ニゲラ(クロタネソウ)の育て方…種まきの時期は?
目次
ニゲラとは?花言葉植え付け・種蒔き管理場所・日当たり水やり肥料病害虫関連記事学名などの基礎データ
最終更新- 植物名
- ニゲラ
- 科名
- キンポウゲ科
- 属名
- ニゲラ属
- 学名
- Nigella damascena
- 別名
- クロタネソウ・黒種草・ラブインナミスト
- 水やり
- 水控え目
- 場所
- 外の日なた
- 難易度
- 中級者向け
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ニゲラとは?
ニゲラは
キンポウゲ科ニゲラ属(クロタネソウ属)の地中海原産の
一年草。細い葉っぱに青や白の花が咲き、雨に濡れるニゲラは幻想的な雰囲気があり、英名で「ラブインアミスト」…霧の恋人…という雰囲気のある名前が付けられています。日本ではクロタネソウ。実の中に黒くて小さな種が詰まっているからです。この実も独特の造形で
ドライフラワーや切花で流通しています。
スパイスで使われる「ニゲラ(ブラッククミン)」は観賞用のものではなくて「ニオイクロタネソウ」という別種で、口にはできません。
秋に種を蒔いて、それが春に開花します。花が咲いた後は種ができ、こぼれて翌年芽を出しますので、来年も楽しむ場合は、花がしぼんでも放置しておきます。
耐寒性があり防寒する必要はありません。
草丈40cm〜90cm
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花言葉
花言葉は「戸惑い」「夢で会えたら」です。
植え付け・種蒔き
時期
9月〜10月に種まきをします。
移植はできない
ニゲラは根が傷つくと生育不良をおこすので、移植を嫌います。小さな苗のときに根を傷つけないようにして植えてやれば移植も可能ですが、そのために苗を植えるのではなく種まきをします。
一度根付くと毎年
こぼれダネから生えてくるほどに頑健です。
●こぼれダネで増えた次世代は親世代の性質を受け継ぐとは限らないので注意してください。
用土
ニゲラは
酸性の土を嫌います。日本はどこでも若干の
酸性土なので、植える前に
苦土石灰を混ぜ込んで中和させておきます。市販されている土は中和されていますので、その場合は必要ありません。
種まきの手順
ビニールポットに上記の
用土を入れ、タネを二、三粒入れて、土を1cm以上被せます。ニゲラは嫌光性で光が当たると発芽しないので、土をちゃんとかぶせてください。あとは乾燥しないように
水やりをして、明るい日陰で管理していると発芽します。
発芽して本葉が出たら、早めに鉢や庭に植え付けます。ポット内に根が行き渡ってから植え付けると根が傷ついて根付きにくいので早めにしましょう。
もしくは最初から庭に
種子を適当にまいてしまいます。
庭植えの手順
植え付けの1週間前に深さ20cmを掘り返し、苦土石灰を混ぜて中和させます。
1週間寝かせて中和反応が終わったら、庭土に
腐葉土か
堆肥を元の庭土に対して2割ほどまぜて用土とします。庭の土があまりに粘土質で
水はけが悪いのであれば、川砂や
軽石小粒を混ぜて水はけをよくしてください。
1週間経って土が馴染んだら、株を入れて、水をシッカリとやります。株間は20cmあけるようにします。
鉢植えの手順
7号鉢〜
8号鉢に1株植えます。鉢の底の穴を鉢底ネット(鉢底網)で塞いで、鉢底石(軽石)を2cmほど入れます。その上に用土を入れ、株を入れて、隙間に用土を入れていき、最後に水をやって完成です。
管理場所・日当たり
日当りのいい場所に種を撒きます。ニゲラは暑さに弱く、初夏には消えてなくなります。寒さには強く、防寒の必要がありませんが、霜柱が立つと根が傷んでしまいますので、霜柱が発生する地域では根元にワラを敷くか、腐葉土を敷いて
マルチングをして防寒対策をします。
水やり
鉢植えの場合は土が乾いていたら水をしっかりとやります。鉢底から水が染み出すくらいにしっかりとやってください。ニゲラは水をやり過ぎると根が腐ってしまいますので、土が濡れているようであれば水はやらないで下さい。
庭植えにした場合は日照りが続かない限りは降雨だけで充分です。
肥料
鉢植えの場合は、植え付け後から二週間に1回程度、液肥をあげますが、
肥料を沢山あげると株が弱り、花付きも悪くなります。肥料は控えめが無難です。庭植えにした場合は植え付け後は追肥は不要です。
病害虫
アブラムシ
気温が上昇すると発生し、新芽など柔らかい部分にたかって汁を吸います。新芽が変形して生育不良を起こしますので、早めに駆除します。
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