クズの育て方?駆除の方法もまとめ
目次
クズ(葛)とは?水やり肥料管理場所植え替え・植え付け病害虫駆除の方法関連記事学名などの基礎データ
最終更新- 植物名
- クズ
- 科名
- マメ科
- 属名
- クズ属
- 学名
- Pueraria montana var. lobata
- 別名
- 裏見草
- 水やり
- 水控え目
- 場所
- 外の日なた
- 難易度
- チャレンジャー
スポンサーリンク
クズ(葛)とは?
クズ(葛)は
マメ科クズ属のツル性の
多年草。繁殖力が強く、ツルをよく伸ばし、樹木に絡み付いて締め付けて、その樹木を枯らすこともあるほど。マメ科植物なので根に根粒菌を持ち、空気中の窒素を土中に取り込む性質があるため、痩せ地でも育つ。
種子でも広がるし、根茎でも広がり、ツルが地面に接すると節から発根してしまう。クズ(葛)は繁殖力が強すぎて、駆除しにくい「
植えてはいけない植物」「
繁殖力が強い植物」として挙げられる。外国では環境を壊す外来種であり、日本ではクズ(葛)を取り除くことが健全な森林形成の大事な過程とされるほど。
意図的に植えるものではないです。
秋の七草の一つで、葛粉は漢方薬(葛根湯はクズの根を使った漢方)の材料であり、日本が原産とされ、日本に昔からあり、人間も食べていましたし、家畜の飼料としても利用されていました。地方名に「ウマノボタモチ」「ウマノオコワ」といったものがあるのはその名残…といったように、日本では生活に密接な植物ではあったんですが、現在はとにかく自然のバランスを崩すものとされます。
駆除するのが大変なので普通は植えない。
スポンサーリンク
水やり
鉢植えの場合、土が乾いたら水をやります。
地植えの場合は自然に降る雨だけで十分です。
肥料
肥料は不必要です。マメ科植物ですので、根粒菌を持ち、空気中の窒素を取り込むため、肥料はなくていいです。肥料をやることで生育が悪くなるということもないです。
管理場所
日当たりじゃないと生育が鈍いです。
植え替え・植え付け
時期
3月〜4月に新芽が出てきます。この辺りに植え付けをするといいですが、苗・芋は別にいつ植え付けても枯れることはないです。鉢植えでも、4月に植え付けると6月には2m〜3mにはなるので
グリーンカーテンには余裕でできます。
鉢植えの場合、植え替えは毎年行います。
用土
一般的な
培養土でいいです。土質は選びません。痩せ地でも育ちます。
鉢植え
鉢底の穴を網で塞いで、
軽石を2cm入れます。その上に
用土を入れ、苗を入れ、隙間に用土を入れていきます。最後に水をやって完成です。
ネットやフェンスに
ネットやフェンスに這わせましょう
ツル性でなにかに絡ませる必要があります。ネットに絡ませればグリーンカーテンとして利用できます。クズ(葛)はかなり長くツルを伸ばすので、ネットからはみ出す前に
切り戻していきましょう。ネットから出て家の手すりに絡んだら外すのが大変です。
剪定
気温・日光の条件が揃うと鉢植えでも1日で10〜15cmは成長します。地植えの場合は1日で30cmほど伸びることがあるため、想定の大きさに止めるためには数日おきに…必要ならば毎日
剪定する必要があります。クズ(葛)の場合は、脇芽を出させるための剪定(
摘芯)ではなく、「管理できるようにとどめる」ための剪定です。また、密生すると暑苦しいですので、葉っぱも間引きます。手に負えないと思ったら、廃棄しましょう。
●クズ(葛)は摘芯しなくても枝分かれして伸びる。
増やし方
挿木から増やす
種子からも広がるが、種子は発芽しにくい。また、種子は何年か後に発芽することがあり、計画的に種子から栽培することはあまりない。一般的には「挿木」から株を増やす。4月〜10月に葉っぱをむしった枝10cm〜15cmを取って、土に挿し、
半日陰で普通に
水やりして管理していると発根します。発根したら、鉢などに植え付けます。植え付けまでは1ヶ月〜2ヶ月。節から根と新芽が出るので、節が土が埋まるように挿木します。用土は
赤玉土単用が好ましいです。
病害虫
オジロアシナガゾウムシ、マル
カメムシなど、いろんな虫がやってくる。また、虫を食べに肉食昆虫がやってくるし、トカゲ・蛇が住むこともある。ただ、これらの虫でクズ(葛)が枯れるということはないです。
駆除の方法
ツルを切っても、根が残っている限りは芽を出して繁茂しますので、根を枯らさなくてはいけません。地面を掘って、根を剥き出しにして、根にドリルで穴を空けて、そこに
除草剤を流し込みます。一発で枯れるとは限らず、何度も継続して除草剤を入れます。
スポンサーリンク
関連記事
マメ科