●「一番花が咲いた枝」は春から秋に
花ガラ剪定をしたあなたであれば分かる…というかまぁ、枝を見れば分かる。
●株が充実しているのであれば枝はもっと多く残してもいい。また品種によっても違う。数年経過した株で充実していれば一本の枝に5本から8本の枝を残すこともある。
●枝数が多いと混み合うので、判断で減らす。どうもよくわからない場合は、冬(2月)の植物園・バラ園に見に行ってみる。剪定・誘引をした結果が見られて参考になる。
●細かいことは考えずに樹高1mあたりで切り戻すのでもいい。とにかく冬に剪定しないと全然咲かない。でも、
初心者は「バッサリ剪定」が怖い。怖くてもやろう。剪定を繰り返すことで剪定が怖くなくなり上手になります。
●弱っている株は剪定後の切り口に
癒合剤を塗っておくといい。
●外側の芽の上で切る。内側の芽の上で切ると枝がお互いに絡み合い、密生し、風通しが悪くなり、日光を奪い合い、病害虫が発生しやすくなる。
●バラは頂芽優勢で一番上の「芽」に栄養が行くようになっている。なので剪定の時に高さを揃えないと均一に生育せず、高い枝だけがよく咲き、短い枝は鈍い…ということになる。
●芽が見当たらない場合は、少し高い位置で剪定して、後日、芽が膨らんできてから調節する。
●栽培スペースがない人はどうしても「強い剪定(=強く切り戻す)」になる。
●道具は消毒する(感染予防のため)。キッチンハイター(泡)で洗うと楽。もしくは薄めて吹きかける。バラ園は消毒剤を入れたバケツに1株を剪定し終えるたびに放り込んで複数のハサミをローテーションさせる。焼いて消毒が良いが刃が傷むし時間がかかる。アルコールはウィルスに効果がないので流水+ハイターが現実的。ハイターの代わりに第三リン酸ナトリウム(商品名でいうとビストロン)もあり。