テッポウムシ(鉄砲虫・カミキリムシの幼虫)の生態・予防・駆除・薬剤のまとめ

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テッポウムシ(カミキリムシ)について

テッポウムシ(鉄砲虫)はカミキリムシの幼虫。カミキリムシはカミキリムシ科の昆虫。日本で害をなす種はゴマダラカミキリ(ミカン・ヤナギ・クリ・イチジクを害する)、クワカミキリ(クワ・イチジクなどを害する)、トラフカミキリ(クワを害する)、キボシカミキリ(クワ・イチジクなどを害する)、シロスジカミキリ(クリ・クヌギなどを害する)、ミヤマカミキリ(クリ・クヌギを害する)、スギカミキリ(スギ・ヒノキを害する)、スギノアカネトラカミキリ(スギ・ヒノキを害する)、ルリカミキリ(サクラ・リンゴなどのバラ科を害する)、リンゴカミキリ(サクラ・リンゴなどのバラ科を害する)、ブドウトラカミキリ(ブドウを害する)、キクスイカミキリ(キクを害する)、ラミーカミキリ(ムクゲなどを害する)、マツクイムシなど。

カミキリムシ以外にもコウモリガ・ボクトウガ・コスカシバガなどの幼虫も似たような被害があるため、テッポウムシとされます。コウモリガなども同様に穴から糞をしていて、穴に薬剤を入れるのは同じ。穴がまっすぐなので針金を突っ込んで殺すことが可能。

カミキリムシの穴に針金を突っ込んで幼虫を殺すことはできなくもないが、成功率が低いので素直に薬剤を使いましょう。

5月〜8月にカミキリムシ(成虫)が幹の樹皮を齧ってその中に卵を生みつけ、卵からかえった幼虫が木の内部を食べる。1年〜2年、もしくは数年ほど食べ進むため、放置しているとかなりの確率で枯れる。幹に穴が空くため、その穴が「鉄砲に撃たれたみたい」なのでテッポウムシと呼ばれています。成虫も花・花粉・葉・茎・木の皮・樹液を食べるので、成虫も害虫ではある。ちなみに捕まえるとキイキイと非常に不快な威嚇音を出す。

カミキリムシは見つけ次第…
カミキリムシが一匹飛んでいたらすでに卵を生みつけられていると考えましょう。成虫を見つけたら、地面に落として、とにかくフミツブース。ハサミを持っているなら頭部と胴体を真っ二つにする。ちなみに頭だけになってもしばらくは動いていますが、もちろん死にます。死骸は蟻(あり)がエサにします。圧死・斬死が心苦しいなら、水につけて溺死させる。いちいち殺虫剤を取りに行くのは面倒です。バラ栽培をしている人はカミキリムシは発見次第、躊躇なく駆除します。一度でも被害にあっていたら、かわいそうなんて気持ちはもう起きない。交尾していたら余計腹が立つ。
●夜行性で卵を生みつけるのは夜。カミキリムシを駆除するのは難しい。
●田舎のオバサンはよくサンダルで踏み潰している。
●昆虫食ではテッポウムシは美味しくてタンパク質豊富とされる。
●仮面ライダーアギトに出てくるギルスのモデルがカミキリムシ。
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よく見る種類

カミキリムシが卵を生みつけ害する木はカミキリムシの種類によって違い、幼虫が木を食べるのはどれも変わりはないが、生木より、腐食した木を好むものが多い。ガーデニングで害虫とされるのは、当然生木を食べるカミキリムシ(テッポウムシ)のこと。

ゴマダラカミキリムシ

テッポウムシ:ゴマダラカミキリムシ
触覚が青みがかった白黒のストライプ。背中に黒地に白の模様がある。モミジに穴を空けて食害します。柑橘系(ミカンなど)、ヤナギ・クリ・イチジク・クワ・白樺などで被害がある。

シロスジカミキリ

テッポウムシ:シロスジカミキリ
クリ、クヌギ、コナラ、アベマキ、アカガシ、スダジイブナ、ヤナギ、ハルニレ、アキニレケヤキ、ダケカンバ、ミズナラなど多くの樹木に卵を生みつけて被害を起こす。

その他

ルリカミキリ
体長1cmと小さなカミキリムシ。果樹が多いバラ科の植物を食害するので農家には嫌われている。生垣によく使われるカナメモチ(レッドロビン)を食害するのでよく見かける。

マツノマダラカミキリ
マツクイムシと呼ばれ、日本中の松の木を枯らせた虫とされる。実際はアメリカから渡来したマツノザイセンチュウを、在来種のマツノマダラカミキリが広げただけ。

テッポウムシの予防の方法

一般家庭ではテッポウムシの予防はほぼしない。やるとするなら株を健康に保つくらい。テッポウムシ被害が発生したら薬剤駆除を行う「後手対応」が基本です。ここでは予防方法についていくつかまとめておきます。あんまりに被害が多いなら検討しましょう。

薬剤でカミキリムシの卵の産みつけを予防

テッポウムシ予防樹脂フィルムやガットサイドSを幹に塗るとカミキリムシが卵を生みつけるのを防げます。薬剤は手の届く範囲でいいので塗ってください。効果は継続し、1年〜2年に一回塗り直せばいいです。すでに侵入しているテッポウムシを駆除できないので、まずはテッポウムシを駆除してから塗布します。
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薬剤ではないですが、幹に不織布や、みかんネットなどをゆるく巻きつけることで、卵を産みつけられないようにすれば、同様の効果があります。ようは、邪魔をすればいいのですよ。

成虫を駆除する

5月〜9月に定期的にスミチオン乳剤などを散布して成虫を駆除するか、虫取り網を持ってみまわって、捕獲します。面倒なので、ガットサイドSなどを樹木に塗布することで卵の生みつけを予防するといいです(一般家庭ではそこまでしないけど、生産者ならね)。

カミキリムシを庭で一匹見つけたら、すでに数カ所に卵が生みつけられていると考えましょう。カミキリムシは踏み潰して、しばらくはオガクズ状の糞が落ちていないかチェックし、すでに被害があるようなら対処します。

カミキリムシは光るものを嫌う

カミキリムシは光るものを嫌うので、アルミホイルやキラキラしたテープを周囲に張っていると多少は予防できます。まぁ、気休め程度ですけどね。

不健康な株が被害に

樹木が不健康になると被害に遭いやすい。生木を食べるカミキリムシでも弱った木を好むともされ、絶対ではないですが肥料をしっかりとやり、剪定をして風通しをよくして、日光を幹の中まで通して健康に育てるのが、何よりの予防になります。

木酢液・竹酢液

木酢液・竹酢液にはカミキリムシなどを忌避する効果があります。50倍ほどに薄めてスプレーで散布すると2週間ほど効果が持続します。5月〜8月の間は散布するといいです。ただ、匂いがキツイので嫌いな人は嫌い。

テッポウムシの駆除の手順

穴を探す

テッポウムシは幹を食べて、糞をする。その糞がオガクズかコーンフレークのように見える。この糞が株の周囲に散乱していたら、その樹木はテッポウムシに食害されています。
●大体、樹高1m〜2mのあたりにあるが、上の方にあることもある。上の方の細い枝に食害されていて、以下の手順が踏めない場合は、枝ごと切り落とす。

薬剤を注入する

糞が見られたら、穴を探し、その穴に薬剤を注入します。薬剤はカミキリムシ用キンチョールなどがあります。ノズルを穴に突っ込んで噴霧します。
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薬剤の刺激が強いものであれば、株の周囲に植物があるのであれば、新聞紙やシートを敷いて保護します。穴に薬剤を注入します。あなたの手を保護するためにビニール手袋をして作業しましょう。キンチョールであれば保護はしなくてもいいです。
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●針金を突っ込んで刺し殺す!でもいいが、内部の穴が曲がっていると辿りつかず、殺せない。薬剤噴霧の方が確率がよいので、薬剤を使いましょう。

穴を塞ぐ

最後に薬剤で穴を塞ぎます。穴を塞がないとここから水が入って腐る原因になったり、別の病気の原因になります。穴を埋める用の薬剤もありますし、木工用ボンドでもかまいません。とにかく塞ぎましょう。
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確認する

テッポウムシが死んでいれば、穴は塞がれたままですが、死んでいない場合はまた、その穴からオガクズのような糞が出てきますので、数日経って様子を見て、死んでいないようであれば、もう一度薬剤を入れて穴を塞ぎます。
以上でテッポウムシの駆除が可能です。

テッポウムシ(カミキリムシ)の薬剤

上記で挙げた薬剤を挙げています。一般家庭ではカミキリムシは基本的に生みつけられてから、穴にキンチョールするしかないので、キンチョールと癒合剤(テッポーダンかボンド)があれば十分です。
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穴に噴射して幼虫を殺し、以下のテッポーダンや癒合剤で穴を塞げばいいです。
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テッポーダン
テッポウムシが空けた穴をふさぐための薬剤。穴を防ぐことで水が入って幹が腐るのを防ぐ。
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木工用ボンド
穴を塞ぐのは木工用ボンドでもいいです。安くあがるので、コチラを勧める人も多い。ただ、水に弱いので専用のものを使った方がいいです。
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ガットサイド
樹木に散布・塗布することでカミキリムシが卵を生みつけるのを防除する。ヒメコスカシバ、カキノキマダラメイガ、ゾウムシなどにも効果がある。
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スミチオン乳剤
多くの害虫に効果のある薬剤。成虫を駆除し卵の生みつけを防除する。人間などには影響が少ない。スミチオンを散布してガットサイドを樹皮に塗っておくと大体は大丈夫。
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トラサイドA乳剤
スミチオンとマラソンを混ぜた浸透して効く薬剤。ブドウトラカミキリに効果がある。
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ダントツ水溶剤
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スミパイン乳剤
マツクイムシやその他の虫に効果がある。
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