庭植えの場合は、直径50cm深さ50cmの大きさの穴を掘って、大きな石(3cm以上)があれば取り除きます。掘り出した土に腐葉土か堆肥を2割か3割混ぜて用土とする。4分の1の土に緩効性化成肥料か有機肥料(
油かす・骨粉・熔成リン肥・草木灰を200gづつ)か、バラ用肥料を混ぜて、穴の底に入れます。
その肥料を混ぜた用土の上に、肥料を混ぜていない用土を4分の2の土を穴に戻し、その上に株を入れます。
苗の根を広げ、根を切ったり、根が上を向かないようにして、根が隠れるまで、残りの用土を静かに入れていきます。隙間に土を入れて、あまった用土で土手を作って水鉢を作ります。最後に水鉢に水が溜まるくらいにタップリの水をユックリとやります(水極め)。
水が引いたら、土手を崩して凹んだところに再度用土を足し入れて完成です。
●株同士は最低70cm以上空ける。
●水極めのときに苗を摘んで少し揺らして、根と土を馴染ませるといいです。あくまで根を傷つけない程度に。
●肥料を混ぜた用土は根に当たらないようにする。根にあたると肥料やけをするため。
●接ぎ目は地表から少し出るか隠れるくらいに植える。
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ツルバラをフェンスに絡ませる場合、フェンスと株の間は少し離す。40cmから50cmくらい。あんまり近いとフェンスの近くにシュートが出たときに作業しにくいため。