芯止めの意味・メリット・手順のまとめ

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芯止

芯止:芯止
このページでは芯止めについてまとめています。ここでの芯止は樹木の大きさを抑制する目的のものです。脇芽を出させるための切り戻しは「摘芯」を参考にしてください。
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最初に簡単にまとめ

●芯止めは樹木の一番高い枝を切ることで高さを抑制する作業。
●芯止は樹木の成長を止めるわけではなく、抑制するだけ。
●方法は一番てっぺんの芯を切ってしまうだけ。
●切った後の切り口には癒合剤を塗るといい。
●大きな樹木はご近所トラブルの元。

芯止の意味・目的

植物はもっとも成長する部分…成長点がもっともよく生育し、他の部分は勢いが弱くなっています(頂芽優勢)。なので放置すると(普通は)円錐形(紡錘形=涙型)になっていきます。そこで成長点を切って、脇芽を出させたり、他の部分にまで栄養を回させます。この措置を芯止め、もしくは摘芯とも言います。
その中でも樹木の大きさを抑制するためにするものを「芯止め」と呼ぶことが多い。
●芯止と摘芯は同じ意味。
●ガーデナーは芯止で大きさを抑制することが多いので「芯止=大きさを抑制する」と受け取るが、例えば果樹園の人の場合は芯止で脇枝を出して花・果実を増やし、収穫を増やすためにする!と考えることも多い。
●うちのサイトはガーデニングのサイトなので「芯止=大きさを抑制する」ものとしています。

芯止のメリット

大きさを抑える

低木と呼ばれる樹木でも3mになるものもあり、2mを超えると管理がしにくい。中には放置していると5m以上、10m以上なんてのもある。庭を圧迫しない程度に収めたい。また、大きな樹木は隣近所に迷惑をかけることもあり(落葉・日陰・その他)、庭に収まる大きさにしたい。なので、せいぜい高さ2mが限界。とにかく芯止で小さくまとめるのは、とっても大事。

近所トラブルを避ける

落葉樹が大きく育ち、秋から冬に大量の葉っぱを落とす。その葉っぱが自分の敷地内に留まればいいのですが、風で飛んでいくこともあり、その落ち葉が隣人の庭に落ちて、その葉っぱを隣人が掃除していれば、徐々に不満がたまることもある(そういう人もいる)。落ち葉が雨樋(アマドイ)に詰まることもある。その原因があなたの庭木ならどうでしょうか。隣人トラブルの原因になりかねない。だから「芯止」で庭木を小さくまとめた方がいいのです。

その他のメリット

●庭木の枝が伸びて、隣家の日当たりを悪くすることもある。
●庭木の枝が隣の庭を侵食することもある。
●庭木が結実し、その落果して汚すこともある。
●落果した実の中の種子が発芽して、林家の庭に植えた覚えのない木が生える。
●庭木を植える以上は完全に回避はできないが、芯止をすればある程度は回避できる。何にもしないでトラブルになれば、怒られてもしょうがない。

芯止の手順

幹のてっぺんを切る…それだけ

芯止:幹のてっぺんを切る…それだけ
樹木のてっぺんの「一番高いところ」を目的の高さに切ってしまう。ただそれだけ。3mのものを2mにすることもできる。もちろん急激に短くすると不恰好になるので、2mに抑えるのであれば2mに達したら芯止を行うようにするのが普通。
●3m以上になったら、素直に業者にお願いした方がいい。脚立を立てて作業をして、ひっくり返って骨折することがあるし、大きく育った枝は非常に太く、また硬いため、一般人には厳しい(一般人には道具がない)。
●芯止をしたら、別の枝が芯になる。それで予定の高さに達したらまた、その芯を芯止する。これを繰り返し、高さを抑えていく。
●それ以上伸びなくなるのではない。

切り口には癒合剤

できれば切り口には癒合剤を塗っておきます。癒合剤は切り口から雑菌が入らないようにするためのもので、ホームセンターに売っています。
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道具を整備

芯止に使ったノコギリやチェーンソーには樹液がついているので、よく拭き取り、メンテナンスを行ってください。
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