薔薇(バラ)の育て方
目次
薔薇(バラ)とは?植え付け・植え替え管理場所・日当たり水やり肥料剪定病気・害虫より詳細な栽培については関連記事学名などの基礎データ
最終更新- 植物名
- 薔薇
- 科名
- バラ科
- 属名
- バラ属
- 学名
- Rosa
- 別名
- バラ
- 耐寒
- マイナス20度
- 水やり
- 水を好む
- 場所
- 外の日なた
- 難易度
- 上級者向け
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薔薇(バラ)とは?
バラは
バラ科の落葉
低木。本来は一重の原種の野バラから長い時間をかけて、八重咲の現在の多くの品種が生まれた。
バラ栽培はガーデナーの憧れではあるんですが、病
害虫に弱く、栽培自体は難しくないのですが「綺麗に」咲かせるとなると、
剪定・薬剤散布・
肥料・
水やりなど、なかなか骨の折れる植物です。栽培が容易なバラとしては
モッコウバラがありますので、
初心者で手間をかけたくない人はそちらも参考にしてください。
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植え付け・植え替え
時期・頻度
植え付け・植え替えは落葉時期(12月〜2月)に土を落とし、新しい土を足して行います。それ以外の時期にするなら土を落とさず、少し大きな鉢に植え替えましょう。
鉢は2年に一回植え替えをします。植え替えは
根詰まり・土の劣化を改善する目的もありますが、
癌腫病・
コガネムシのチェックも兼ねています。
用土
一般的な
培養土でもいいですし、バラの土でもいいです。
鉢の植え替えの手順
落葉時期の植え替えなら、葉っぱは全て落とし、高さ半分に
切り戻しておきます。その方が作業しやすいです。鉢から株を取り出し、土を3分の1だけ落とします。
鉢は
8号鉢が基本。8号鉢に毎回植え替えます。
用意した新しい鉢の底の水が抜ける穴を鉢底ネットで塞ぎ、その上に鉢底石を2cm入れ、苗を植えます。最後にしっかりと水をやります。
スリット鉢なら鉢底ネット・鉢底石は不要なんですが、土が流れ出やすくて、床が汚れます。
地植えの手順
直径40cm〜50cm深さ40cm〜50cmの穴を掘って、土に
腐葉土か
堆肥を3割たし、化成肥料を規定量入れてよく混ぜておきます。
土を穴に半分戻し、苗を入れ、隙間に
用土を入れていって、最後にしっかりと水をやって完成です。
水切れ・泥はねを防ぐために株元にワラを敷いて
マルチングをしておきましょう。
管理場所・日当たり
できるだけ日当たりで管理します。午前中〜2時まで日光が当たるなら栽培・開花は十分可能なので、南側のベランダなら栽培できます。
夏に暑さで調子を崩すことが多く、水切れするので、鉢なら
半日陰に移動させるといいです。
冬の寒さには強く防寒は不要です。
水やり
地植えであっても、春と秋は開花で水切れしやすく、水が切れると花が落ちたり、ツボミが落ちるので、様子を見て水切れしないように水やりをします。
株元にワラでマルチングをしておくと水切れ予防になります。
鉢植えであれば、年中、土が乾いてから水をやります。鉢は地植えより水切れしやすいので注意しましょう。冬は落葉して活動していないように見えますが、断水せず、水やりをしてください。
肥料
2月に株元に化成肥料を規定量まくか、根に当たらないように周囲に深さ20cmの溝を掘って、化成肥料を有機物(腐葉土・堆肥)を混ぜておきます。
4月以降に開花したら、化成肥料を一ヶ月に一回やります。肥料が切れると開花が止まるので、開花するようなら様子を見て肥料を追加します。
剪定
冬の落葉時期に剪定します。
葉っぱが残っていたら全て落とします。葉っぱには昨年の病害虫が残っているので、必ず取り除き、地面に落とさないで廃棄します。
バラは高さ半分に切り戻しておきます。毎年切り戻さないと大きくなって、花が見えないです。
病気・害虫
アブラムシ・
ウドンコ病・
ハダニ・
テッポウムシ・黒星病・カッパン病・
カイガラムシ・癌腫病・コガネムシなどなど。
中でも問題になるのはウドンコ病・黒星病で、これは2月の剪定時に
石灰硫黄合剤を散布し、春以降はダコニール、夏はジマンダイセンかオーソサイドを散布して予防する。この薬剤散布は必ずする。
イングリッシュローズはウドンコ病・黒星病に耐性があるものが多いがそれでも発症するので散布はするべき。
より詳細な栽培については
このページは初心者のために、かなり簡略化しています。より詳細は
を参考にしてください。
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