マンゴー(菴摩羅・菴羅)

科名 | ウルシ科 |
属名 | マンゴー属 |
学名 | Mangifera indica |
別名 | 菴摩羅・菴羅 |
水やり | 水を好む |
場所 | 外の日なた |
難易度 | 上級者向け |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | |
開花 | ||||||||||||
植え | ||||||||||||
肥料 |
目次
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マンゴーの育て方

植えるならアップルマンゴー
マンゴーと言われるもののうち、日本で流通しているのはほとんど「アップルマンゴー」です。よくテレビで見る宮崎特産の「太陽の卵」もアップルマンゴーの一種。大きくなるのですが、鉢植えにすれば小さくまとまり、梅雨時期に雨を避ければ実を付けることも十分可能です。そんな大量に作らないならば、筆で人工授粉させてやればいいです。雌雄同株なので一本で実が成るのも嬉しい。
寒さに弱い
生育温度は20度から30度。問題は冬。5度以下になると枯れてしまいますし、霜にあたるとアウト。そこで暖地以外では室内で管理することになりますが、日光が不足すると弱ってきます。暖地以外では冬の管理が大変なので育てない方がイイです。まぁ、マンゴーを買った方が早いですし安いですし(それを言っちゃお終い)。
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水やりと肥料
庭植えした場合は、一旦根づいてしまえば水をやる必要はほとんどありません。ただし、実が付いてからは水切れしないように水をやるようにしてください。鉢植えの場合は土が乾いていたら水をしっかりとやります。土が濡れているなら水をやらないようにします。これを基本とします。
冬の水やりに注意!
冬は水を控えます。冬に水を控えるのは「花芽分化」を促すためです。肉眼では分かりませんが、冬の間に「花のもと」のようなものが枝に出来ています。この時期に水を控えることで「やばい!子孫を残さないと!」とマンゴーが考えて(?)花を沢山つけようとします。
11月から3月までは水を控え、土が乾いてから数日たって水をやる程度にします。
花が咲いてからは水切れに注意!
3月以降、気温が上昇してきて、水の蒸発量が増え、花を咲かせ、実を太らそうとマンゴー自身もしっかりと水を吸い上げます。そのために水切れが起きやすくなり、この時期に水が切れると生育不良を起こしてしまいます。あくまで根ぐされしないよう――水をしっかりとやってください。目安としては春は晴れたら毎日、夏は朝と夕方の二回です。受け皿に溜まった水は捨ててください。
肥料
春から夏に掛けての生育期に化成肥料をやります。量は大体一握り程度ですが、各肥料の説明書きなどを参考にしてください。冬は肥料をやらないでください。
植え付け・植えかえ・種蒔き
果樹用の培養土で最近は果樹用の培養土というのも出回っていますのでこれを利用します。花と野菜の培養土ではちょっと水はけが悪いです(かといって枯れるわけではないですが)。
自作する場合は、赤玉土3鹿沼土3腐葉土3パーライト1を混ぜて作ります。
苗木の購入がいいけど種子からも
苗木を購入して鉢や庭に植えるのが一番妥当です。
果実から種子を取り出して、20度以上の環境で赤玉土単用の上に置いて乾かないように管理していると芽が出ますので、これを植え替えることでマンゴーを育てることも出来ます。赤玉土じゃなくても水に浸していても芽が出るらしいです。植え付け時期は春から夏。結実までは3年ほどかかります。
鉢は二年に一回植え替えを
発育が早く、二年で根が一杯になります。根が傷つくと復活まで時間が掛るので古い土は落とさずに、一回り大きな鉢に植え替えます。根詰まりを起こすと水切れが起きやすくなり、生育に問題が出ます。根詰まりを起こすと花が咲きやすくなるらしいのでサインとして参考にしてください。植え替えは春から夏です。
管理場所・日当たり
日当たりで管理します。日光が不足すると生育不良を起こしますし、実がおいしくなりません。問題は冬の管理
冬の気温が5度以下にならない暖地であれば、戸外で管理したり、庭植えも可能です。問題は霜が降りるような地域です。必ず室内に取り込んで、日当たりで管理します。
その他
剪定は冬邪魔な枝を落とし、風通しをよくする程度にします。
枝が少ないと感じたら、枝先から三分の一ほど切り戻すと枝分かれして増えます。
沢山実を付けすぎないように
花が大量に咲くので、沢山実が成ることがあります。しかし大きな樹ならいいのですが、鉢植えならば間引いてやらないと大きく育ちません。10号鉢(直径30cmの鉢)に植えても収穫できるのは最終的には三個。親指程度に膨らんだらよく吟味して間引きしましょう。
特徴・由来・伝承
原産地はインド・インドシナ半島とされています。インドでは4000年前から栽培されています。学名の「インディカ」は「インドの」という意味合い。ウルシ科でかぶれる人もいます
微量ながら「ウルシオール」を含んでいて、食べるとかぶれる人がいます。口の周囲が真っ赤になります。またそういった発疹の症状が出ない人でもお腹を壊す人もいるらしいです。でも美味しいんですよねー。
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