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バラの咲き方のタイプ別まとめ

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バラの咲き方のタイプ別まとめ

以下にバラの咲方をまとめています。細かいことが書かれていますが、同じ品種であっても環境・肥料剪定によって変わってくることもあったり、また同じ品種であってもタグや本によっては咲方の種類が別表記になっていることもある。なので細かいことを言っても仕方ない。基本的にカップ咲・ロゼット咲・一重・半八重がわかっていたら問題はない。

このページではバラの咲き方をまとめているがその他の用語が知りたい場合は「専門用語」を参考に。
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バラの咲き方のタイプ別まとめ:カップ咲き
カップ咲き…開花した時に横から見るとカップのような形状になるものがカップ咲。典型的なオールドローズの咲き方で、イングリッシュローズはオールドローズを掛け合わせているので、よく見られる。以下に分類があるが、細かく分けずに全てをザックリと「カップ咲き」でまとめることの方が多い。
シャローカップ咲き花びらの立ち上がりが浅いものをシャローカップ咲と呼ぶ。

ディープカップ咲き花びらが深い・高いものをディープカップ咲きと呼ぶ。開花すると「ロゼット咲き」になる…なってことも多い。

オープンカップ咲きカップ咲きは大抵は花びらが多くて、中までギッシリ花びらが詰まっているものですが、花びらが少ない品種では形状が横から見るとカップで、中はシベが見える状態。

盃状咲き
カップ咲は花びら一枚一枚が内側にカーブしているので、咲くと横から見ると「カップ」に見えるのだが、花びらが外側にのけぞるタイプがあり、それを「盃状咲き」と呼ぶことがある。ただし一般的な分類ではないためほとんど見かけない。
バラの咲き方のタイプ別まとめ:ロゼット咲き
ロゼット花びらから放射状に伸びる花の形状。外側の花びらが大きく、内側の花びらが小さい。横から見ると平べったく見える。ロゼットというのは本来はこの「バラの咲き方」のこと。オールドローズで典型見られる咲き方のため、オールドローズを配合してできたイングリッシュローズではよく見られる。
●カップ咲きが開くとロゼット咲になる…ってパターンもある。
●カップ咲が開くと中心だけがロゼット咲という「カップ+ロゼット」というパターンもある。

クォーターロゼット咲き
ロゼット咲きで、複数の芯が見られるというか4つのロゼット咲きが合わさったような形状のもの。本来は4つだが、もっと多くても少なくても「クォーターロゼット咲き」と記述される。ただし、あんまり芯が多いとロゼットなのかよくわからず、「カップ咲き」と記述されることもある。
バラの咲き方のタイプ別まとめ:シングル(一重咲き・平咲き)
シングル(一重咲き)
花びらが一重の咲き方。花びらが5枚で芯・シベが見える。一般的なイメージのバラっぽくないが、原種バラ(=ワイルドローズ)はこちらの方。平咲きを「一重咲き」という意味で使っている場合もあるが、平咲きは横から見た時に「平」に見える咲き方で、高芯咲きに対する「平咲き」が本来(だと思う)。
バラの咲き方のタイプ別まとめ:セミダブル(半八重咲き)
セミダブル(半八重咲き)
花びらが6枚から19枚で、芯・シベが見える。
一重咲き・半八重咲き・八重咲きは花びらの枚数での分類なので、「半八重のオープンカップ咲き」というのもある。
ダブル(八重咲き)
花びらが20枚以上から八重咲きと呼ばれる。一般的にバラを思い浮かべた場合、八重咲きしか思い浮かばないが、ほぼほぼ品種改良の結果生まれたもの。花びらが20枚以上はすべて「八重咲き」なので、上記のカップ咲きやロゼット咲きや高芯咲きも20枚以上ならば八重咲き。というかバラは大抵「八重咲き」になる。
バラの咲き方のタイプ別まとめ:ポンポン咲き
ポンポン咲き小輪で花びらが少し反り返ったポンポンのような球体の咲き方。ミニバラでよく見る。ちなみにポンポンとは飾りの玉状のもののことで擬音ではない。フランス語。チアリーダーが振り回すやつ。フランス海軍の水兵の帽子の上についているモコモコのこと。
バラの咲き方のタイプ別まとめ:高芯咲き
ティ咲き(高芯咲き)
花の芯…中心部分が一番高い(イラストではわかりにくくてすいません)。と書くとややこしいですが、一般的な切り花のバラはこれ。モダンローズの特徴とされるが、モダンローズの中にも丸いオールドローズ風のものもあるため、高芯咲=モダンローズとは言えない(それでもモダンローズといえば高芯咲き)。イングリッシュローズはオールドローズの花の形状を目指しているため、ほとんどない。花びらが外側から広がっていく。

高芯咲きは病気に弱い品種が多く、一般家庭ではあまり栽培されていない。

以下に花びらの形状で分類があげる。
剣弁高芯咲
花びらが尖っている高芯咲き。
丸弁高芯咲
花びらが丸い高芯咲き。
半剣弁高芯咲
花びらが剣弁と丸弁の中間の高芯咲き
平咲き
横から見て平らに見える咲き方のこと。現在はあんまり使われない言葉。本来は高芯咲きに対する「平咲き」という意味だったのではないかと思われるが、現在は一重咲きと同じような意味で使われることが多いような気がする。
フリル咲き花びらが波打っている形状のもの。
なでしこ咲きナデシコのような咲方をしているもの。
リカーヴド(シャクヤク咲き)カップ咲でフリル咲のものでシャクヤクのような咲方をしているものをリカーブド(シャクヤク咲き)としています。
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