メロンの育て方

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メロン

メロン
科名ウリ科
属名キュウリ属
学名Cucumis melo L
水やり水控え目
場所外の日なた
難易度上級者向け
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開花
植え
肥料

目次

  1. メロンの育て方
  2. メロンの水やり
  3. メロンの肥料
  4. メロンの植え付け
  5. メロンの種子の取りまき・食べまきについて
  6. メロンの管理場所・日当たり
  7. メロンの作業
  8. メロンの種類
  9. メロンの病害虫
  10. SNSボタン・関連記事
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メロンの育て方

メロンの育て方
文章の修正育て方の概要
メロンはウリ科キュウリ属の果物。果物って本来は木になるものなので、メロンは野菜って言う人もいるけどどう考えても果物。マクワウリもかなり近い。メロンの品種から種子を取り、毎年育てていくとほとんど「マクワウリ」になる。水分管理・温度管理などが難しく、収穫できるかどうかは結構厳しい。初心者は「ころたん」からどうぞ。ある程度コツを掴むと複数の株を管理して大量に作ることも可能で、結構美味しい。スーパーの商品ともいい勝負(品種によるけど)。なのでガーデナーの性で大量に作り、食べきれないから近所におすそ分けすることになる。食べるより育てるのが目的になる。
まとめ
●ウリ科植物と連作障害が起きる。露骨な生育不良というよりはいろんな病気にかかりやすくなる。同じ土・同じ場所に植えない。
●根が浅いので、浅植えにする。
水やりは乾燥気味に。
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メロンの水やり

根が浅い!

メロンの水やり
文章の修正メロンは根が浅く、地表近くにしか根を張っておりません。地表近くに根をはることで空気中の酸素を取り込んでいます。よって長く土が濡れているようだと窒息してしまいます。乾燥気味に管理するのが大事なコツ。

鉢・プランターの水やり

文章の修正鉢・プランターの水やり
鉢植えの場合は土が乾いたら水をやります。乾き気味の水やりがコツ。水をやるときは鉢底から水がしみ出すくらいにしっかりとやります。比較的、乾燥に強く、過湿に弱いので土が濡れている間は水やりをしないでください。根腐れを起こします。水をやったら、次には土が乾くまで水をやらない…メリハリのある水やりをしましょう。
●鉢植えで8月の水やりが5日か7日に一回程度。ただし環境や株の健康などによってぜんぜん違うので注意。猛暑だと毎日朝夕やる必要がある(やらないと萎れる)。
●毎日水をやっても水切れするのは根腐れして根が活動していないか、ウリハムシの幼虫が根を食べているか。その他の病気か…ともかく、なにか根に問題がある。
●真夏に水が切れるとツル割れ病になる。真夏は水やりを1日に2回か3回やらないと厳しい。
●水が多いと窒息してツルが伸びない。初心者は特に水をやりすぎるので注意。

地植えの水やり

文章の修正地植えの水やり
地植えの場合は根が張るまでは水をやりますが、あとは自然に降る雨でほぼ間に合う。ただし乾燥する夏は水をやる。
●毎日水をやっても水切れするのは根腐れして根が活動していないか、ウリハムシの幼虫が根を食べているか。なにか病害虫にかかっている。
●乾燥を好む。露地植えにしていると、梅雨時期に根が腐り、梅雨あけに水をやってもやっても葉っぱがしおれる。根が腐っている。トンネルで雨除けすると良い。もしくは畝をしっかりと高く作ることで予防できる。

メロンの肥料

文章の修正肥料
植え付け時に肥料(元肥)をやったあとは、植え付けしてから二週間から三週間後に緩効性化成肥料をひとつかみやる。肥料がないと生育が悪く、生育が悪いと実が大きくならず甘くならない。
●葉っぱが下葉から黄色く変色していくのはマグネシウム不足。苦土石灰(苦土はマグネシウムのこと)を撒いて補充すると徐々に回復する。マグネシウムは葉緑素の生成に必要で不足すると下葉のマグネシウムを上の葉に移動させるために下葉が黄色くなる。規定の量を植え付けのときに撒いていても足りなくなる。
●肥料をやるタイミングは本や人によって結構違う。別の本では植え付けしてかあら次に肥料をやるのは実がついた後。その次は実が大きくなってきたとき…という場合も。

メロンの植え付け

時期

文章の修正メロンは根が浅い土の部分に広がり、そこで酸素を吸収する。そのため浅く植えないと窒息しやすい。また水はけが悪いと窒息する。
植え付け時期
霜が降りなくなった5月に苗を植える。植え付けは晴れた日の午前中にする。
●5月のゴールデンウィークに苗を大量に植えると7月8月に大量に収穫して食べきれないので、4月末から7月まで苗を植えて随時収穫するといいが、飽きるのでやらない。
●7月に植えて秋に収穫というパターンもある。ただし7月8月が台風と害虫発生時期でこれを出来たら避けたいので4月5月苗植え→7月収穫が王道。
●本葉が3枚か4枚が植え付け時期。葉っぱが増えると老化苗とされ、徒長して生育不良を起こす。ウリ科植物は苗が若いうちは環境変化に対応できるが、育ってくると新しい環境に対応できず、土に根が馴染まないで根が広がらず、生育不良を起こす。メロン栽培では苗を買うのが普通だが、上級者は「種から育てる方がいい」と種まきをするのは、「植え付け」の際のリスクを避けるため。特にホームセンターの売れ残った割引苗を買うと十中八九老化苗で失敗する。

用土

文章の修正用土
一般的な花と野菜の培養土で植えるか自作する場合は赤玉土小粒6腐葉土4を混ぜたものを使う。連作障害が地味に起きるので、過去2年、ウリ科の植物を育てていない場所に植えること。鉢やプランターの場合は新しい土で植えること。
●古いプランターの用土は熱湯をかけて消毒して、堆肥を2割か3割追加して、春まで寝かせて熟成されれば使える。
●メロンは連作障害を起こすが、根が浅いせいか、堆肥を入れて石灰窒素+土壌殺菌剤などを入れて混ぜて寝かせると連作障害はほぼ起きない。

植え付け手順

文章の修正
鉢植えの場合は、できるだけ大きな鉢を用意する。10号鉢(直径30cm)に1苗を植える。プランターなら二株。プランターでも鉢植えでも出来るだけ「深い」ものを用意するといい。
鉢・プランター植え手順
鉢底の穴をアミで塞いで土が出ないようにしてから軽石を2センチから3センチほど入れて、軽石の上に土を入れ、株を入れて、隙間に土を入れていき、最後に水をやります。鉢底から水が出るまで水をやってください。苗は浅植えにする。苗の地表が鉢植えの地表より1cmほど出るように植える。
●プランターは苗を二つにする。三つでは実が多くならない。
●植え付けのときに根は崩さず、土もほぐさない。根を傷つけると生育不良を起こす。傷つけずに丁寧に植えても、植え付けてからしばらくは生育しないくらいなので、とにかく傷つけないようにする。

地植え手順
庭植えの場合は、植え付ける二週間前に苦土石灰をまいて中和させておく。植え付けは最低気温14度以上になってから。掘り出した土に腐葉土か堆肥を3割か4割混ぜ、緩効性化成肥料を足して混ぜて、高さ10cmの畝を作り、プリマルチを貼ります。それから一週間後に、株を入れて、隙間に土を入れて、最後に水をやって完成です。地植えの場合は株間は90cmほど空ける。できればトンネルして雨除けしたほうが美味しいメロンが出来る。
●5月初旬に植えた場合、メロンにはまだ寒いし、根が張り切っていないため、生育不良を起こすというか、ちょっと元気がないので、ペットボトルを半分に切ったものを苗に被せて「ミニミニ温室」を作って保護するといいです。ガードする「苗ガードマン」ってのがある。
●植え付け後にしっかりと水をやる。水をやることで根と土が密着して根が広がる。
●トンネルはいいが、トンネルをかけっぱなしだと蒸れて腐ってしまう。
●どう丁寧に管理していても植え付けして一週間ほどは元気がない。根が活着していないため。生理現象です。
●大事なのは気温より「地温」。土中の温度。マルチをしたほうが良い理由の一つが地温を上げるため。

メロンの種子の取りまき・食べまきについて

文章の修正種子の取りまき・食べまき
種子の取りまきってのは、メロンを栽培して出来た種子をまいて苗をつくること。食べまきは、スーパーなどで買ったメロンの種子をまいて苗をつくること。

で、よくあるのが「取りまき・食べまき」はうまくいくのか?ってこと。結論から言うと「やらないほうが良い」。
よく流通しているメロンはAとBをかけ合わせて両者の性質を持った品種Cを作って苗を売っているんだけど、このCとCをかけ合わせるとAとBの性質をツギハギに持ったメロンが出来る。ツギハギだから運良くCと全く同じ性質のメロンが出来ることもある。その割合は四分の一くらい。
それならやったろーじゃん!って人も中にはいるんだけど、冷静になって考えてほしい。5月から8月までメロン栽培して四分の三の確率で「ハズレ」ってことです。その労力がもったいないと思いませんか??
●取りまきを繰り返しているとマクワウリになる?らしい。
●ただし固定種という掛け合わせても同じ性質のメロンが出来るものもある。そういうのは何回取りまきしても同じメロンが出来る。

メロンの管理場所・日当たり

文章の修正戸外の日当たりで育てる。雨が当たらないところで育てる。雨に当たると病気になりやすく、果実が雨に当たると実が割れやすい。地植えの場合はトンネルをして雨よけをする。鉢植えの場合は軒下など雨の当たらない場所で管理する。
寒さについて
気温が18度以上ほしい。特に植え付け直後の5月あたりは気温の確保のためにもマルチ・トンネルがあるといい。寒冷地だと5月はまだ霜が降りるのでマルチ・トンネルがあるといい(暖かい地域なら不要)。気温が高いと生育するが寒いと生育が止まる(もしくは鈍くなる)。霜が降りれば枯れる。

メロンの作業

摘芯とは?

メロンの作業
文章の修正メロンを育てるときにツルの先を切って、脇芽を出します。摘芯しないと葉っぱが少なくなり、葉っぱが少ないと実が大きくならないので摘芯はしましょう。最初のツルを「親ヅル」。親ツルを摘芯して出したツルを「子ヅル」。子ヅルを摘芯して出したものを「孫ヅル」といいます。
●小玉・中玉は以下にあるように厳密に摘芯はしなくてもいい。

最初の摘芯

文章の修正最初の摘芯
本葉が3枚から5枚あたりでツル(最初から生えてるツル…親ヅル)の先を切ります。葉っぱの根元から新しいツルが出てきます。このツルが「子ツル」です。品種によっては摘芯なしに子ツルが出てくるので不要。
●摘芯が早いと子ツルが出にくい。本葉5枚というのはこのくらいが適しているという意味で、多少遅れても摘芯はする。摘芯が遅いとそれだけ実が熟すのが遅くなって収穫が間に合わない(台風と害虫が発生時期と重なってしまう)。
●本葉3枚で摘芯する人もいる。この枚数は人による…というか大差はあんまりない。
●摘芯したツルを水につけていると発根して株になる。これから収穫もできなくもない。

子ヅルの間引き

文章の修正子ヅルの間引き
最初の摘芯から、二週間ほど経って、新しく出たツルの葉っぱが3枚から4枚になったらツルの先を摘芯して、また脇芽(子ヅル)を出します。このとき、元気のいい子ヅルを2本か3本残して、元気が無いのは切ってしまいます。
●鉢植え・プランターの場合は1本か2本の子ヅルを残す。
●地植えの場合は子ヅル3本を残す。

孫ヅルの間引き

文章の修正孫ヅルの間引き
間引いて残された子ヅルがグイグイ伸びて、その子ヅルの脇から孫ヅルが出てきます。花を咲かせて実をつけるのは孫ヅルです。孫ヅルを間引きます。10節以下の孫ツルは取り除き、11節から15節あたりの孫ツルのうち、元気の良いものを残します。
●子ヅルの11節から15節くらいに出来る孫ツルにメロンをつけるとよい。10節以下だと形が悪くて小さくなり、16節以上だと大きく育っても甘くない。あくまで理想論ね。目安としてください。
●子ヅル1本につき二個のメロンを付けるようにする。よって地植えの場合は1株あたり3子ツル×2個=6個。鉢植えなら最大で1株あたり2個ツル×2個=4個が収穫できる。

子ツルの摘芯

文章の修正子ツルの摘芯
子ツルが20節以上になったら摘芯をする。摘芯したすぐしたの葉の根元から脇目が出てくる。この脇芽を「遊びツル」と呼び、この遊びツルは残しておく。遊びヅルがあると生長点が確保されることで根が活動し、収穫前に生育が鈍くなるのを防ぎます。

受粉

文章の修正受粉
基本的にはミツバチがやってくれるが、確実に収穫したいならば人工授粉するとよい。雌花には子房(=果実になる膨らみ)がある。膨らみのない雄花を取り、雄しべの花粉を雌花の柱頭にこすりつければ受粉する。乱暴に受粉すると柱頭が折れて失敗する。軽く受粉する。受粉は晴れた日で、その後も雨や曇の予定のない日に行う。受粉後に低温(13度以下)にあうと失敗するので、気温がしっかりと高い(最低気温20度以上)時期に行うようにするとよい。
●メロンの収穫の目安が「受粉して何日」となっているので人工授粉したほうが分かりやすい。
●株の生育が悪いと開花しても結実しにくい。その時は人工授粉しても失敗する。
トマトーンを使うと成功しやすい。
●雌花にはオシベもついている両性花なので雄花は不要。
●20度以上で24時間経過しないと受粉がうまくいかない。問題は夜に冷え込む場合。温室じゃない限りはどうにもならないから、ま、参考知識です。

孫ヅルの摘芯

文章の修正孫ヅルの摘芯
孫ヅルに花が咲き、そこに実がついたら、孫ツルの成長点を切って孫ツルの成長を止める。この後に新芽が出ても摘んでしまう。

摘果

文章の修正摘果
実を間引くことで栄養を集中させて、大きく太らせ甘くする。
子ヅル・孫ヅルの葉っぱの下にゴロゴロとメロンがなっている。葉っぱで隠れて見えないので注意。1株あたり4個が目安として間引く。品種によって数は違う。小さなミニメロンは多く作ることも可能。
●逆に小玉種を丁寧に間引いて仕立てると、太りすぎて実が割れて腐ってしまう。

収穫(7月)

文章の修正収穫の目安
メロンの果実と茎の境目に「離層(ネットの上がり)」というのが出る。果実につながっている茎にヒビが入るのもサイン。また果実の一番近くの葉っぱが枯れ込んで来るのも目安。甘い匂いがしたら収穫する、でもいい。
●ネットが出てきたら実に雨にはあてないようにする。ネットは小さなひび割れに液で塞いだ結果であり、この割れから病原菌が入り込んで傷んでしまいやすい。
●追熟しても柔らかくなっても糖度は増えない。ただ柔らかくなることで美味しくなり甘く感じる。よってメロンの特別な追熟作業はせず、単に常温で保存しておいて柔らかくなってから食べる。マクワウリを常温で保存すると粉っぽくなって美味しくない。
●地植えなら収穫の1週間前に水やりをストップして実割れ予防する。プランターではそのまま乾燥で枯れるのでできない。

実割れ
実がバックリと割れること。実が割れると商品価値は無いが、多少のことなら食べられる。種子が見えるくらいに割れたら駄目だけど、そこまでじゃなくて家庭用なら問題になしに食べる(美味しいかどうかは別)。適当にカットして問題のある部分は捨てて食べる。
5月に植えて収穫は7月8月の高温多湿気なので割れたところにはスグにカビが生える。決断(収穫か廃棄か)は早めに。

種の保存

文章の修正種子の保存
種子は採取して乾燥させて和封筒に入れて冷蔵庫で貯蔵。冷蔵庫で保存していると数年発芽能力を保つ。

メロンの種類

文章の修正マスクメロン
ネットメロン(バンナ・レノン・サンライズ)
ノーネットメロン(アリス)
ミニメロン(かわいーな)
エリカ
プリンスメロン
実割れしやすい。固定種で取りまき・食べまきしても同じプリンスメロンが出来る。
ネットメロン・ころたん
かつて「ほっとけころたん」と呼ばれていたほどに手間がかからないメロン。皮がオレンジで果肉は緑。小ぶりだが育てやすい。交配してから50日で収穫。ころたんとサンライズが初心者向け。見た目がメロンぽくない。プリンスメロン・アンデスメロンを開発した会社が開発した。
●コロタンは収穫のタイミングが分かり易い。

ネットメロン・サンライズ
露地植えのネットメロン苗。ウドンコ病・さび病に耐性があり、育てやすい。摘芯しなくても、放置で枝分かれして果実がなる。交配してから収穫までは43日。ころたんとサンライズが初心者向け。

メロンの病害虫

文章の修正病害虫
ウドンコ病とベト病が発生しやすい。害虫ではウリハムシ、アブラムシがよく発生する。
●最近の品種はウドンコ病・ツル割れには耐性がある。育てやすいので初心者こちらを。マクワ系・プリンスはウドンコ病が出やすい。
詳細は以下のリンクを参考に。
参考メロンの病害虫のまとめ
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