「バーミキュライト」の目次
バーミキュライトとは
バーミキュライトは土壌改良剤として利用する園芸資材。黒雲母や金雲母が風化した酸化珪素・酸化マグネシウム・酸化アルミニウムなどを含む鉱物。中国・南アフリカ・オーストラリアなどで産出される。この鉱物を700度〜800度で加熱処理すると、バーミキュライト内部の水分が膨張してアコーディオン状の形状に膨らませる。この膨らんだものが土壌改良剤として流通している「バーミキュライト」。キラキラとしていて、培養土をよくよく見ると入っています。
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性質
pHpHは中性。
保水性
アコーディオンのような構造になっていて、隙間に水がたまるため、保水性がある。
通気性
小さな穴があり、通気性もある。
断熱性
バーミキュライト内部に小さな穴・隙間があるため、断熱効果もあります。主に種まき用土として利用される際に、種子の保温をします。
軽い
中に穴が空いているため、量のわりには軽い。土を軽く仕上げたいときはバーミキュライトを多めに入れることもあります。特にハンギングなどの軽さが必要なものに使いましょう。
価格
ちょっとお高い。メインで利用するものではないので、問題はないですが。
バーミキュライトの使用目的
土壌改良剤
保水性・通気性があるので、土の保水・通気性を改善するために入れる。カリウム・マグネシウム・鉄分といった植物に必要な栄養素が含まれていますが、肥料としては利用できないので、バーミキュライトは土壌改良材です。
挿木・種まきの用土として
800度で加熱しているため、店頭で袋詰めしてあるものは無菌。また膨らんでいて、その隙間に水が入り、保水(水もち)がよいため、挿木・種まきによく利用される。また、水もちもいいですが、通気性もよい。ただ、軽いため、水やりでバーミキュライトが簡単に動くため、根が安定しない。バーミキュライトの再利用
挿木・種まきなどで利用したバーミキュライト内部には雑菌が繁殖しているため、再利用するときは殺菌する必要がある。使用したバーミキュライトは鍋やフライパンで水を加えて10分以上沸騰させて殺菌してから、乾燥させて再利用します。
土の軽量化

最後に
バーミキュライトは土壌改良を第一の目的として、挿木・種まきの用土としてもよく利用されます。ガーデニングをするなら、とりあえず一袋購入していても損はないです。他の用土については以下のリンクを参考に。