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エキノプスの育て方…チクチクするが毒はないです

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エキノプス
目次
エキノプス(ルリタマアザミ・瑠璃玉薊)とは?
毒はないです
植え付け・植えかえ・種蒔き
管理場所・日当たり
水やり
肥料
花ガラ摘み
病気・害虫
特徴・由来・伝承
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学名などの基礎データ
エキノプスの開花時期…植え付け・植え替え時期…月別スケジュールです。最終更新
植物名
エキノプス
科名
キク科
属名
ヒゴタイ属
学名
Echinops
別名
瑠璃玉薊
耐寒
マイナス10度
水やり
水控え目
場所
外の半日蔭
難易度
上級者向け
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エキノプス(ルリタマアザミ・瑠璃玉薊)とは?

エキノプス(ルリタマアザミ・瑠璃玉薊)はキク科エキノプス属のヨーロッパ・アジアに自省する多年草宿根草)。秋か春に種を撒き、それが夏に咲く。というパターンです。夏の多湿に弱く、夏に枯れることが多いです。関東では夏の間は軒下の半日陰へ移動させれば、何年も育てることが可能です。

花もチクチクしていますが、アザミという名前のとおり、葉っぱもチクチクしますので、安全性を考えて人が通る場所には植えないほうが無難です。

冬は地上部が枯れますが、寒さに強く戸外で越冬します。環境しだいで毎年咲きます。背丈50センチ~140センチくらい育ちます。
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毒はないです

エキノプスはチクチクするのですが、別に毒はないです。その点は安心してください。でもチクチクはするので、子供がいる家庭や、ペットのいる家庭は注意した方がいいでしょうね。

植え付け・植えかえ・種蒔き

時期

植え付け・植え替えは春(4月前後)か秋(10月前後)に行います。

5月〜6月か9月〜10月に種まきをします。種まきをした場合は開花までは3年かかるのでそこそこ成長した株を植えた方がいいです。

用土

エキノプス(ルリタマアザミ・瑠璃玉薊)は酸性の土壌を嫌い、アルカリ性の土を好むので庭植えする場合は、土に石灰を混ぜ込んで中和させて下さい。無理にアルカリ性でなくていいです。中性(pH7)で十分です。ちなみに日本の土は放置しておくと徐々に弱酸性へと変わります。

水はけの良い土を好みます。市販されている培養土パーライト・川砂などを1割ほど混ぜて水はけを良くするか、赤玉土腐葉土3を混ぜて使います。

種まき

20度で発芽します。ビニールポットに土を入れて、タネを2つか3つ入れて、土をうっすらかぶせます。あとは乾燥しないように水をやりつつ、明るい日陰で管理していると2週間から3週間で発芽します。発芽したら元気な株以外をハサミで切って間引いて一本だけにします。本葉が3枚になったら、庭植えや鉢に植え付けてください。

庭植え

植え付ける2週間前に、深さ30cm〜50cmを掘り返し、苦土石灰を1平方mあたり100g〜150gほどまいて中和させます。土壌酸度計で計測して確認するといいです。中和は1週間〜2週間かかるので、反応が終わったら堆肥か腐葉土を元の土に対して2割ほど混ぜます。水はけが悪いようなら、軽石・川砂・パーライトなどを混ぜて水はけをよくして植え付けます。

土を穴に戻し、株間を40cmほどあけて植え付け、土で隙間を埋めて、最後にしっかりと水をやって完成です。

庭植えの場合も株が大きくなって密生して風通しが悪くなるので、3年に一回、掘り上げて2つか3つに株分けをして植え付けるようにします。

鉢植え

鉢植えの場合は、現在より一回り大きな鉢を用意します。蒸発しやすい素焼き鉢がよいです。

鉢底の穴を鉢底ネット(鉢底網)で塞いで土が出ないようにしてから鉢底石(軽石)を2センチから3センチほど入れて、鉢底石(軽石)の上に土を入れ、株を入れて、隙間に土を入れていき、最後に鉢底から水が滲み出るくらいに水をやります。

植え替えの際は株を古い鉢から取り出して、三分の一ほど土を落としてから植え替えます。株分けも可能です。

管理場所・日当たり

日当たりのいい場所を好みますが、夏の多湿に弱いので、その間だけでも半日陰に移動できることが好ましいです。関東以西では夏の高温多湿で夏に枯れることが多いですので鉢植えにして夏に移動できるようにしておきましょう。

耐寒温度はマイナス10度と寒さには強い方なので、冬は防寒なしでも越冬します。

水やり

高温多湿に弱く、乾燥に強いタイプです。庭植えの場合は、自然に降る雨だけで大丈夫で、別途水やりは必要ありません。

鉢植えの場合は土が乾いていたらしっかりと水をやります。梅雨から夏に掛けては過湿になりがちなので、水を控えめにして管理して下さい。

梅雨の際に長い間、雨に当たると立ち枯れ病になり、枯れてしまいます。梅雨・夏の間は軒下の半日陰へと移動させた方がいいです。土の水はけがよく、風通しが良ければ、雨が少々当たっても大丈夫です。

肥料

エキノプス(ルリタマアザミ・瑠璃玉薊)は痩せ地でも育つ植物なので、肥料は必要ありません。植え付け・植え替えの際に元肥として入れたものだけでいいです。

花ガラ摘み

開花が終わると色合いが鮮やかな青から褪せていき、茶色くなるんですが、形状が変わらないので、そのままにしてしまいがちです。そのままにしていると次の花が咲きづらいので、色褪せてきたら、花は摘んでしまいましょう。早めに切って切花として部屋に飾ってもいいです。

病気・害虫

アブラムシ・アオムシ・立ち枯れ病などが発生します。

特徴・由来・伝承

針を無数に刺したような、ネギボウズにも似た花が咲きます。涼しげというよりは無機質な印象があります。切花として流通していて、結構高いので、庭で花が咲いたら得した気分に。
高温多湿に弱いので、暖地での夏越しは厳しいです。

学名の「エキノプス」の語源は「ハリネズミ」から。
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