イングリッシュローズの育て方

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イングリッシュローズ

イングリッシュローズ
科名バラ科
属名バラ属
みずやり水控え目
場所外の日なた
難易度上級者向け
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1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
開花
植え
肥料
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栽培の特徴

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育て方の概要
イングリッシュローズはバラ科バラ属の落葉低木。オールドローズの芳醇な香りと大輪一季咲の性質と、四季咲きのモダンローズ(ハイブリッドティー)を掛け合わせて、樹形のしなやかで他の植物と調和しつつ四季咲きの大輪品種を作ろうとしたデビッドオースチンによって作られた品種とその品種群の総称。略して「ER」。オースチンが作った最初の品種のコンスタンス・スプライは一季咲だったもの、その後に発表された品種は四季咲きが多い。大きな花が咲き、病気耐性がある。特に2000年以降に育種された品種は耐病性が強い。
育て方は一般的なバラと同じ。
まとめ
●イングリッシュローズはバラ科の落葉低木で、デビット・オースチンが作った品種群。
●バラとしては四季咲きが多く、耐病性のある品種が多く、剪定しても回復しやすく、育てやすい。

参考バラの新苗・大苗(二年生苗)・鉢苗の違い
バラの病害虫とその薬剤の一覧・まとめ
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品種

水やり

庭植えの水やり

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庭植えの水やり
植え付けて半年は根が広がっていないので水を吸い上げる力が弱く、水切れしやすいので半年は庭植えでも水やりをしてください。
その後は生育時期の3月から10月は水やりをします(もちろん梅雨や雨の降る時期は水やりはしないでいい)。水が切れると生育が鈍くなり、株が弱り、開花が鈍くなります。冬の間は自然に降る雨だけで充分です。
●泥が跳ねて葉っぱに付くと病気(黒星病)になるので、株元に水をやるときはソッとやります。泥ハネを防ぐために、株元に腐葉土やワラを敷いてマルチングをして泥ハネを防ぐといいです。
●マルチングは冬剪定の時にすると地上部がないので楽。
●株元に日光が当たると乾燥してしまうので、場合によっては乾燥予防のためにマルチングをする。

庭植えの植え付け後半年の水やり

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庭植えの植え付け後の半年の水やり
植え付けして六ヶ月は根が張っていないので水を吸い上げる力が弱く、水切れする。水切れすると生育不良を起こすので、植え付けして一ヶ月には庭植えであっても週に二回は水やりをし、二ヶ月目から三ヶ月目は秋に一回水やりをする。四ヶ月目から五ヶ月目までは土と葉っぱの様子を見て水をやり、六ヶ月目以降は自然雨だけで十分になります。

鉢植えの水やり

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鉢植えの水やり
鉢植えの場合は土が乾いたら水をやります。水をやるときは鉢底から水がしみ出すくらいにしっかりとやります。また泥が跳ねないように丁寧に水をやります。泥が跳ねて葉っぱにつくと病気の元になります。水やりはできれば朝9時か10時までにやるといいです。乾燥時期は葉っぱの裏に水をかけるとハダニ予防になります。
●夏は昼間に水をやると水が沸騰して根を傷めます。水切れするなら朝・夕の二回水をやります。
●冬は生育が鈍くなっているので土が乾いてから数日経って水をやります。朝に水をやります。昼以降に水をやると水が明け方に凍って枯れてしまうかもしれません。

肥料

寒肥・元肥(12月から2月)

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寒肥
12月から2月のどこかでやる肥料。春以降に生育するためのエネルギー(なので芽出し肥とも)。株から40cm離れたところに深さ10cmの溝を掘って肥料を埋めるか、株から40cm離れたところに深さ10cmの穴を4カ所から6カ所ほど掘って掘り出した土に肥料を混ぜ込んで埋め込む。近すぎると根が肥料やけを起こすので注意する。
●肥料はバラ専用肥料か、骨粉と油粕を1:1で混ぜたもの…有機肥料がよく、化成肥料は避ける。
●肥料不足のときは化成肥料(液体肥料など)をやってもいいが、有機肥料の補助的に使う。
●12月から1月に肥料をやる場合は、緩効性化成肥料をやる。2月にやる場合は速効性の化成肥料をやります。
●緩効性化成肥料を早めにする方が健康的。

追肥(開花後)

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庭植えの追肥
よく開花する四季咲きのブッシュタイプ・小型のシュラブタイプは開花後に追肥する。開花時期にひと段落したら追肥する。ツル性や大型のシュラブタイプは肥料を控えた方が秋に開花しやすい品種もある。
株から40cm離れた周囲に深さ5cmの溝を掘って肥料を混ぜ込む。もしくは数カ所穴を掘って肥料を埋め込む。
●ツル樹形・大型のシュラブは四季咲きしにくく、基本的に一季咲(春に咲く)。この樹形の種類は春以外は花が咲きづらい代わりに枝を伸ばす。この時期(春以外)に肥料が多いと枝がガンガン伸びて秋に花が咲きづらくなる。

鉢植えの追肥
鉢植えで追肥する場合は、株から離して鉢の縁に肥料を置く。

植え付け

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二年生苗(葉っぱも花もないやつ)は11月から3月に出回ります。鉢苗(花と葉っぱのついた苗)は4月から6月あたりに流通します。ラベルのついた信頼できるショップで買うようにします。鉢苗は土を落とさず、根を傷つけなければ4月から6月に植え付けることも可能。
●二年生苗は入手次第、速攻で植える。乾燥させるとよくない。二年生苗の植え付けは「移植」に近く、苗にダメージがあり失敗することもある。鉢苗を土を崩さないで植え替える方が初心者向き。
●イングリッシュローズの新苗(一年生苗)は出回らない。大苗か鉢苗のみ。


植え替え時期
10月から3月あたり。寒冷地では土が凍結して植え付けできないようなら、暖かくなってから植えます。鉢苗は土を落とさず、根を傷つけなければ4月から6月に植え付けることも可能。
用土
一般的な花と野菜の培養土で植えるか自作する場合は赤玉土小粒6腐葉土4を混ぜたものを使う。一番いいのは「バラの専用土」。庭土に3割ほど腐葉土か堆肥を追加して混ぜて用土として使う。
鉢植えの植え替え
鉢植えの場合は、根鉢(ポット)より一回り大きな鉢を用意します。植え替えの場合は古い土を三分の一ほど落としておきます。根の負担を減らすため、地上部の枝も半分ほどに切り詰めます。鉢底の穴をアミで塞いで土が出ないようにしてから軽石を2センチから3センチほど入れて、軽石の上に土を入れ、株を入れて隙間に土を入れていく。鉢を揺らすとまた隙間ができるので、また用土を入れて隙間をうめていき、隙間ができなくなるまで繰り返す。最後に水をやります。鉢底から水が出るまで水をやってください。
●根を傷つけるとバラの癌腫病に感染する。癌腫病は治療不可能。

二年生苗の下準備
二年生の苗は乾燥しないように水苔で根が包んであるか、土に植えられています(仮植え)。苗の接ぎ目(=接木している台木とのつなぎ目)から25cmほどのところで切ってしまいます。根を水につけて国産苗なら2時間、外国産苗なら一晩放置します。

鉢苗の下準備
鉢苗は花やツボミを落としてから、土を落とさず、根をいじらないで植え付けをします。花やツボミを落とさないで植えると根に負担がかかり、生育不良を起こします。

庭植えの植え付け
庭植えの場合は、直径50cm深さ50cmの大きさの穴を掘って、掘り出した土に腐葉土か堆肥を3割混ぜて用土とする。4分の1の土に油かす・骨粉か、バラ用肥料を混ぜて、穴の底に入れます。その肥料を混ぜた用土の上に、肥料を混ぜていない用土を4分の2の土を穴に戻し、その上に株を入れます。苗の根を広げ、根を切ったり、根が上を向かないようにして、根が隠れるまで、残りの用土を静かに入れていきます。隙間に土を入れて、最後にタップリの水をユックリとやります。水が引いたら、凹んだところに再度用土を足し入れて完成です。
●株同士は70cm以上空ける。
●肥料を混ぜた用土は根に当たらないようにする。
●接ぎ目は地表から少し出るくらいに植える。

支柱

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ブッシュ樹形・シュラブ樹形は基本的に支柱を立てない。支柱を立てると枝は茂りやすいが茎が細くなり、風に弱くなる。茎が細いと吸い上げる力が弱くなり、春・春以降のどちらもの開花が鈍くなる。なのでブッシュ樹形・シュラブ樹形では支柱は立てず、自然樹形で栽培する。
台風対策
支柱は立てない方がいいが、台風の時は別。台風の時は支柱を立ててくくりつけておく。普段から支柱を立てていると枝が弱く、支柱を立てても株が揺れて折れることが多い。

管理場所・日当たり

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1日5時間以上の日当たり
1日5時間以上日当たりの場所で管理する。イングリッシュローズは四季咲きと一季咲きがあるが、四季咲き傾向が強いものは日光を必要とする(日光が少ないと開花が鈍くなる)。日当たりが悪い場所で栽培するのであれば一季咲き品種(もしくはツル樹形)を栽培する。

病害虫

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黒星病・ウドンコ病・テッポウムシ・バラの癌腫病カイガラムシ・ハダニ・アブラムシ・ウドンコ病など

黒星病
黒星病(黒点病)に効果のある薬剤
サプロール…黒星病(黒点病)に予防と治療効果のある薬剤。
サルバトーレ…黒星病(黒点病)の治療効果のある薬剤。予防には効果がないので発病後に散布すること。
アタックワンスプレータイプの薬剤。黒星病(黒点病)の他にウドンコ病・ハダニ・アブラムシ・その他の毛虫に効果がある。
ダニコール…総合殺菌薬で黒星病、うどんこ病、斑点病に予防効果がある(治療効果はなし)。
ジマンダイセン…黒星病・サビ病・炭疽病・灰色カビ病・ベト病に予防効果のある薬剤。

ウドンコ病に効果のある薬剤
トップジン…ウドンコ病と黒星病に予防効果がある。
カリグリーン…ウドンコ病に治療効果がある。
サンヨール乳剤…ウドンコ病・灰色かび病・黒星病・アブラムシ・ハダニ・チュウレンジハバチに防除効果がある。
アーリーセーフ…ハダニ・アブラムシ・コナジラミ・うどんこ病の防除に。

殺虫剤
スミチオンスリップスアザミウマ)・アブラムシ・カイガラムシ・ヨトウムシ・コガネムシ・アオムシ・バラゾウムシの殺虫剤。
オルトラン粒剤…アブラムシ・コガネムシ(幼虫)・スリップス(アザミウマ)・ヨトウムシに効果がある。土に撒いて根から吸収して効果がある。
ベニカ水溶剤…アブラムシ・スリップス(アザミウマ)・コガネムシに効果のある殺虫剤。
ダニ太郎…ハダニ・ダニ類に効果がある殺虫剤。
コロマイト…ハダニに効果がある殺虫剤。

剪定・切り戻し

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剪定時期
剪定は1月下旬から2月に行う「冬剪定(春剪定とも呼ばれる)」と、開花期間中(5月から10月)に花が綺麗なうちに切り取って次の花を咲きやすくする「花ガラ剪定」がある。
冬剪定(春剪定)…1月から2月
またイングリッシュローズは刈り込んでも花が咲きやすいので気にしないで剪定するべき。株の中に日が通るようにすることで、株の根元からシュートが出てきて開花する(シュートが出る品種ならば)。また、枝をさばいて風通しよくすることで病害虫の予防になる。また、乱れがちな樹形をコンパクトに整えることも可能。
バラは2月には根が動き始め、小さな芽が目視できるようになる。3月になるとその芽が伸び始める。冬剪定は芽が確認でき、伸び始める前に行う。2月が適している。ただし早くから活動を始める品種もあり1月下旬に行わなくちゃいけないものもある。
●冬剪定をしなくても枯れることはない。ただし、枝が混み合い、風通しが悪くなり、株が老化してしまう。
ツルバラ樹形は早めに活動し始めるので1月下旬までに冬剪定しておくといい。
●冬剪定では葉や枝がなくなって作業しやすい。このときに株元にマルチングをして泥ハネ対策(=黒星病対策)を行っておくと楽。
●冬剪定の時に株元に小さなが穴がないか? オガクズ(木クズ)がないか調べる。穴・オガクズはテッポウムシ(カミキリムシ)の印。見つかったら、穴に薬剤(スミチオンなど)を注入して駆除する。

花ガラ剪定(5月から10月)
四季咲き品種は春に開花して実をつけると生育が止まります。なので花に実がつかないように切ることで次の生育を促し、次の花(二番花・三番花など)を咲きやすくする「花ガラ剪定」を行います。一季咲きの品種やツルバラとして育てる場合は花ガラ剪定はしない。一般的には枝から花までの半分とか、大きな5枚葉の上5mmあたりを切ると、残した葉の根本から新芽が出てきます。新芽が二個以上出てきたら、5cmほど伸びたあたりで間引いて元気がいいの一個にします。
●開花中は水をよく吸い上げますので終わりかけに剪定することで次の脇芽が出やすくなり開花が早まります。しおれて傷んでから花ガラ剪定するのではなくて、早めに切るのがコツ。早めに切って切り花として飾るといいです。
●花からすぐ近くの位置で剪定すると次の花が早く出て早く開花するが花は小さくなり、深く切り戻すと開花は遅くなるが花は大きくなる(これで開花時期をコントロールすることも可能)。
●四季咲き品種は花ガラ剪定をしてから平均で40日前後で次の花が開花する。夏なら30日で開花。
●花ガラ剪定が遅いと花に実がついて株が弱り、頂芽(ツルの先)が伸びてひょろ長くなり、枝が細くなり、花が減ってしまいます。四季咲き品種は花ガラ剪定をしましょう。
●脇芽が出ても、四季咲き性・返り咲き性の弱い品種は開花しないか、開花が鈍い。また日照時間や土壌・気候・株の充実の度合いによっても咲かないことがある。よってあんまり気にしないで管理した方がよい。

夏剪定(8月9月)
8月になり気温が高くなると枝葉が旺盛に伸びはじめます。上記の「花ガラ剪定」を維持するのが普通ですし無難ですし、初心者向けですが、秋の開花の方が鮮やかで長持ちになるので、秋に一斉に開花させるために「夏剪定」を行う人もいます。関東であれば9月の上旬に二番花の茎を半分か5枚葉の上5mmあたりで切ってしまいます(三番花が咲いていても二番花の茎で切る)。全ての枝を切り戻します。ツボミも同様に切り戻し、シュートも二節か三節ほど切り戻します。
●強い切り戻しをすると株が弱ることもあるので心配なら夏剪定はせず、花ガラ剪定を継続する方が無難。特に初心者は。

ツル樹形の花ガラ剪定(5月から6月)
ツル樹形・一季咲きは春にしか開花しません。最初の花は枝分かれしているところから15cmほど残して剪定します。すると脇芽が出て開花します。この二番花は花首のすぐ下で剪定して、次の開花をさせ、三番花を咲かせます。これを繰り返して花が咲かなくなるまで行います。

剪定の基礎

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冬剪定(春剪定)の基礎
冬剪定は全体を刈り込んで、株を「更新する」のも大きな目的です。まずは枯れた枝を切り、弱い枝、病気の枝を落とす。必ず全ての葉っぱを切り落とす。また、枝先を切り戻す。この全ては冬剪定(春剪定)で必ず行う。
また一番花が咲いた枝は切り戻し、太い硬い枝は浅く切り戻し、細い柔らかい枝は深く切り戻すようにする。
●葉っぱを落とすことで病気を持ち越さないようにする。切った葉っぱを株元に捨てず、回収して廃棄する。放置していると病気が残る。
●枯れている枝・病気の枝の枯れている部分・病変部分は必ず切り、元気な部分まで切り戻す。株元近くまで切り戻すことになってもとにかく切る。バラは病気にかかりやすい。イングリッシュローズが病気に強いといってもこういう作業をキッチリした上での話。

冬剪定
株全体を2分の1の高さあたり…もしくは樹高1mを目安に切る。前年の一番花を咲かせた枝を2節から3節ほど残して切る。数年育てた株の場合は開花が鈍い枝(細い枝や枯れ枝しか分枝していない)が出てきているので、これを根元から切ってしまう。放置すると老化した枝ばかりになってしまう。
最後に去年・一昨年に伸びたベーサルシュート(株元から伸びたシュート)を切る。他の枝より若干高い位置で切る。高く切ると春に枝が伸びて先に花が咲く。

残した枝が多いと花が多く咲くが、株の充実度によっては手に余ってしまい花が小さくなったり株が疲弊してしまう。そこで「去年一番花を咲かせた枝」を全て残すのではなく、全体とその枝とのバランスを考えて間引いていく。このあたりは経験で判断するしかない。太い枝に中程度の太さの枝があれば二本あってもいいが、細い枝には細い枝を一本残すだけにする…といった枝ごとの判断と株全体のバランスを考えつつ剪定していく。
●株が充実しているのであれば枝はもっと多く残してもいい。また品種によっても違う。数年経過した株で充実していれば一本の枝に5本から8本の枝を残すこともある。
●ベーサルシュートが出て、古い枝を更新していく品種と、成熟してくるとベーサルシュートが出ない(出にくくなる)品種もある。ベーサルシュートが出る品種は古い枝を落として、更新していくが、出にくい品種は現在の枝を大切に扱う。

香りの種類

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フルーツ香
桃・リンゴ・柑橘系などの香り。

ミルラ香
ミルラの香り。ミルラとは没薬(モツヤク)のこと。没薬とはカンラン科の植物から取れる香料のこと。防腐の効果があり、ミイラの語源とも。

オールドローズ香(ダマスク香)
一般的なオールドローズの香り。一般的に「バラの香り」と言ったらこれのこと。ダマスククラシック香・ダマスクモダン香の二つに分けられる。

ティ香
紅茶のような香り。

ムスク香
ジャコウの香り。

ノワゼット香
白ワインが熟成した香り。白ワインが長期間熟成されると…30年くらいに経っているビンテージ物じゃないと感じられない香り。

咲き方の種類

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カップ咲き…開花した時に横から見るとカップのような形状になるものがカップ咲。典型的なオールドローズの咲き方で、イングリッシュローズはオールドローズを掛け合わせているので、よく見られる。以下に分類があるが、細かく分けずに全てをザックリと「カップ咲き」でまとめることの方が多い。というのも細かい分類ができないくらいに種類が多いので。
シャローカップ咲き花びらの立ち上がりが浅いものをシャローカップ咲と呼ぶ。

ディープカップ咲き花びらが深い・高いものをディープカップ咲きと呼ぶ。

オープンカップ咲きカップ咲きは大抵は花びらが多くて、中までギッシリ花びらが詰まっているものですが、花びらが少ない品種では形状が横から見るとカップで、中はシベが見える状態。

ロゼット花びらから放射状に伸びる花の形状。外側の花びらが大きく、内側の花びらが小さい。横から見ると平べったく見える。ロゼットというのは本来はこの「バラの咲き方」のこと。オールドローズで見られる咲き方のため、オールドローズを配合してできたイングリッシュローズではよく見られる。

クォーターロゼット咲き
ロゼット咲きで、複数の芯が見られるというか4つのロゼット咲きが合わさったような形状のもの。本来は4つだが、もっと多くても少なくても「クォーターロゼット咲き」と記述される。ただし、あんまり芯が多いとロゼットなのかよくわからず、「カップ咲き」と記述されることもある。

シングル(一重咲き・平咲き)花びらが一重の咲き方。花びらが5枚で芯・シベが見える。バラっぽくない。

セミダブル(半八重咲き)花びらが6枚から19枚で、芯・シベが見える。

ポンポン咲き小輪で花びらが少し反り返ったポンポンのような球体の咲き方。ちなみにポンポンとは飾りの玉状のもののことで擬音ではない。フランス語。チアリーダーが振り回すやつ。

ティ咲き(高芯咲き)花の芯…中心部分が一番高い。と書くとややこしいですが、一般的な切り花のバラはこれ。イングリッシュローズではあんまり見ない。花びらが外側から広がっていく。

フリル咲き花びらが波打っている形状のもの。

なでしこ咲きナデシコのような咲方をしているもの。

リカーヴド(シャクヤク咲き)カップ咲でフリル咲のものでシャクヤクのような咲方をしているものをリカーブド(シャクヤク咲き)としています。

樹形の種類

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以下にバラの樹形についてまとめていますが、この類型はかなりアヤフヤで、同じ品種が本によっては別の樹形になっていることもあったり、環境・剪定・肥料などによっては微妙な違いになります。大雑把に言うと木立性とツル樹形があり、その中間としてシュラブ樹形がある。木立樹形に近い方がより四季咲き性が強い傾向があり、ツル樹形に近いほど一季咲きに近くなる。
ブッシュ樹形(木立樹形)今年伸びた枝に何度も開花する四季咲きが多い。ハイブリッドティー系・グランディフロラ系・フロリバンダ系がブッシュ樹形とされる。

シュラブ樹形(=半ツル樹形)ブッシュ樹形でもツル樹形でもないものは大体はこの「シュラブ」にカテゴリされるので、シュラブ樹形はやたらと幅広く、分かりにくい。ツル樹形にも仕立てられたり、ブッシュ樹形にも仕立てられるものあったり。問題はラベルの分類がざっくりと「シュラブ」になっていることが多いところ。最近は細かく書いてある。イングリッシュローズ系はここに属する。
直立型(木立性)枝が硬く直立する。縦に伸びるタイプ。冬剪定で短くするとブッシュ樹形とほとんど同じになる。ブッシュ樹形にまとめるのが一般的。庭植えも鉢も適している。

横張り型枝が横に張り出し、自立する。

開帳型枝が伸びると自重で枝垂れる。優しい雰囲気になる。自立させるのであれば支柱を立てて固定する。小さめのツルバラとして仕立てることも可能。

グランドカバー地面を這うように広がる。誘引してツルバラのようにフェンスなどに這わせることもできる。

ツル樹形一季咲きが多く、花を咲かせない代わりに春以降は枝を伸ばすって感じ。四季咲きするものもあるが、安定しない(咲いたり咲かなかったり)。なので一季咲と考えるべき。開花が多いと枝があまり伸びない。
クライミング樹形株元に近い部分は太い枝で自立しているのですが、先に行くほどに細くなるため、壁などによりかかって登っていく樹形。家の壁に這わせるのはこのタイプ。逆にフェンスなど低いところに這わせるのは枝が太くて向いていない。

ランブラー樹形枝が柔らかく自由に誘引できる。クライミング樹形だと難しい低いフェンスであっても誘引させて絡ませられる。地面を匍匐するタイプもある。

樹高

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樹高120cm以下見下ろすタイプの樹高でフロリバンダに近い性質で栽培する。ブッシュ樹形(木立樹形)にあたる。鉢植えでも花壇でも栽培可能。庭の手前に植えることが多い。
樹高120cmから150cmバラは枝先に開花するので、この樹高は人の視線から若干低い位置に開花して使い勝手が良い。花壇でも鉢植えでも栽培可能。シュラブ樹形の中の小型。
樹高150cmから180cm150cmから180cmという樹形は一般的な剪定した場合での樹高。伸ばせばツル樹形になりツルバラとして育てられる。人の背の高さで開花する。視線より若干上で開花する。イングリッシュローズの種類では多い樹高。シュラブ樹形の大型。
樹高180cm以上樹形でいうツル樹形。ツルバラで管理する。一季咲きで春に開花し、その後はツルを伸ばすので、四季咲きではないことがほとんど。ただし春に大量に開花する。

花のサイズ分け

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巨大輪花径13cm以上
大輪花径8cmから13cm
中輪花径5cmから8cm
小輪花径3cmから5cm
管理用リンク
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