カボチャ(南瓜)の育て方
目次
カボチャとは?水やり作業スケジュール管理場所・日当たり病気・害虫特徴・由来・伝承学名などの基礎データ
最終更新- 植物名
- カボチャ
- 科名
- ウリ科
- 属名
- カボチャ属
- 学名
- Cucurbita
- 別名
- 南瓜
- 水やり
- 水を好む
- 場所
- 外の日なた
- 難易度
- 中級者向け
スポンサーリンク
カボチャとは?
カボチャは
ウリ科の野菜。寒さに弱く、暑さに強い。生育する温度は10度~35度。つるが縦横無尽に延びるので
プランターで植える場合はあの四角いプランターにつき苗を一個だけに。中央にドカっと植えましょう。
栽培は簡単ですが、栽培に際して面積をとるのでコスパがいいかどうかはなんとも言えない。畑があるなら一度は作るといいです。プランター栽培や、狭い庭・立体栽培するなら小玉の品種を選びましょう。
他のコスパにいい野菜については以下のページを参考にしてください。
スポンサーリンク
水やり
燥・干ばつに強い庶民のアイドル(?)です。畑に植えた場合、基本的に
水やりは不要です。水やりが多いと病
害虫が発生しやすくなります。
ただしプランターの場合は、プランター内の水のたくわえが少なく、水切れがおきやすいです。梅雨時期は水を控え、それ以外のときは水切れに注意して下さい。
日当たりが良すぎて水をやっても水切れしやすい場合は、土にワラや
腐葉土をかぶせて、水の蒸発を防ぎます。
水をやるときは葉っぱにも時々は掛けてやってください。葉っぱには
コナジラミがつきやすく、葉っぱに水を掛けることでコナジラミの予防になります。ですが花に水が掛かると花がしぼんでしまうので、実が付いていない時期は花には水が掛からないようにします。
作業スケジュール
種まき・苗作り(4月)
発芽温度は25度〜30度と高いです。4月はまだこの温度じゃないので、温室やホットキャップで保温して苗作りをします。
ビニールポットに土を入れ、土に深さ1cmの穴を空けて、種を3粒入れて、土を5mmほどかぶせて、軽く手で押さえて、土と
種子を密着させます。種は尖った方が下になるように入れてください。乾燥しないように水やりをしていると、3日〜5日で発芽します。発芽したら間引いて2本にし、本葉が3枚になったら一本立ちにします。本葉が四枚になったら、鉢植え・地植えにします。
一般的には苗を買います。
水やりは朝に行います。夜に水が残っていると徒長して、ひ弱になります。
一般家庭では
ホームセンターで苗を買って植え付けます。
土づくり(4月〜5月)
庭土・畑を深さ30cm〜40cmを掘り返します。
カボチャは
酸性土壌を嫌いますので、庭に植える場合は、苗を植える二週間前までに掘り出した土に
苦土石灰と混ぜ中和させておきます。pH6.0〜6.5あたりの
弱酸性の土を好みます。
1週間で中和反応が大方終わるので、その後に土に腐葉土か
堆肥を元の土に対して2割か3割足して、元肥を入れて
用土とします。
水はけが悪いのであれば
軽石小粒・川砂などを入れて水はけをよくして植えます。
元肥の化成
肥料は株一つに5グラム程度です。肥料が多いと
ツルボケが起きるので控えめがコツです。ツルボケを起こすと雄花ばかりになり、雌花が咲きづらくなります。
コンパニオンプランツとしてネギ・ニラ・
ニンニクなどを植えるとお互いの害虫を避け合います。コンパニオンプランツの組み合わせについては以下のページを参考にしてください。
葉がしげったら株元にワラを敷くか、マルチをします。これは乾燥避けもありますが、結実したカボチャが地面につかないようにし、泥跳ねを防ぎ、虫に食べられないようにしたり、傷ついてカビないためのものでもあります。
立体栽培する場合は、アーチ支柱をしてカボチャのツルを誘引します。立体栽培だと実が地面に接地しないので、傷つきにくいメリットがありますが、実が大きいと支柱が折れるので、小型のカボチャ品種を選びましょう。
ニホンカボチャ(黒皮・菊座・鹿ヶ谷など)の本葉が5枚以上になったら、
摘芯…ツルの先を切って、脇枝を出させます。この脇枝を「子ヅル」と言います。ニホンカボチャ以外の西洋カボチャや
ペポカボチャは必要ありません。
子ヅルが複数出ますが、このうち元気のいいものを残します。子ヅルを何本残すのかは、スペースの都合によりますが、子ヅルは重ならないように2本か3本が一般的です。
この子ツルを伸ばして、一番果…最初に結実するまでは全ての子ヅルの脇芽を全て取り、一番果が結実した後に出た脇芽は全て伸ばします。子ツル1本あたり、2個〜3個を結実させるのを基準にして、多めに結実したら着果(果実を取り除く)してください。
●一番最初になった実を一番果といいます。一番果は不恰好になり、小玉になりますし、放置しておくと次のカボチャの成長不良の原因になりますので一番果は見つけ次第摘み取った方がいいです。
花が咲き始めます。受粉して結実するのですが、普通は
蜜蜂が受粉してくれます。でも、環境によっては蜜蜂が来ないので、人工授粉します。雄花を摘んで、根本が膨らんでいる雌花に押し付けて受粉させます。これで受粉しますが、100%の確率ではありません。受粉しないでいると、そのまま花は落ちてしまったり、太らないので人工授粉はした方がいいです。
人工授粉はなるべく朝早く。遅くても午前九時まで。多湿状態のときはなるべく早く。
●タイミングが悪く雄花がないということはあります。よくあることなんで、気にしない。
実が大きくなってきたら、その実のお尻にマットを敷いて、座り直します。変なところが接地しているとそこが傷ついて腐ってしまいますので、ちゃんとマットを敷きましょう。
日光が当たらなと実が色づかないので、適当に回して日光を当てます。変な方向にねじるとツルが切れるので気をつけましょう。
開花から45日〜50日ごろですが、
実とつながっている「ツル」が乾燥してきたら、収穫します。ニホンカボチャで開花後30日~35日、西洋カボチャで40日~45日が収穫の目安。そこで花が咲いたら、目印をつけておくと収穫の目安として便利です。タグに開花日を書いて花の根本につけておきます。品種によって違うので、品種の説明書きに応じて収穫しましょう。ツルをハサミで切って収穫します。
そんなのが面倒な人は
●カボチャとつるを結んでいる部分が緑色からコルク状になる。
●ニホンカボチャは表面に白い粉が吹く
●西洋カボチャはカボチャの表面の光沢が無くなる
●葉っぱが枯れだす
●表面にひび割れが出来る
●つるにヒビが入る
を収穫の目安として判断しましょう。
初心者は大きく育っているのを見て嬉しくって収穫してしまいがち。すると大きいのに甘くない、おいしくないカボチャで終わってしまう。ツルの根元がコルク状になるまで我慢です。
収穫後、1週間〜1ヶ月ほど風通しの良い日陰において追熟させると、カボチャ内のでんぷんが徐々に糖分へと変化して甘くなります。
●追熟のためどこかに保存する。ネットに入れて吊るすと、ネズミの食害を防げます。
病気・害虫
苗をあまりに近くに植えると蒸れて
ウドンコ病が起きやすくなります。ウドンコ病になったら、まずは
病気の部分を切除してください。とにかく早めに対処するのが大事で、放置していると数日で畝全体に広がり生育不良になる。
ちなみにウドンコ病にかかっているカボチャは食べられます(人間には影響がないです)。
●かぼちゃは広い土地と、株間1m以上離して植えると放置しておくだけで収穫まで持っていける。
●地植であれば基本的に水やりは不要。乾燥には強いほうだが、何週間も雨が降らないようであれば水やりは必要。
●
うどん粉病には2%砂糖水スプレーが効く。
●トリフミンが効くけど、ちょっと高い。
●うどん粉病の原因は加湿。黄色くなった葉は切り取ってしまったほうが結果的にうどん粉病予防になる。
モザイク病(ウィルス病)
アブラムシやその他の害虫を介して感染し、葉っぱに模様が現れ、徐々に弱ってしまいます。治療方法はなく、他の株に感染するので感染したらすぐに取り除く。
ベト病
カビの一種で、感染すると葉の表側は色が抜け、裏側には株が生える。病変部分は取り除き、廃棄し、できれば殺菌剤を散布します。
ウリハムシ
ウリ科植物を食害するオレンジ色の虫で、よく被害がある。葉っぱを食べるが根も食べる。ネギ・ニラ・ニンニクをそばに植えると多少予防できます。モスピラン顆粒水溶剤が効く。とにかく早めに対処しましょう。
カボチャミバエ
ミバエのウジが、実の見た目に変なところがなくても中に入り込んで食害している。食べようと思って、カボチャを切って初めて被害に気づくこともある。予防にいいのは防虫ネットか袋がけ。
ヨトウムシ
夜になると土中から出てきて、葉っぱを食べる芋虫。葉っぱの食害があるのに、虫が見られず、糞だけが見つかるならヨトウムシです。土の下の3cmくらいに潜んでいるので掘り返すと見つかります。もしくは夕方に待ち伏せして土中から出てきたら捕殺します。
エカキムシ
葉っぱの中を食べすすむ幼虫で、葉っぱに白い線が見られる。放置していると、
天敵が現れて減るが、出てこなかった場合、生育不良を起こすほどに広がります。できれば対応した薬剤を散布した方がいいです。
スポンサーリンク