ロータスの育て方

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ロータス
目次
ロータスとは?
品種
水やり
肥料
植え付け・植えかえ
管理場所・日当たり
病気・害虫
関連記事
学名や栽培スケジュール
最終更新
植物名
ロータス
科名
マメ科
属名
ロツス属
学名
Lotus hirsutus
別名
ロツス
耐寒
マイナス10度〜マイナス5度
水やり
水控え目
場所
外の半日蔭
難易度
初心者向け
ロータスの開花時期…植え付け・植え替え時期…肥料時期…月別スケジュールです。
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ロータスとは?

ロータス(ロツス)は北半球温帯(地中海)に自生するマメ科の常緑低木。ロータスというと「ハス」ですが、当然ハスとは別ものです。しかしつづりまで同じなので、ネットで検索すると困ります。

花の形がオウムのクチバシのような形をしていて、特徴のある花を咲かせますので、花を好んで育てる人も居ますが、基本的には、小さな毛が生えて白というかシルバーがかった葉を鑑賞する「カラーリーフプランツ」と考えてください。葉っぱには細かい毛が生えていて、モコモコとしてカワイイ植物です。新芽は鮮やかなグリーン。人気のある植物です。

カラーリーフと考えるならば、必ずしも日当りで育てる必要はありません。花付きは悪くなりますが、夏の暑さに弱いことを考えると最初から半日陰に植えて管理する方が賢明です。ただし風通しの悪いジメジメしたところはNG。湿気に弱いです。
樹高最大で2m〜5m
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品種

ロータスブリムストーン

ロータス・ヒルスツスの斑入りの園芸品種。おそらく一般的にロータスというとこのロータスブリムストーンのこと。マイナス10度まで耐えます。
ロータスブリムストーンの育て方…剪定で蒸れ対策と綺麗な新芽を出しましょう
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マメ科ミヤコグサ属Lotus Hirsutus"Brimsutone"

クレティカス

ロータス・クレチカス(クレティクス)は葉っぱがシルバーで黄色い花を咲かせる種。乾燥に強く、ロックガーデンなどに植えるといいです。流通は少ないです。ブリムストーンより寒さに弱いとされるが、耐寒温度はマイナス5度くらいで十分に寒さに強い。
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水やり

土が乾いていたら水をシッカリとやります。鉢植えにしている場合は、鉢底から水が染み出すくらいにやってください。

ロータスは乾燥気味の管理を好みますので、土が濡れている間は水をやらないで下さい。頻繁に水をやると、根が腐って枯れてしまいます。

庭植え(地植え)の場合は自然に降る雨だけでほぼ大丈夫です。ただし、真夏に乾燥するときは様子を見て水やりをしましょう。

肥料

気温が15度以上になる春(4月〜5月)と、気温が25度を切る10月前後に液体肥料を2週に一回やるか、緩効性化成肥料と説明書きの規定量か半分ほどを春と秋に一回づつ施肥します。

夏の高温多湿時期に調子を崩しやすく、この時期に土中に肥料成分が残っていると根を痛めて枯れることもあるので、夏に肥料が残らないように調節しましょう。液体肥料だと水やりの際に流れ出やすいので、液肥を使っておくといいです。

植え付け・植えかえ

時期

植え付け・植え替えは気温が15度〜25度の春か秋に行います。春の早いうちにやるといいです。霜や寒波には強いので早めにしてもいいです。

鉢植えの場合はできれば毎年、最低でも二年に一回植え替えをします。

用土

赤玉土6腐葉土4を混ぜたものか、市販されている花と野菜の土を使って植えつけます。ロータスは乾燥気味に管理したいので、培養土に川砂や軽石小粒を1割か2割入れて水はけをよくしておくと根腐れを予防できます。

鉢植えの植え付け・植え替え

根が少し弱いので、ポットから取り出しても、土をいじらいないで根をほぐさないで植え付けましょう。鉢は苗のポットより少し大きい程度…現在より3cmか6cmほど大きい鉢にしておきます。大きな鉢に植え替えると根腐れの要因になります。

用意した鉢の底の穴を鉢底ネットで塞いで、その上に3cmほど鉢底石を入れ、用土を少し入れて、鉢のフチから2cm下に土面がくるように調節します。苗を入れ、隙間に用土を入れて、しっかりと水をやって完成です。

植え替えの場合はできれば土を落とさないで現在より少し大きな鉢に植え替えます。これ以上大きくできない場合は、庭植えにするか、土を少し落として同じ大きさの鉢に植え替えます。
株分も可能です。

庭植えの植え付け

深さ20cm〜30cmほど掘って、土に苦土石灰を混ぜて中和させます。中和には一週間ほどかかるので、反応が終わってから、土に腐葉土か堆肥を1割か2割ほど入れ、よく混ぜて用土とします。穴に半分、用土を戻し、苗を入れて隙間に用土を入れていって、最後にしっかりと水をやって完成です。

管理場所・日当たり

日当りのいい場所で日光にしっかりと当てます。日当りがいいと葉っぱの色も鮮やかになり、花と葉のコントラストが鮮やかになります。

夏越し

ただ、暑さに弱く、夏の間は出来れば風通しのいい、半日陰か明るい日陰で管理してください。風通しが良いのはかなり大事です。水やりも控えて蒸れないようにします。また、剪定して風通しをよくしておくといいです。

越冬

耐寒性が高くマイナス10度まで耐えるので、余程の寒冷地で無い限り冬でも青い葉っぱで茂っています。寒さで落葉することもありますが、落葉=枯れた、ということでもないです。

土が凍結したら枯れるということもないですが、凍結すると根を傷めてダメージがあるので、株元にマルチングをして凍結を防ぎます。もちろん、凍結しない地域であれば防寒も不要です。

病気・害虫

ほとんど見られない。それより夏の過湿の方が問題です。
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栽培のコツ