イヌバラ(ローズヒップ・ロサカニーナ)の育て方
目次
イヌバラ(ロサカニーナ)とは?ローズヒップとは?水やり肥料植え付け・植え替え管理場所・日当たり剪定病気・害虫関連記事学名などの基礎データ
最終更新- 植物名
- イヌバラ
- 科名
- バラ科
- 属名
- バラ属
- 学名
- Rosa canina
- 別名
- ローズヒップ
- 水やり
- 水控え目
- 場所
- 外の半日蔭
- 難易度
- 中級者向け
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イヌバラ(ロサカニーナ)とは?
イヌバラ(ロサ・カニーナ)は
バラ科バラ属の常緑
低木。半ツル性で3m〜4mになります。原種バラの1つでイギリスで野
薔薇というとこの種のことを指します。このイヌバラの実がローズヒップで、お茶やジャムにして食用となります。イヌバラという
和名はドッグローズという英名からの直訳ではないかと思われます。
原種で病
害虫に耐性があるため、台木として利用されるくらいですから、栽培は他のバラに比べると簡単とされます。花は小さく楚々としていて「バラ」としてはボリュームに欠けますが、野趣があって日本人の美的感覚には合ってるかも。花いろは白〜淡いピンクと幅があります。
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ローズヒップとは?
レモンの7倍〜10倍のビタミンCと、ビタミンA、B、Eを含み、鉄・食物繊維・ベータカロチンなどの栄養も含んでいて、美肌・夏バテに効果があります。
ハーブティにも利用します。ハーブティに使う場合は
ローゼルと組み合わせるといいです。ただ、ローズヒップの「
種子」には下剤としても利用されるので、果肉だけを使い、種子は取り除きましょう。
ローズヒップの収穫は秋。
水やり
庭植えの水やり
庭植えにした場合でも、春の芽吹き後〜休眠前までは水切れしないように水をやってください。冬に入って休眠したら、
水やりはストップして自然の雨に任せましょう。
鉢植えの水やり
鉢植えの場合、土が乾いたら水をやります。水をやるときは鉢底から水が出るくらいにしっかりとやりましょう。
肥料
春から秋にかけて、化成
肥料を1ヶ月に一回やります。肥料が切れると開花が止まり、生育が悪くなるので、追肥をし、途切れないようにします。バラ専用の肥料もありますので、できればこちらを使いましょう。
植え付け・植え替え
時期
植え付けは11月〜2月の落葉時期です。植え替えも同じ時期に行います。
用土
一般的な
培養土で植え付けます。バラの
専用土ってのもあります。
庭植え
植え付けの2週間前に、深さ40cm〜60cmほど掘り返し、土に
腐葉土か
堆肥を3割ほど入れて、化成肥料を規定量入れてよく混ぜて
用土とします。用土を穴に戻し、株を入れて、隙間に用土を入れて、最後にしっかりと水をやります。
支柱を立て、苗がグラグラしないようにしましょう。半ツル性で3mまで伸びるので、できればフェンスやアーチに絡めましょう。
植え付けについての詳細は以下のページを参考にしてください。
管理場所・日当たり
風通しの良い、日当たりか半日蔭で育てます。多少日蔭でも枯れませんが病害虫に弱くなります。暑さにも寒さにも強いです。
剪定
剪定作業は気温が10度上になる2月〜3月に行います。昨年の病害虫を持ち越さないために古い葉っぱを落とします。枯れた枝・細い枝を落とします。伸ばしたい芽は残し、それ以外の芽は取り除きます。生育の止まった古い枝は太くても切ってしまいます。
あとは、樹形を想像しつつ、枝を誘引していきます。新芽の勢いが強いものは上に誘引し、成長した枝は下に誘引して、全体に花が回るように仕立てていきます。その他の詳細は以下のページを参考に。
病気・害虫
バラの中では病害虫に強い方ですが、それでも他の植物に比べると弱い。
黒点病・
ウドンコ病などに気をつける。
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