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ラクスパー(千鳥草)の育て方…種まきに適した時期はいつ?

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ラクスパー
目次
ラクスパーとは?
植え付け・種蒔き
管理場所・日当たり
水やり
肥料
剪定
特徴・由来・伝承
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学名などの基礎データ
ラクスパーの開花時期…植え付け・植え替え時期…肥料時期…月別スケジュールです。最終更新
植物名
ラクスパー
科名
キンポウゲ科
属名
ヒエンソウ属
学名
Consolida ajacis
別名
飛燕草、千鳥草
耐寒
マイナス10度
水やり
水控え目
場所
外の日なた
難易度
中級者向け
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ラクスパーとは?

ラクスパー(ラークスパー)はキンポウゲ科一年草。秋にタネを蒔いて翌年の春に開花する一年草だが、初春に苗を植えるのが一般的。ただしタネから育てるのも難しいわけじゃないし、こぼれダネで出てきます。

色合いや花びらや葉っぱの感じがかなり繊細で綺麗。地域によっては野生化している。花の密度が低く、たくさん植えないと「イマイチ」な感じがする。
大きさ・草丈80cmから1m

育て方のまとめ

●ラクスパーはキンポウゲ科の一年草。秋にタネをまいて春に開花する。春に苗を植えてもいいです。ただしラクスパーは直根性で根をいじると生育不良を起こすので、苗を植えるのであれば土を落とさず、根をほぐさないようにする。
●土が乾いたら水をやる。水のやりすぎに注意。
●開花時期と植え付け時期に肥料をやる。
●日当たりで育てる。
●寒さに強いが寒冷地では凍結して枯れる。春に苗を植えた方がいい。
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植え付け・種蒔き

植え付け・種蒔きに適した時期は?

種まきは9月から11月。寒冷地の土が凍るような場所では冬に枯れてしまうので、4月になってから種まきする「春蒔き」もあり。

4月に苗が多少出回るのでそれを植えた方が便利。あんまりホームセンターなどで出回らない(確実じゃない)ので、ネットで買った方が早い。

用土

一般的な花と野菜の培養土で植えるか自作する場合は赤玉土小粒6腐葉土4を混ぜたものを使う。連作障害を起こすので、過去一年か二年はキンポウゲ科植物を植えていない場所に植えるようにします。鉢植えなら、新しい土に植えれば連作障害は気にしないでいいです。

庭植えにする場合は酸性土壌を嫌うので、あらかじめ、植え付ける一週間前に苦土石灰を撒いて中和させておいてください。
●連作すると病害虫にかかりやすくなる。
●有機物(腐葉土・堆肥)をしっかりと入れておくと、茎の太い株に育って、風にも強くなります。

鉢植え

鉢植えの場合は、鉢かプランターを用意します。プランターなら苗を三つ。ラクスパーは直根性で根を傷つけると生育不良を起こすので、植えつけるときは土を崩さず、根をほぐさないでください。

鉢底の穴をアミで塞いで土が出ないようにしてから軽石を2センチから3センチほど入れて、軽石の上に土を入れ、株を入れて、隙間に土を入れていき、最後に水をやります。鉢底から水が出るまで水をやってください。

庭植え

庭植えの場合は、酸性土壌を嫌うので植え付ける二週間前に苦土石灰をまいて中和させておく。深さ20cmの穴を掘って、掘り出した土に腐葉土か堆肥を3割か4割混ぜて、半分ほど土を戻して、株を入れて、隙間に土を入れて、最後に水をやって完成です。株同士は15cm間隔で植えます。
●庭植えも鉢植えも植え付け時に緩効性肥料を混ぜる。一般的な培養土には最初から肥料が入っているので不要。
●15cm間隔で植えることで、株同士が密生して支え合う。1株だと風で倒れやすい。1株だけ植える場合は支柱を立てた方がいいです。

種まき

9月〜10月に種まきをします。発芽温度は15度(ちょっと低め)。暖かい地域ならば11月に種まきすることになります。

用土(赤玉土単用)を入れた育苗箱や鉢に、一箇所に4粒か5粒ほど種まきをして土を5mmほど被せます。乾燥しないように水をやってください。霧吹きでやるといいです。日陰で管理します。たくさん生えたら間引いて減らしてください。庭に撒いた場合は一株同士が15cm間隔になるように間引きます。十分生育したら鉢植えや庭植えにします。
●庭にラクスパーをたくさん生やすのであれば種まきもいいのですが、多少、育てるだけなら苗を買った方が安上がりです。
●ラクスパーはこぼれダネでも増えます。
●発芽温度は15度で確率がよい。20度以上になると発芽率が下がる。

管理場所・日当たり

日光を好む
日光を好み、日光が少ないと花が少なくなるので必ず日当たりで管理する。半日陰でも育たないわけじゃないが、とにかく日当たり。


寒さには強い…とされるが土が凍るような地域ではそのまま枯れる。寒冷地は春にタネを蒔くか、春に苗を植える。耐寒温度はマイナス10度くらい。中間地暖地であれば防寒一切無しに戸外で越冬します。

水やり

庭植えも鉢植えも土が乾いたら水をやります。

水をやるときは鉢底から水がしみ出すくらいにしっかりとやります。見た目に反して、過湿に弱いので土が濡れている間は水やりをしないでください。頻繁に水やりをすると根腐れを起こします。水をやったら、次には土が乾くまで水をやらない…メリハリのある水やりをしましょう。受け皿の水は捨ててください。

肥料

開花する時期(5月前後)と、秋(10月前後)に緩効性肥料か液体肥料をやります。

剪定

春に活動が始まったら、摘芯する。摘芯すると脇芽が増えて、花が増える。

特徴・由来・伝承

明治に渡来した。デルフィニウム(キンポウゲ科オオヒエンソウ属)の一種としていたが、現在はラクスパーは独立して「ヒエンソウ属」となっている。ラクスパーという名前は「ひばり(=ラーク)の蹴爪」という意味。
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