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コバノランタナ(小葉のランタナ)の育て方

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コバノランタナ
目次
コバノランタナの特徴は?
鉢植えの水やり
庭植えの水やり
肥料
植え付け・植えかえ・挿し木
管理場所・日当たり
切り戻し・剪定・摘芯
病害虫
特徴・由来・伝承
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学名などの基礎データ
コバノランタナの開花時期…植え付け・植え替え時期…肥料時期…剪定時期…月別スケジュールです。最終更新
植物名
コバノランタナ
科名
クマツヅラ科
属名
ランタナ属
学名
Lantana montevidensis
別名
小葉のランタナ、ランタナ・モンテビデンシス
耐寒
マイナス4度
水やり
水控え目
場所
外の日なた
難易度
中級者向け
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コバノランタナの特徴は?

コバノランタナはクマツヅラ科ランタナ属の常緑で匍匐性ツタの低木。通常のランタナとは別種で、ランタナよりも寒さに強いです。ランタナが時間経過に伴って色合いを変えるのに対して、コバノランタナは変化はしません。花いろは改良されてよく増えてきています。

ツタ性なので、ハンギングで垂らしたり、塀に這わせたりでき、なおかつランタナほどではないもの、通常の植物に比べると非常に花つきもいい。また香りもあり、寒さに当たると紅葉もする。ただし霜に当たると枝が枯れます。枯れますが春には新芽が芽吹き、また春から秋まで咲きます。

花の時期は長いですが、もっともキレイにたくさん咲くのは秋です。
草丈20cmから40cm…高さは低いが、ツタ性で横へ伸びる。
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鉢植えの水やり

土が乾いていたら水をしっかりとやります。

コバノランタナは乾燥気味の痩せ地を好み、水は土が乾いてからやるようにしてください。土が濡れているうちに水をやっていると根が腐って枯れてしまいます。受け皿の水は捨ててください。

冬の水やり

冬は生育が止まっているので、水やりは控えます。頻繁に水をやっていると根腐れします。土が乾いてから3日ほど経ってから水をやるようにします。

冬は表面の土が乾いていても内部に水がタップリと残っていることがあります。鉢を持ち上げて「軽い」ようならば内部にも水がないと分かりますので、水をやるようにするか、割り箸を土に突っ込んで、割り箸が乾いていたら水をやるようにすれば根腐れを防げます。もしくは土壌水分計で計測してから判断すると失敗が減ります。

庭植えの水やり

庭植えにした場合は、自然に降る雨だけで十分です。夏にあまりに乾燥するときは水やりをしてください。

肥料

夏以外の気温が18度〜25度くらいの生育期(4月〜6月・9月〜10月)に2週間に1回、薄い液体肥料を挙げる程度です。肥料が多いと花つきが悪くなります。ただし庭植えして株が大きくなってくると肥料をやらないと開花しづらいです。

植え付け・植えかえ・挿し木

春か秋の気温が20度前後の頃に植え付け・植え替えをいます。真夏は高温すぎて避けます。苗はホームセンターではあまり見かけないので買うのであればネットからどうぞ。ツタ性で垂れるのでハンギングに適している。

庭植えにすると爆発的に…
冬を越して3年ほど育つと爆発的に増えるようになります。春以降に繁茂して立派になります。コバノランタナは剪定摘芯しないと花が咲きづらいです。大株になると作業が面倒ですが、剪定しないと花があまり咲きません。

用土

水はけのよい、痩せた土を好みます。

市販の花と野菜の土で植え付けをするか、花と野菜の土に赤玉土か川砂を一割ほど混ぜて水はけをよくしたものか、赤玉土6腐葉土2川砂1を混ぜたもので植え付けをします。

鉢植え

鉢底の穴を鉢底ネット(鉢底網)で塞いで、その上に鉢底石(軽石)を入れます。ネットは土が流れ出ないようにするためのもので、軽石は土が出ないようにし、水はけを良くするもの。鉢底石(軽石)は2cmか3cmほど敷きます。その上に用土を入れて、株を入れて、隙間に土を入れて、最後に水をやります。これで完成です。

最後に水をやるのは、土と根を密着させて根っこが広がりやすくするため。鉢底から水が出るまでしっかりとやってください。

植え替えをするときは、古い土を3分の1ほど落として、植え替えます。

庭植え

庭植えの場合は、深さ20cm直径30cmの大きさの穴を掘って、掘り出した土に腐葉土か堆肥を2割か3割入れて、化成肥料を少量入れて、混ぜて用土とします。穴に半分ほど土を戻して、株を入れて、隙間に土を入れて、最後に水をやって完成です。

水はけが悪いのであれば軽石か川砂を混ぜて水はけをよくしてから植えてください。

挿し木

6月に10cmから15cmほど切って、切り口をコップの水に30分から1時間ほど水につけて水揚げします。水揚げすると葉っぱの先まで水が行き渡り、葉っぱがシャキっとします。
挿し木は冬越しの保険としてすることが多い。でも、そこまで難しい植物じゃないので保険しなくてもいいと思う。

管理場所・日当たり

日当たりで管理します。半日陰でも問題なく生育しますが、開花量が減るんで、できるなら日当たりで管理しましょう。

夏は花が休むが…

真夏は暑さのあまり花が休むことがあります。それでも極端に水切れさえしない限りは大丈夫です。鉢植えで水切れするなら、半日陰に移動させて、水切れを防ぎましょう。夏は弱っているので、肥料はやらないようにしてください。

越冬

5度を下回ると、葉が落ち、霜に当たると枝まで枯れてしまいます。しかし、土が凍結さえしなければ、根は生きていて春になるとまた芽吹きますので、そのまま管理してください。

さすがに寒冷地(土が凍結するため)だと完全に枯死しますので冬は鉢植えにして、室内で管理します。もしくは株元を腐葉土やワラでマルチングして凍結を防ぎます。

切り戻し・剪定・摘芯

コバノランタナは花が終わったら、その枝をどんどん切り戻す。切り戻しをすることで脇芽を出させて、花芽が増える。コバノランタナは枝の先に開花するので、脇芽を増やさないと花が増えない。よくいう摘芯ですが、コバノランタナの場合は切り戻しをしないと、伸び放題に伸びて樹形が乱れ、その上、花が減る。切り戻しはコバノランタナを育てる上で必要な作業です。

切った枝はその辺に挿しておけば根が出てきます。
花が咲いて、一段落したら切り戻す。というのを繰り返す。ずーっとちょこちょこ切るんじゃなくて、パッと咲いて、パッと切るを繰り返すといいです。

病害虫

ほとんど見られない。

特徴・由来・伝承

ランタナは上へ上へと伸びる立性。コバノランタナは地を這って伸びる匍匐性。ランタナよりも葉っぱが小さいことからコバノランタナと呼ばれるように。コバノランタナは繁殖力旺盛で、非常に広がるので、広がりすぎないよう気をつけましょう。

また性質が違うにも関わらず、ホームセンターや花屋さんがこの性質の違いを把握していないために、通常のランタナとして売られることがあり、何も知らずに買ってしまうと、困るかも。
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