ロータスブリムストーンの育て方…剪定で蒸れ対策と綺麗な新芽を出しましょう

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ロータスブリムストーンの基礎データ
ロータスブリムストーン
科名マメ科
属名ミヤコグサ属
学名Lotus Hirsutus"Brimsutone"
別名ロツスヒルスツス
耐寒マイナス10度
水やり水控え目
場所外の半日蔭
難易度中級者向け
画像投稿
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開花
植え
肥料
剪定
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ロータスブリムストーンの特徴は?

ロータスブリムストーンは地中海沿岸に自生するマメ科ミヤコグサ属(ロータス属)の多年草。新芽は若々しいライムグリーン、それが成長とともに、色が変化していきます。この色合いの変化を楽しむためには適宜、切り戻しをしてください。

フワフワでかわいい姿で弱そうなのですが、寒さに強く、マイナス10度まで耐えるカラーリーフってなかなかありません。乾燥に強いが、夏の高温多湿に弱く、環境(風通しや土の水はけ)で、どうもヒョロ長く暴れて不恰好になることもあります。合うか合わないかは植えてみないと分からないですが、環境が合うと、手間がかからず常緑で楽しめるカラーリーフ。一度植えてみて損はないです。

ロータスの仲間で「ロータス・クレティクス」という銀葉種類があります。これはロータス・ブリムストーンより寒さに弱いです。
草丈20cm〜50cm
ロータスブリムストーン
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剪定について

夏の蒸れ対策のために、梅雨前に全体を半分以下に刈り込んで、痛んだ葉っぱを整理します。

梅雨前・夏前じゃなくても定期的に刈り込んで新芽を出させると綺麗ですので、蒸れ対策も兼ねて、乱れていたら高さ半分に刈り込んでやるといいです。

徒長問題…ひょろ長くなったら

ロータスブリムストーンは生育すると株元の葉っぱがなくなり、非常に不恰好になります。そこで毎年剪定して、小さく抑えて、綺麗にしておきます。梅雨前に剪定するのは「蒸れ」対策です。徒長を防ぐための剪定は真夏と真冬以外ならいつでもいいです。でも、結局、梅雨前に剪定することになるので、毎年梅雨前にやった方がいいです。

剪定は、梅雨前にやるように株全体の半分を狩り込むか、株元から一つか二つほど葉っぱを残して、バッサリいきます。多分、葉っぱを残さなくても生育時期なら復活しますが、葉っぱを残すのは万が一のためです。

刈り込んだ枝は土に挿していると発根して株が増えます。
●ちなみに徒長する原因は、水のやりすぎ・肥料のやりすぎ・日光不足ですが、日本の環境を考えると十中八九「水のやりすぎ(雨の降りすぎ)」です。ロータスブリムストーンは乾燥を好む方なので。

管理場所・日当たり

日光を好み、日光が不足してくると、葉色が鈍くなりますので、出来るだけ日にあててあげます。といっても半日陰でも十分育ちます。というか半日陰がいい。耐陰性がそこそこあります。寒さに当たると葉っぱが紅葉します。

鉢植えの季節の管理場所は?

鉢植えの場合は春は日に当ててあげます。梅雨の長雨に晒されると腐ってきますので、梅雨は軒下など雨が当たらない場所に移動したほうが良いです。

夏の直射日光に当たると葉っぱが焼けてしまいますので、半日陰に移動させます。もしくは寒冷紗やヨシズで遮光すればよいです。

秋になったら、また日に当てて下さい。

冬も日当たりで管理します。ロータスブリムストーンは寒さに強くマイナス10度まで耐えます。葉っぱは常緑で冬を越すので、カラーリーフとして非常に優秀です。

庭植え(地植え)で植える場所は?

庭植えの場合は年間を通して、半日陰に植えてください。理想的には落葉樹の下などのような、夏は風通しの良い半日陰(木漏れ日)、春・秋・冬は日当たりになる所がいいですが、そこまでこだわる必要はなく、年間を通して半日陰で十分です。

とにかく夏の直射日光は避け、高温多湿・蒸れに弱いので夏に風通しの良い半日陰(木漏れ日)になる場所に植えてください。これを一番に優先させましょう。
寒さには強いですが、耐寒性で言うとマイナス10度。東北南部はギリギリくらいの耐寒性です。それより南では戸外で越冬します。

水やり

やや乾燥気味を好みます。水のやりすぎでも徒長(=ひょろ長になること)して、不恰好になるので水は控えめにするのがコツです。

庭植えの水やり

庭植えの場合は、植え付け直後にしっかりと水をやった後は、降雨だけで十分です。ただし、日照りのときは水をやってください。

鉢植えの水やり

鉢植えの場合は、水のやりすぎに注意します。水切れにも弱いのですが、どちらかというと水のやりすぎに注意して下さい。水をやりすぎると、蒸れて腐って枯れてしまいます。特に夏場は蒸れやすくなります。

水やりは鉢底から水がしみ出すくらいにしっかりとやって、土が乾くまでは水をやらず、次に水をやるときは、また水がしみ出すくらいにしっかりとやること。水やりの多い少ないは、この水やりをする「間隔を大きくする」ことであって、一回の水やりの量を減らすことじゃないです。

肥料

春と秋に根本に骨粉入りの油粕などを置くか、生育期間に液体肥料を二週に一回程度やります。真夏に肥料が残ると根を傷めるので、梅雨前で肥料は止めておきましょう。秋は涼しくなって25度以下になったら肥料をやるといいです。
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植え付け・植えかえ・挿し木

時期

春(3月から5月)か秋(10月前後)に植え替え・植え付けをします。その頃に苗が流通します。鉢の植え替えは2年に一回。庭植えの場合は植えっぱなし。
市販されている花と野菜の土で植えるか、赤玉土腐葉土4を混ぜたもので植え付けをします。とにかく水はけの良い土を。

鉢植えの植え替え

植え付けの時に、根鉢は崩さないようにします。土をいじると根が傷ついて生育不良を起こします。鉢植えの場合で植え替えるときも、土を落とさないでひとまわり大きな鉢に植え替えをします。

鉢植えの場合は、根鉢(ポット)より一回り大きな鉢を用意します。根の負担を減らすため、地上部の枝も半分ほどに切り詰めます。鉢底の穴をアミで塞いで土が出ないようにしてから軽石を2センチから3センチほど入れて、軽石の上に土を入れ、株を入れて、隙間に土を入れていき、最後に水をやります。鉢底から水が出るまで水をやってください。

庭植え(地植え)の植え付け

庭植えの場合は、20cmほどの深さと穴を掘って、掘り出した土に腐葉土か堆肥を3割か混ぜて用土とします。穴に半分ほど土を戻して、株を入れて、隙間に土を入れて、最後に水をやって完成です。
●マメ科植物で移植が苦手です。庭植えしたら移動はできません。
●ロータスブリムストーンは蒸れに弱く、蒸れ対策として土の水はけをよくしておくと良いです。庭の土があまりに水はけが悪い場合は、腐葉土とは別に川砂や軽石やパーライトを入れといいです。

挿し木で

蒸れると枯れるし、移植ができないので、保険として挿し木をしておく人が多いです。4月から6月に用土にさしていると発根します。剪定した枝を使うといいです。用土は上記の用土か、庭に直接挿木しても大丈夫です。

病気・害虫

病気害虫はほとんど見られない。それより夏の暑さ・湿気の方が問題です。

特徴・由来・伝承

ロータスというと、「ハス」という意味ですが、関係あるのでしょうか??マメ科植物のギリシャ名「ロトス(Lotos)」が由来らしいので関係ないみたいです。
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