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ヌルデとハゼの違い

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ヌルデ
目次
ヌルデとは?
ハゼとヌルデの違い
ヌルデの育て方について
伐採について
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学名などの基礎データ
ヌルデの開花時期…植え付け・植え替え時期…肥料時期…剪定時期…月別スケジュールです。最終更新
植物名
ヌルデ
科名
ウルシ科
属名
ヌルデ属
学名
Rhus javanica var. chinensis
別名
白膠木
水やり
水控え目
場所
外の半日蔭
難易度
中級者向け
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ヌルデとは?

ヌルデ:ヌルデとは?
ヌルデは日本・中国・ヒマワラヤ・東南アジアに自生するウルシ科ヌルデ属の雌雄異株の落葉低木。夏に白い花が開花し、10月〜11月に赤黒い実をつけ、紅葉し、落葉する。

ウルシやハゼノキの仲間で、カブレるウルシオールという成分を持っているが、ウルシ・ハゼノキほどではないため、カブレることは少ない。しかし、樹液に触れるとカブレることはあるし、人によっては葉に触れるだけでもかぶれます。

ヌルデにはヌルデシロアブラムシが寄生して虫癭(チュウエイ)を作る。この虫癭の中にはアブラムシが住み、この虫癭を潰して染色に使っていました。日本の昔の風習のお歯黒にも、この虫癭が使われていました。ただし、ヌルデのお歯黒は高価で一般庶民は使っていませんでした。
樹高6m
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ハゼとヌルデの違い

ヌルデはハゼと同じようにカブレの成分を含むのですが、成分は薄く、カブレることは希と言われています。もしもハゼが意図せず生えていたら、早急に伐採した方がいいです。そこで、ここではハゼとヌルデの違いについてあげていきます。

ヌルデ:実
ハゼは1cmほどの緑の実をつけ、これが褐色に色づきます。内部にはオレンジの種子が入っています。ちなみに木蝋として利用するのは種子ではなく殻の方です。
ヌルデ:補足情報
ヌルデは画像のような赤黒い色合いの実をつけ、
ヌルデ:補足情報
熟して殻が冬の間も残り、目立ちます。白い粉を吹き、この粉が塩っぱい。信州ではこの実を煮詰めて塩の代わりにしたといいます。

ヌルデ:葉
ハゼは葉っぱが細長い。
ヌルデ:補足情報
ヌルデは葉っぱが丸い。これは比較的なので、両者を見比べないと初心者には分からないかもしれません。

ハゼは茎に毛がない。
ヤマハゼは茎に毛が生えている。
ヌルデ:補足情報
ヌルデは茎に「翼(ヨク)」が見られます。翼とは、茎にも細い葉っぱみたいなもののことで、これがあるならヌルデです。画像を拡大して、確認してください。

樹皮

ハゼは縦にヒビが入るような樹皮。
ヌルデは樹皮に粒々が見られます。

ヌルデの育て方について

育てようとして育てる植物ではなく、意図せず生えてくる植物です。風で飛ばされるか、鳥が運んでくるかして、コンクリの隙間からでも生えてくるほどです。

ただし、盆栽仕立てで育てることはあります。
育て方はハゼと同じなので、
ハゼノキ(櫨の木)の育て方
ハゼノキ(櫨の木)の育て方
ウルシ科ウルシ属Toxicodendron succedaneum
を参考にしてください。

伐採について

ヌルデはカブれにくいとはいえ、人によってはカブれます。また、上にあげたハゼとヌルデの違いも初心者には絶対ではなく、近くによって確認した時点でカブレるならば、ヌルデだろうが、ハゼだろうが、庭に生えていては困る植物です。

植えた覚えのない植物が生えてきたら、早めに伐採するのが賢明です。
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