の寒さにあたらないと開花しない。品種によって200時間だったり400時間だったりまちまちだが、寒さにはあてないといけないので、必ず戸外で管理する。
●2月に傷んだ葉・枯れた葉を取り除き、綺麗にします。風通しをよくすることで病害虫対策になります。

開花(2月下旬〜4月)

開花(2月下旬〜4月)
文章の修正2月下旬〜4月に開花したものを受粉させて4月5月に収穫する。

10月〜11月に花芽ができるので11月〜2月上旬の寒い時期に開花することがあるが、このまま生育しても温度が足りず、実が育たないので休眠時に開花したものは摘んでしまう。温室で十分な温度があるのであれば、結実させて収穫は可能。
●まだ寒いのに開花したら、花茎が伸びずに土にくっつくことがよくある。実が土に汚れるので取り除いた方がいい。土や泥や虫が気にならないならそのまま育てる。

追肥(3月〜5月)

文章の修正追肥
2月下旬〜3月に開花が始まったら、10日に一回程度、薄い液体肥料(1000倍)をやります。肥料切れで葉っぱが黄色くなってきたら液体肥料をやるぐらいの感覚でもいい。もしくは薄めにして調節する。液体肥料は即効性があり、長々と効かないので、肥料控えめのイチゴには適している。反対に固形肥料はある程度、栽培経験を積んでからの方がいい。

肥料が多いと甘みが落ちるので控えめがコツ。でも切れると葉っぱが黄色くなるのでうまく対応しましょう。感覚は何度も育てて掴んでいくしかないです。
●固形肥料は株元にはやらない。根が肥料焼けする。
●肥料は控えめにする。液体肥料をちょいやるか、鶏糞をちょいやるか、控えめにする。量が多いとウドンコ病など病害虫が発生しやすい。
●控えるが、途切れないのが実を大きくするには理想。
●追肥はなくても畑ならばイチゴ自体は育つ。

受粉(3月〜4月)

受粉(3月〜4月)
文章の修正人口受粉
3月には葉っぱが出て、花が咲きます。花が咲いたら、綿棒や筆や耳掻きの梵天などで受粉させます。イチゴの花は一つの花にメシベとオシベがあるのでこれをコチョコチョっとすれば受粉します。受粉に失敗すると実の形がイビツになるので満遍なくしっかりとしましょう。受粉に適している温度は15度〜25度。メシベを傷めると変形するので優しくやる。
●蜂などの虫に受粉してもらってもいいが、イビツになりがちなので、綺麗な形状で収穫するなら人工授粉する。
●自家受粉でいいです。他の株の花粉を当てる必要はないです。

収穫(4月〜5月)

収穫(4月〜5月)
文章の修正収穫
開花から40日ほどで収穫です。開花が3月の場合、4月から5月が収穫になります。赤くなり、甘い香りがしたら収穫します。

あれだけの甘い匂いですから、ベランダで育てていると鳥に食べられることがあります。恐れがある場合はネットを張って防御します。鳥はイチゴの赤くて甘いところをつつくだけで、跡が非常に見苦しく、腹立たしい。

4月から5月にイチゴの収穫が終わると、6月以降にはランナーが伸びて、そのランナーを育てて新しい株を作ります。
●夜の温度が低いとイチゴは甘くなる。
●肥料・水が多いと甘みが減る。肥料・水を控えることで甘くなる。特に収穫が近い…数日前から水を控えるとよい。
●4月以降、葉っぱがよく繁りすぎると、風通しが悪くなり病害虫が発生しやすいので、葉っぱを間引くといいです。

ランナーから子株を増やす(6月から9月)

ランナーから子株を増やす(6月から9月)
文章の修正イチゴは栄養繁殖
イチゴには茎(ランナー)が土に触れているとそこに根が生えてきて、それが新しい株になります。ランナーから最初に出来たものから一次株、二次株とします。

イチゴ栽培家がランナーで株を増やす理由
イチゴは古い葉や根を捨てて、新しい葉や根を増やします。葉っぱはむしれば済みますが、根は地下に残り、掃除できません。それで役に立たない根が増えて生育が阻害されます。ありていに言うと老化です。つまり親株はいずれ、消えてしまいます。

そこでランナーで翌年以降の株を確保する必要があります。また古い株はウィルスや病気に掛かっている確率が高くなり、それは子株に確実に感染します。親株は来年とは言いませんが、いずれ廃棄するものと考えてください。
●イチゴの表面の種子を外して、土に撒くと発芽します(光で発芽するので土は被せない)。発芽率は80%と高いのですが、栄養繁殖は親株のクローンで性質を受け継ぎますが、実生は性質が一定ではないので、普通はしません。
●親株は翌年以降は病気になりやすく、味が落ちるので使わないことも多いですが、収穫しようと思えば数年ほど可能です。長く栽培していると木のようになります。

ランナーから株を増やす方法

文章の修正ランナーが伸びたら、それを土に密着させます。浮いてしまうならU字に曲げた針金で土に密着させれば、そこで発根して、葉っぱが生えてきます。大体は黒ポットに土を入れて、そこに発根させます。

葉っぱが四枚以上になったら株を切り離して植え付けをします。親株もエネルギーが切れてなかったら実が付きます。意外と簡単に育ち、栄養系繁殖――つまり全てクローンなので、遺伝的には同じくらい甘いものが出来ます。
●ランナーの子株は親株の病気を受け継ぎやすいので、孫株(二番目の株)、ひ孫株(三番目の株)を使うといい。
●ランナーを水に挿していると発根する。
●ランナー出ない品種は株分けする。

夏越し(7月〜8月)

文章の修正夏は半日陰などで
夏は高温に弱いので涼しいところで管理します。傷んだ葉っぱを取り除き、風通しをよくする。品種・株によっては枯れてしまうが、風通しよく涼しくすれば大体は夏越し可能。

その他

文章の修正葉っぱの先が白い?
葉っぱのギザギザが白くなっているのは病気じゃなくて、溢液現象です。根と葉っぱの元気が良くて、水分があふれ出した後に乾燥して白くなっただけです。元気な証拠です。

病害虫

文章の修正病害虫・害獣
ウドンコ病・炭そ病灰色カビ病アブラムシハダニナメクジコガネムシネキリムシ)などが発生する。アライグマや鳥が実を食べる。
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