メロンの病害虫のまとめ
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メロンの病害虫のまとめ
ウリハムシと
アブラムシ、
ウドンコ病と
ベト病がよく発生する。
メロン栽培ではこれらの病
害虫と
台風を避けるために、早めに栽培を初めて7月に収穫を終えるのがベター。栽培の詳細は
メロンを参考に。
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病気
ウドンコ病
葉っぱに白い粉を吹いたようなものが出来る。原因は「カビ」。ウドンコ病は乾燥すると発生するため、乾燥気味に水をやっていると発生しやすい。メロンは
乾燥気味に管理するので発生はほぼ避けられない。株が弱っていると発生しやすい。病変部分を取り除き、薬剤を散布する。株が健康だと発症しても回復する。ダコニールで予防する。
●重曹1000倍希釈液を散布すると拡大は止まる。ちゃんと希釈しないと葉っぱが真っ黒く変色してしまうので注意。
●重曹には展着剤(薬剤を葉っぱにくっつきやすくさせるもの)を。
ベト病
葉っぱに黄・茶色の病変部分が出てくる。
水はけが悪いと発生しやすい。原因はカビ。
ツル枯れ病
茎にシミが出て、葉っぱが茶色く枯れていく。原因はカビ。高温多湿だと発生しやすいので、水を控えるといい。地植えだと雨が降った跡に発生しやすい。連作すると起きやすい。
菌核病
すべての部位で発生する。果実も腐っていく。連作すると発生しやすい。雨が降ると発生しやすい。連作せず、雨が当たらないところで管理する。
炭そ病
葉っぱや茎に茶色い病変が出て、葉っぱには穴が空く。果実にも発生する。気温が22度から24度のときに雨が降ると発生する。連作すると発生しやすい。水はけが悪いと発生しやすい。窒素
肥料が多いと発生しやすい。
灰色かび病
葉っぱに褐色の病変が出る。原因はカビ。多湿のときに発生しやすい。密生を避け、風通しがよいと予防できます。
ツル割れ病
原因は根っこの病変。水が吸い上げられなくなり、葉っぱがしおれる。下の葉っぱから黄色くなって枯れていく。連作すると発生しやすい。また、
酸性土だと発生しやすい。
黒星病
葉っぱや茎に黄色い斑点が出る。症状が進むと葉っぱが縮む。気温が低い時期に発生し、気温が上がると症状は消える。
キュウリモザイクウィルス病
キュウリモザイク
ウィルス病はウィルスが原因の
病気。モザイク状の模様が出て葉っぱが縮む。果実にも出る。アブラムシが他の植物から感染させる。アブラムシが発生すると、ウィルス病も発生しやすいので、最大の予防は害虫の駆除です。治療法はない。発症次第、廃棄しないと別の株にも感染する。
剪定のハサミから感染するので、消毒してから剪定する。消毒はハサミの刃をガスで炙るか、消毒剤につける。
害虫
ウリハムシ
ウリハムシはメロンの
天敵。
ウリ科植物によく発生するが、中でもメロンはなぜかよく発生する。苗を植える5月から収穫する7月まで発生する。オレンジ色の
てんとう虫のような外見の成虫が葉っぱを食べて、卵を生み、卵からかえった幼虫が根を食べる。少量なら
テデトールする。マラソン乳剤を散布します。
●ウリハムシはキラキラしたものが近くにあると寄らない。
●ウリハムシは垂直に飛べないので、苗の周囲をゴミ袋などの底を切ったもので囲うことで予防できる(あんどん)。ある程度育ったら外す。
●ウリハムシにベニカベジフルを散布して数が減るのは二日くらいだけ。ランネートが効く。ある程度育てば、葉っぱが伸びる勢い>ウリハムシ被害になるので、勢いに乗るまではホットキャップをかぶせて保護しつつ、液体肥料をやって育てる。またはトンネルで保護する。
●ネギ・ニラ・ニンニク・イエイオン・チャイブ・タマネギ・アサツキといったネギの仲間を植えるとウリハムシが忌避して予防できる、とされます。
コンパニオンプランツを参考に。
ウリキンウワバ
成虫は蛾。幼虫は芋虫。芋虫が葉っぱを食べる。春から夏にかけて発生する。防虫ネットを掛けるのが一番いい。ウリハムシと並んでよく発生する。
ハダニ
小さな虫で目視は難しい。葉っぱの裏から汁を吸う。葉っぱがカスリのように色が抜ける。乾燥すると発生しやすい。
アブラムシ
ワタアブラムシが発生する。メロンの汁を吸い、株を弱めてしまう。ツルの先を食べて成長点がなくなると、ツルが伸びなくなる。発生次第、薬剤で駆除する。また、放置するとメロンをウィルス病に感染させる。
ハモグリバエ(エカキムシ)
葉っぱに卵を産み付けて、幼虫が葉っぱの中を食べる。食べた部分が白い部分となり、それが絵を書いたように見える。葉っぱの中に虫がいるので、指で潰す。基本的に
ハモグリバエの天敵が発生して、枯れることはないが、たまに葉っぱが真っ白になって生育不良になることもあります。
害獣
ハクビシン
地域によってはハクビシンが食べに来る。
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