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ハゼノキ(櫨の木)の育て方

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ハゼノキ
目次
ハゼノキ(櫨の木)とは?
水やり
肥料
植え付け・植えかえ・種蒔き
管理場所・日当たり
剪定
芽摘み
病気・害虫
特徴・由来・伝承
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学名などの基礎データ
ハゼノキの開花時期…植え付け・植え替え時期…肥料時期…剪定時期…月別スケジュールです。最終更新
植物名
ハゼノキ
科名
ウルシ科
属名
ウルシ属
学名
Toxicodendron succedaneum
別名
ロウノキ
水やり
水を好む
場所
外の日なた
難易度
チャレンジャー
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ハゼノキ(櫨の木)とは?

ハゼノキは本州関東以西・四国・九州・沖縄・台湾・中国・東南アジアに自生するウルシ科ウルシ属の雌雄異株の落葉高木。ウルシほどではないですが、触るとかぶれます。ですが、よく店舗などで市販されているハゼの木に触ってもかぶれません。これは、ハゼとして販売しているモノが、実際にはヌルデだからです。

ヌルデはウルシオールの成分が少なく、触ってもかぶれるひとはマレで、安全です。紅葉はハゼと同様にキレイですが、本来のハゼは(画像のような)曇りもない紅葉を見せるのに対して、ヌルデは黒点が残ります。きっとウルシオール(かぶれる成分)が少ない為に病害虫にやられやすいのでしょうね。
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ハゼとヌルデの違いについてはハゼとヌルデの違いを参考にしてください。
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水やり

土が乾いていたら水をしっかりとやってください。鉢植えの場合は、鉢底から水が染み出す位にしっかりとやってください。

夏は乾燥するため、朝と夕方の2回、水をやり、それでも水切れするなら半日陰〜日陰に移動させてください。

冬は落葉していますし、活動が止まっているので水やりは控えめにします。土が乾いてから2日か3日たって水をやるくらいにします。

肥料

肥料が無くても構いませんが、春から夏の成長する時期に緩効性肥料(化成肥料)を根本に少量やるか、液肥を二週間に一回ほどやるなどして成長させると、秋の紅葉がキレイになります。ただ、肥料があるとよく育ち、盆栽仕立てにしていると邪魔になるので、控えめにするか、一切やらないでいいです。

植え付け・植えかえ・種蒔き

時期

植え替え時期は生育が始まる前の3月〜4月か、生育が終わる9月〜10月です。小さく仕立てている場合、根はあまり伸びないので、頻繁に仕立てる必要はないです。2年か3年に一回、植え替えをします。

用土

土質は選びません。鉢植えにする場合は市販されている花と野菜の土で植え付けをしてください。

鉢植え

鉢底の穴を鉢底ネット(鉢底網)で塞いで土が出ないようにしてから鉢底石(軽石)を2cmから3cmほど入れて、軽石の上に土を入れ、株を入れて、隙間に土を入れていき、最後に水をやります。鉢底から水が出るまで水をやってください。
ハゼは根は少ないので、底浅の鉢でもいいですが、その場合は水切れが起きやすいので、水やりに注意してください。
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庭植え…伐採と駆除について

種子を鳥が運び、覚えも無いのに庭に生えていることがあるくらいに、繁殖力のある厄介な植物です。樹高は5mから10m。ヌルデも同じ。大きくなる上にかぶれるのでハゼは庭木としてはオススメできるものではない。

基本的に植えないようにし、不本意に生えてきた場合でも自力で駆除しないようにします。ハゼはカブレるウルシオールという成分を含み、伐採するだけでもカブれ、燃やすと煙が呼吸器に入って、危険ですので、業者に依頼しましょう。

管理場所・日当たり

春・秋・冬は日当たりで管理します。夏の直射日光にも負けませんが、西日に当たりすぎると紅葉が鈍くなるので避けましょう。鉢植えの場合は、あまりに直射日光が強いと土の乾燥が早く水切れが起きやすく、水切れすると紅葉が鈍くなる。半日陰〜日陰に移動させるのも手です。

秋になると紅葉します。ハゼは暖地でも紅葉し、気温の寒暖差で徐々に紅葉するため、場合によっては8月に紅葉し始めることもあります。

冬には落葉します。関東より西の山に生育するくらいですから、寒さには弱いです。寒冷地で栽培する場合は、室内に取り込み、関東以西なら、霜の当たらない軒下で管理します。

剪定

ハゼはあまり枝ができづらく、スっと伸びて、枝先に葉っぱをつけます。落葉時期の2月に希望の高さに剪定します。剪定しても枝は年々太くなり、葉も大きくなっていきます。

5月〜6月に不要枝を落とし、大きな葉っぱを落として、小さな葉っぱを出させて、全体をかわいくまとめるといいです。

芽摘み

盆栽で仕立てる場合、6月に芽摘みをします。新芽が開いて硬くなったら摘み、1枝に葉っぱを2枚ほど残す程度にします。これで枝の成長をおさえて、暴れないようにまとめます。やらないとどんどん大きくなります。

剪定するときは、かぶれの成分が出ているのでゴム手袋をして、作業しましょう。

病気・害虫

ほとんど見られない。

特徴・由来・伝承

ウルシの仲間で、樹液に触れるとカブれますが、人によってはハゼの木の近くに寄っただけでかぶれることもあります。そのため好んで育てる人はいません。かぶれる人とかぶれない人がいると言われますが、かぶれない人の方がマレで、昔はかぶれなかっただけで仕事があるくらいでした。ちなみに山火事でハゼやウルシが燃えると、その煙で気管がかぶれて呼吸困難になり、危険。

本来は東南アジアに自生していたものを、江戸時代に蝋を取るために日本に持ち込まれて、野生化したと言われています。

ハゼはウルシに比べるとウルシオールの成分は少ないですが、それでもかぶれます。かぶれると目が開かないくらいに腫れたり、手が膨れ上がったり、大変です。病院に行ってください。
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