バラの育て方

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バラ(薔薇)

バラ
科名バラ科
属名バラ属
別名薔薇
みずやり水を好む
場所外の日なた
難易度上級者向け
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開花
植え
肥料

バラの育て方

バラの育て方
文章の修正概要
バラはバラ科の落葉低木。世界中に広まった元がナポレオンの妻ジョセフィーヌ。彼女は世界中から集めて、当時開発された品種改良技術を使い、園芸種の基礎を作った、と言われています。
ガーデニングといえば「バラ」だと思っている人は多いが、難易度は高い部類。一般的なものは「ハイブリッドティー(HT)」。房咲きするのが「フロリバンダ(FL)」。小さな花が絶え間なく咲くのが「ミニバラ」。病害虫に強く大輪が咲くのが「イングリッシュローズ(ER)」と色々とある。
このページではザックリとした育て方をまとめています。詳細は各ページを参考にしてください。育て方は本や個々人によって内容が違います。コレという正解はない!というのもあるのですが、そこまで厳密じゃなくても大丈夫ってことでもあります。特に本は難しく書いていることが多いですわ。大事なのは自分にあった「育て方」を探ること。まずはやってみること。
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バラの参考リンク

文章の修正
参考リンク
病害虫とその薬剤の一覧・まとめ
新苗・大苗(二年生苗)・鉢苗の違い
専門用語
冬剪定
苗の植え付け・植え替え手順
咲き方のタイプ別まとめ
分類(香り・樹高・花のサイズ・その他)
癌腫病
黒星病

ハイブリッドティー…高芯咲で一輪咲。一般的にイメージする「バラ」とはこれのこと。四季咲き。
フロリバンダ…房咲きの中輪で四季咲き。
モッコウバラ…常緑でツル性で育てやすい。ただし一季咲き。フェンスに絡ませて軽い目隠しにできる(しかも冬も葉がある)。便利であちこちに植えられていて珍しくない。
ミニバラ…四季咲きでよく開花するが病気になりやすい。普通の方が初心者向き。
ツルバラ…壁やフェンスなどに絡ませる。
イングリッシュローズ…病気に強く四季咲き傾向の強い品種群

バラの水やり

バラの水やり
文章の修正庭植えの水やり
庭植えた場合でも水やりは必要です。バラは水を欲しがり、水が切れると花が開花しなくなったり、落ちてしまうこともあります。冬は休眠しているので自然に降る雨だけでも充分です。
鉢植えの水やり
土が乾いたら、水をしっかりとやってください。鉢底から水が染み出すくらいにシッカリとです。受け皿があって水が溜まっているなら水は捨ててください。花やつぼみに水が掛からないようにしてください。花に水が掛かると、花がしぼんでしまいます。
葉っぱに水がかかった場合、葉っぱを揺さぶって水を落とし、乾きやすいようにしてやります。これは雨が降った後もできればやったほうがいいです。長時間濡れたままだと病気になりやすいからです。濡れても短時間で乾くようなら大丈夫です。
冬は一週間に一回程度の水やりでいいです。この時期は生育していません。眠っているので水をあまり必要としていません。
●土が凍っていたり、夜のうちに凍りそうなら水はやりません。もちろん土が濡れているなら水はやりません。

バラの肥料

バラの肥料
文章の修正肥料食い
四季咲きは肥料をずっと必要としていますので、切れないように肥料を与えてください。お店に専用の肥料を売っています。めちゃくちゃ肥料を必要とします。「肥料食い」と言われているくらいです。育種が大ブームになったときに肥料で蓄財を消費した育種家が沢山居ました。
●米ぬかには肥料の効果は無いが、環境をよくする効果がある。ただ初心者は手を出さない方がいい。まずは普通に緩効性化成肥料を。
●油かすは肥料やけしやすい。米ぬかと油粕は上級者のもの。初心者はとりえあず緩効性化成肥料を。
●肥料はリン酸が多い方がいいとされるが、初心者で鉢植えなら緩効性化成肥料(8-8-8)でもいい。
●緩効性肥料はゆっくり効くようにされた化成肥料。この緩効性肥料に有機物やミネラルを追加したものが「有機性緩効肥料」。これらは全て「化成肥料」になる。植物の土には「多様な微生物」がいて欲しいので化成肥料ではなく油粕などの100%有機物による「有機肥料」が理想。ただ、面倒なので現在は有機性緩効肥料が一般的。
●元肥に即効性の肥料をやると枯れることもある。
●鉢に置き肥する場合、置く場所を毎回変える。前回置いた場所には置かないようにする。
●マグァンプは窒素8リン40カリ8とかなり偏った感じだが、適している。
●葉緑素にはマグネシウムが必要でマグネシウムが不足すると下葉から黄色くなって落葉する。マグネシムは化成肥料に含まれているので、有機肥料だけでなく化成肥料も利用する。ちなみにバットグアノはマグネシウムが豊富。
●液体肥料は即効性で、よく生育しているときはいいが、伸びる前(3月)や休眠時期(11月から2月)は肥料としては適さない。根を痛めることもある。やるなら少なめにする。
●ハイポネクス(リン)とリキダス(カルシウム)を混ぜるとリン酸カルシウムができて緩効性肥料になる。
●リンはいろんな物質と結合しやすく、鉄・アルミニウム・カルシウムと結合して土中に止まる。この結合物はそのままでは吸収されないため、根は酸を出ししたり、微生物が分解して吸収する。

バラの植え付け・植えかえ

文章の修正初心者は小さな苗(新苗)じゃなくて、二年以上の株(大苗、あるいは鉢苗)を買いましょう。大苗とは、よくホームセンターでポットにニョキっと茎が生えているだけのアレです。「葉っぱがなくて平気なの?」と不安になるかもしれませんが、芽となる部分(小さな突起でほんのり赤いことが多い)がいずれ葉っぱになっていきます。鉢苗は大苗がある程度育ち、花も既に開花済みの苗です。用土は市販されている花と野菜の土(培養土)にするか、専用の土で植え替え・植え付けをしましょう。

植え替えはいつでも
根っこを傷めないような植え替えは年中いつでもかまいません(一回り大きな鉢にする、またはポットから庭植えにする)。ただし根を切ったり、土を崩すならばできる限り冬の休眠時期(12月から2月)にしてください。
●花が咲くとエネルギーが花にとられて、株の力が弱ります。株を充実させることで翌年以降の花付きが良くなるので、苗のうちはツボミは摘んで、花を咲かせないようにする。
●余った土の処理は古い土の処分方法(初心者向け)を参考に。
●接木の境目のテープは土に分解されるので気にならないならそのままでも。
根詰まり対策・コガネムシ&癌腫病チェックのために植え替えは毎年した方がいい。
●庭の土が粘土質の場合はパーライトがよい。粘土土壌の改良材もある。
●挿木の土は赤玉土鹿沼土の他にロックウールなど。ロックウールは割り箸などで穴を開けてそこに挿して管理する。
●親株の近くに挿木すると成功しやすい。原因は分からないが、バラは乾燥と湿潤を繰り返すことで発根しやすいので、親株が水を吸うために乾燥と湿潤が起きやすいからとも。
●挿木は5mm以上のものを使う。それ以下でも発根するが確率が悪い。
●切り花でも発根材を塗って挿木すれば新株ができる。
●冬の方が発根しやすいという話も。ただし発根までの時間はかかる。

参考詳細は以下のリンクを参考に。
苗の植え付け・植え替え手順

バラの管理場所・日当たり

文章の修正よく日の当たる場所で管理してください。比較的日光が少なくても花が咲きます。一日3時間程度の日照でも花が咲きますが1日5時間以上を推奨。風通しと日当たりがいいと比較的病気の被害が少ないです。
土はやや乾燥気味を好みます。バラ園によっては、日中、土の表面が明るい茶色に見えるくらいに乾いています。しかし、地面が日陰で少々湿るような場合でも生育します(地面は日陰でも葉っぱが日光をよく浴びるような立地で見事に咲いている例は多々あります)。乾燥気味を好むといっても極度に乾燥すると最悪枯れます。特に鉢植えは水やりに注意します。
●品種によっては寒さに当たると茎に黒い斑点が出ることがある。病気ではないです。
●1日5時間の日当たりは3月から11月に当たれば十分。
●雨が当たらない場所で管理するとハダニが発生する。雨晒しだと黒星病が発生する。結局、綺麗に咲かせるには薬剤を散布するしかない!。

バラの病害虫

文章の修正毎日花と葉っぱをチェック!
虫にとって「美味しい」のか、ちょっとやられるとあっという間に全滅に近いことになりますので、毎日葉っぱをチェックして、白く変色していたり、黒い斑点が付いていたり、虫がついていたら、すぐに病気箇所・虫を切り離してください。
病害虫
アブラムシウドンコ病・黒星病・カッパン病・カイガラムシなどなど、とにかく沢山の病害虫にやられます。バラを育てるのは病害虫との戦いです。
病害虫と対応の農薬
アブラムシ→GFオルトラン液剤・園芸用キンチョールE・ガーデントップ・ベニカXスプレー・モスビラン液剤
カイガラムシ→STアクテリック乳剤
クロケシツブチョッキリ→ベニカR乳剤
コガネムシ類成虫→ベニカR乳剤
コナジラミ→ベストガード水溶剤
チュウレンジハバチ→GFオルトラン液剤・園芸用キンチョールE・サンヨール液剤AL
ハスモンヨトウ→ベニカR乳液
ハダニ類→園芸用キンチョールE・ダニ太郎・ベニカグリーンVスプレー
ミカンキイロアザミウマ→ベストガード水溶剤
ウドンコ病→サプロール乳剤・サンヨール乳剤AL・トップジンM水和剤・ベニカグリーンVスプレー・ベンレート水和剤
黒星病→ダニコール1000・トップジンM水和剤・ベニカグリーンVスプレー・ベンレート水和剤

クシヒゲハバチ→幼虫はテデトール(手で捕殺の意)。
テングイラガ→幼虫はトゲがあることがあるので、素手で触らず割りばしなどでつまむ。

●結局、健康に育てるのが一番の病害虫対策。
●休眠期といっても、落葉するとは限りません。暖かい地域なら葉っぱは沢山残りますし、品種にもよる。寒い時期は休眠している……と考えて剪定したり、植え替えをします。
●オルトランは分子の関係から大きくなると吸い上げられなくなる。樹高1mまでしか効かない。よってツルバラには効果が薄い。
●問題になる虫は人それぞれ。

バラの剪定

文章の修正冬剪定
剪定をすると芽が動き出し、新芽が出てきます。真冬に剪定をすると、新芽が寒波で枯れこんでしまうので、最高気温が10度以上になり、寒波でぶり返しがなさそうになってから、剪定をします。北海道なら4月以降。関東以西では2月までに。
株全体を切り戻し、葉っぱを全て落とします。葉っぱを落とすのは昨年の黒点病などの病気を持ち越さないため。その場に落とさずに必ず、取り除いて廃棄する。株元に落ちている葉っぱも必ず除去する。
●シュートは日光が当たっていると出やすい。肥料(窒素・マグネシウム)が不足すると出にくい。
●枯れた枝を放置していると、枯れた部分が広がって、健康な部分も枯れる。

●大苗も一年目はツボミを間引いて、株の生育に栄養を注いだ方がいい。特に多花性の品種は開花でヘロヘロになって生育が悪くなる。様子を見て判断する。
●ブラインドは寒波によっても発生する。
●春から秋にシュートをピンチ(摘芯)して、枝分かれさせる。冬剪定でこれを切り戻すときにまた「一本」にするのは、結局「小さくまとめる」ため。庭が広かったり、他の枝が貧弱ならば、冬剪定でも枝分かれしたものを残すように切り戻す。

●ベーサルシュートが元気いいなら、古い枝を落としてベーサルシュート側をメインにする。
●新芽が動き始めたあとに寒波が来て寒さに当たるとブラインドが起きる。
●一季咲は3月以降に新芽が動き始めてから剪定すると、花芽を落とし開花しなくなる。

参考詳細は以下のリンクを参考に。
冬剪定

新苗は咲かせない
冬に植え付けをした新苗のも枝が伸び、花が咲きますが、花が咲くと消耗しますので一年目はツボミを摘んで、咲かせないようにします。どうしても花が見たい場合はツボミが膨らんだら切って切り花として鑑賞します。

雑記

文章の修正●弱った株は肥料をやらず、水やりを控えて、日陰で管理する。メネデールやリキダスをやってもいい。肥料は弱っているときにやると「とどめを刺す」ことになる。
●台風対策として、ベランダで育てている場合は、台風の時だけ室内に入れるってのも手。
●台風対策として、スクリューペグという土にねじ込むペグがある。これを地面に刺して、ロープで固定する。柵などを使って固定してもいい。
●12月から2月にツルバラを植えると開花するのは最短で秋。木立でも咲くような四季咲きシュラブ樹形のものなら秋に開花するが、弱い品種や一季咲のものは翌年の春に開花する。
●移植が難しいため、プロは鉢ごと庭に植えて、その環境が合っているかどうかを確かめてから地植え(定植)する。ただ鉢を庭にそのまま植えている間は水やりにかなり気を付けなくちゃいけない(それでも鉢剥き出しより水やり頻度は少なくて済む)。
●鉢を埋めると土の温度が上がらず、乾燥避けになる。鉢を埋めるならば不織布ポットがよい。

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