ドラゴンフルーツ(ピタヤ・サンカクサボテン)

科名 | サボテン科 |
属名 | ヒモサボテン属 |
別名 | ピタヤ・サンカクサボテン |
水やり | 水控え目 |
場所 | 外の半日蔭 |
難易度 | 中級者向け |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | |
開花 | ||||||||||||
植え | ||||||||||||
肥料 |
目次
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ドラゴンフルーツの育て方

月下美人のように満月の夜に一日だけ花を咲かせてしぼみます。果実をつけようとするのであれば、花が咲いている間に受粉させなくてはいけません。白肉のドラゴンフルーツはメシベとオシベとくっつけるだけで結実しますが、他のドラゴンフルーツは「自家不親和性」と言って「他の品種の株の花粉と出ないと結実しない」という性質があります。花が咲くのが一晩であることを考えると「白肉」以外のドラゴンフルーツで結実させるのは一般家庭ではほぼ不可能と考えるべきです。
●普通の家庭でドラゴンフルーツを収穫しようと必死にならないほうが精神的には健康的です。
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水やりと肥料
気根からも水を吸収するサボテンは本来、乾燥に耐えられるように出来ています。ドラゴンフルーツは本来、森林の樹木に気根というひょろ長い根を絡ませて登っていくもので、この気根からも空気中の水分を吸収します。ドラゴンフルーツ(ピタヤ)も乾燥に強く出来ていますが、湿度の高い環境だと気根から水を吸収するので成長が早くなります。
春から夏は葉水を
気温が高い時期はよく生育しますので、葉水をやります。葉水というか、気根に水を吹きかけてあげます。
冬は水やりを控えて越冬を
冬は水を控えて管理すれば耐寒性が増しますので、水やりを減らし乾燥気味に管理します。
植え付け・植えかえ・種蒔き
サボテンの土では水はけが良すぎるアルカリ性でも酸性でも塩分があっても育ちます。土は水はけのよいものでないといけませんが、市販されているサボテン用の土では水はけが良すぎて、水切れを起こしやすいので、赤玉土6鹿沼土2腐葉土2を混ぜた土で鉢に植えつけます。
●ドラゴンフルーツの種子は赤玉土に埋めて乾燥しないように管理していると発芽する。
管理場所・日当たり
沖縄などの熱帯性気候では年中戸外で生育できますが、それ以外では冬は室内に取り込んでください。耐寒温度は8度と決して寒さに強くありません。夏の直射日光は避ける
ドラゴンフルーツはサボテンなので日光に強いと思いがちですが、森林性サボテンといって森林の木漏れ日の中で育つサボテンです。強い直射日光を浴びると葉焼けしますので、日光がガンガン当たる場所で管理する場合は日除けが必要になります。
ベトナムなどのドラゴンフルーツ栽培地でも日除けをしています。
特徴・由来・伝承
サンカクサボテンの実を総称してピタヤと呼びます。ドラゴンフルーツはピタヤをベトナムから輸出する際の「商品名」で正式な名称ではありません。日本では沖縄・九州でドラゴンフルーツの果実栽培がされるようになりました。日本で食べるドラゴンフルーツのほとんどが輸入品で、日本に出荷するために、まだ未成熟な状態で収穫して空輸するために、日本では味が薄く感じます。そのために「ドラゴンフルーツ」=「見た目がすごいだけであまり甘くない」というイメージが強いですが、本来はもっと甘いそうです。
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