イングリッシュローズの育て方
目次
イングリッシュローズとは?特徴は?植え付け・植え替え水やり肥料管理場所・日当たり剪定病気・害虫より詳細な栽培については…関連記事学名などの基礎データ
最終更新- 植物名
- イングリッシュローズ
- 科名
- バラ科
- 属名
- バラ属
- 耐寒
- マイナス15度
- 水やり
- 水を好む
- 場所
- 外の日なた
- 難易度
- 上級者向け
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イングリッシュローズとは?特徴は?
イングリッシュローズは
バラ科バラの品種のグループ。20世紀にデビッド・オースチンによって作出されはじめ、現在は大きなグループとして人気。落葉時期に鉢や庭に植え付け、春から秋にかけて開花し、冬には落葉する。夏は暑さで休みがちで、春が主に開花の最盛期、でも、涼しくなった秋も綺麗です。
特徴はオールドローズの咲き方で、病
害虫には強めで、栽培しやすいのが特徴。切り詰めればブッシュ樹形、伸ばすとツル性となるものが多く、都合によって調整できます。
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植え付け・植え替え
時期
落葉じている12月〜2月に植え付け・植え替えをします。落葉していない場合は、葉っぱを落としてでも植え替えます。
植え替えは
根詰まり・土の劣化を防ぐためにするんですが、それより大事なのは「
コガネムシの幼虫と
癌腫病のチェック」です。二年に一回を目安に行います。
用土
鉢植えであれば、一般的な
培養土でもいいですし、バラの
専用土でもいいです。地植えの場合は、庭土に
腐葉土や
堆肥をしっかりと混ぜ、化成
肥料も入れて土を作って植えます。
鉢の植え替えの手順
葉っぱを全て落とし、高さ半分か、高さ3分の2くらいに
切り戻しておきます。ハサミは前もって消毒しておきます。
鉢から株を取り出し、古い土を3分の1だけ落とし、コガネムシの幼虫がいないか?癌腫病ではないか?をチェックし、幼虫は取り除きます。癌腫病だった場合は、株を廃棄するか、判断が難しいなら、感染しないように隔離して管理しておきます。
鉢は管理しやすいので、基本的にずっと8号
鉢の大きさを維持しておきます。
鉢の底に鉢底ネットを敷き、鉢底石を2cm入れ、
用土を入れて、株を入れて、隙間に用土を詰めて、最後にしっかりと水をやって完成です。
スリット鉢なら鉢底ネットや鉢底石は不要で便利ですが、土が流れ出やすく、床が汚れやすいです。
地植えの手順
直径50cm深さ50cmの穴を掘って、掘り出した土に腐葉土か堆肥を2割〜3割入れ、化成肥料を説明書の容量を入れて、よく混ぜて用土を作ります。
穴に半分の土を戻し、株を入れて、残った土を入れて埋めていき、最後にしっかりと水をやってください。
もしくは培養土とごっそり入れ替えて植えてもいいです。
ツルバラとする場合はフェンスなど絡ませるものを用意し、誘引します。
水やり
地植えの場合は、開花していない時期は自然に降る雨でいいのですが、ツボミや花がある時期は水切れしないように地植えでも様子を見て
水やりをします。
鉢植えの場合は、土が乾いたら水をやります。春から秋は水切れしやすいので、気をつけましょう。夏は特に水切れしやすいので、朝夕2回水やりをします。それでも水切れする場合は、夏は暑さで調子を崩しますし、蒸発を防ぐためにも、
半日陰に移動させましょう。
肥料
植え替え・植え付けのときに肥料をやりますが、イングリッシュローズは肥料を非常に必要とし、肥料が切れると開花が鈍くなるので、年間を通して追肥をしましょう。
春から秋の間は、一か月の一回、化成肥料を株の周囲にまくといいです。
管理場所・日当たり
日当たりで管理します。半日陰でもいいですが、半日陰だと開花がどうしても減りますので、できるだけ日当たりで管理しましょう。
剪定
冬に全ての葉っぱを落とし、高さ半分くらいに切り戻す冬
剪定をします。
開花し、花がしぼんだら花は摘んでしまいます(
花ガラ剪定)。花を摘むことで次の花が咲きやすくなりますし、小さくまとまりやいです。
病気・害虫
黒星病・
ウドンコ病・
テッポウムシ・
バラの癌腫病・
カイガラムシ・
ハダニ・
アブラムシ・コガネムシの幼虫などが発生します。
この中でも、見た目を悪くし、生育不良を起こして問題になるのは黒星病、ウドンコ病。この二つについては春から秋に薬剤(ダコニール、夏はオーソサイド)を散布して予防する。
株自体が枯れる可能性があるのは、テッポウムシ、バラの癌腫病、コガネムシです。
イングリッシュローズは病耐性があるものが多いですが、それでも薬剤は定期的に散布しておくのが通常です。
より詳細な栽培については…
このページはイングリッシュローズの育て方のかなり簡略したものとなっています。より詳細な栽培については
を参考にしてください。
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