青い花が咲く植物一覧
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青い花
このページでは、まぁ一般的に見て、「青い花」というものを集めました。以下にあげていなくても青い花はありますが、代表的なものと考えてください。
ところで、太古の昔、植物は花を咲かせていませんでした。受粉のために昆虫を利用するようになると、「花」と見分けがつくように、葉から葉緑素を抜いた「黄色い花」が生まれます。
今度はさらに色を抜いた「白い花」が生まれます。これは夜に飛ぶ虫のための花です。夜に開花する植物は白が多いのですね。そして、鳥に見やすいように、赤い花が生まれます。赤い花は鳥向けに花が大きく、蜜が多い傾向があります。その次に生まれたのが紫、紫から赤みを抜いた青と言われています。なので、青は少ないのです。あくまで比較的ですよ。
ブルーデージー
ブルーデージーは
キク科の
多年草。淡い青の花が春(4月〜6月)と夏を越せば秋にも開花します。斑入り種があって、
カラーリーフとしても綺麗です。
ヒヤシンス
ヒヤシンスは
ユリ科の
球根植物で、早春に花を咲かせます。強く甘い香りがして、部屋に飾ると蒸せるほど。涼しいところで管理すると、長く開花してくれますが、暖かいとあっという間に開花して徒長してしまいます。
シラー
シラーはユーラシア・アフリカに自生する球根植物で早春〜春に開花します。頑健で育てやすく、花が派手。庭植えにすると植えっぱなしで毎年開花するので、非常に便利な植物です。
ニゲラ
ニゲラは地中海原産の
一年草。春(4月〜6月)に青い花が咲いた後に、独特な造形の実がなり、これはこれで綺麗です。葉っぱが細く、雨にあたった姿はなかなか素敵です。
こぼれダネで翌年も出てきます。
ワスレナグサ
ワスレナグサはヨーロッパ原産の多年草。日本では早春〜春に開花し、夏に暑さで枯れる一年草とされます。一年草ですが、こぼれダネで翌年も生えてきます。
ロベリア
ロベリアは3月〜11月の間、青い花を咲かせる
キキョウ科の多年草。夏の暑さで枯れることが多いですが、改良品種の
アズーロコンパクトは夏の暑さにも強く、ガーデニングの定番植物です。
ネモフィラ
ネモフィラは
ムラサキ科の春(3月〜6月)に開花する一年草。草丈が低いので、庭の前景によく利用されます。広い敷地一面に種まきして開花させると綺麗で、観光農園でよく春に見かけます。
ブラキカム
ブラキカムはキク科の春(3月)〜秋(10月)に開花する多年草。夏の暑さに弱いですが、夏を越すと秋にも開花します。青というよりは紫です。
デルフィニューム
デルフィニュームは
キンポウゲ科の多年草ですが、
中間地・
暖地では夏に枯れることが多いです。透明感のある…というか透けるほど繊細な花びらは素敵。切花でよく見かけます。
ブルースター
ブルースターは
ガガイモ科の常緑多年草。春から秋にかけて開花しますが、夏の多湿が苦手で、腐って枯れることが多いです。切り口から白い汁が出るので、作業のときは手袋をしましょう。
キャットミント
キャットミントは
シソ科の多年草で春〜秋に開花します。名前に
ミントとありますが、ミントではないです。香りがして猫を呼び寄せる植物なので、猫が好きな人は植えるといいかもしれない。同じように猫を呼び寄せる植物として
キャットニップがあります。
エンゴサク
エンゴサク(延胡索)は多年草で早春から春に開花し、草丈10cm〜20cmと低い。生薬として中国から江戸時代に渡来し、日本では薬用植物園でちょいちょい見かけます。
ヤグルマギク
ヤグルマギクはキク科の一年草で秋に植えて、越冬して、春(4月〜5月)に開花します。日本では地域によっては自生していて、麦畑で収量を激減させる
雑草でもあります。
プルンバーゴ
プルンバーゴは
イソマツ科の常緑
低木(本来は常緑ですが寒さで落葉する)。初夏から秋まで開花し、夏の暑い時期でも涼しげな青を咲かせてくれるのでよく見かける植物です。
アメリカンブルー
アメリカンブルー(
エボルブルス)は
ヒルガオ科の多年草。春(5月)〜秋(10月)まで断続的に青い花を咲かせます。通称アメブ。
セイヨウニンジンボク
西洋ニンジンボクはシソ科の落葉樹。暑さ寒さに強く、7月〜9月の暑い時期に青い花を咲かせる手間のかからない庭木としてよく植えられています。
ルリタマアザミ
ルリタマアザミはキク科の多年草(
宿根草)、夏(7月〜8月)に開花するんですが、夏の多湿が苦手で枯れることが多いです。
オオボウシバナ
オオボウシバナはツユクサの品種。6月〜7月に開花し、1mの草丈になります。このオオボウシバナの花から抽出した青は水で流れやすいので、友禅での下書きで利用された。採取は真夏に休みなく行われたために、地獄花という別名もあります。
ディコリサンドラ(ブルージンジャー)
ディコリサンドラ(
ブルージンジャー)はブラジル原産の
ツユクサ科の多年草。秋(9月〜11月)に開花します。10度以上で越冬するので、自宅で栽培できなくもないですが、見たいなら植物園に行った方がいいです。
バンダ
バンダは東南アジア原産では
ラン科で、紫の花を咲かせます。あまり店舗では見かけなくなっていますが、専門店などでは販売されています。
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ブルーローズとは?青は希少です
ブルーローズと言う言葉は英語で「奇跡」とは「有り得ないこと」という意味をあらわしています。つまり、「青」は珍しい色、ってことです。花屋さんをやっていましたから、わかりますが、「青い花」というのがそもそも少ないのです。その上、「え?これが青?」ということもあります。
サントリーが開発した遺伝子操作の結果の「青い
バラ」が登場するまでは「青いバラ」とはお世辞にも「青」には程遠く、せいぜい「薄い紫」といったもの。しかも、茎は細く、か弱いものでした。青い色素をつくるための遺伝子があると、生育障害が出るとかなんとか、理由はあるらしいのですが、その詳細は専門サイトに譲ります。
ラン類にも「青」の色素が無いですので、青いランと品種の説明にあっても、実際に見てみると青と言うよりは紫がかったピンク程度ということはよくあります。
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