キャットニップの育て方
目次
キャットニップとは?水やり肥料植え付け・植えかえ管理場所・日当たり剪定収穫・ハーブティーの作り方特徴・由来・伝承関連記事学名などの基礎データ
最終更新- 植物名
- キャットニップ
- 科名
- シソ科
- 属名
- ネペタ属
- 学名
- Nepeta cataria
- 別名
- 西洋マタタビ
- 水やり
- 水を好む
- 場所
- 外の日なた
- 難易度
- 中級者向け
スポンサーリンク
キャットニップとは?
キャットニップは
シソ科イヌハッカ属(ネペタ属)の
多年草。
レモンのような香りがありサラダ・
ハーブティーに使うこともあります。
キャットニップは「猫が噛む」という意味で、全体に猫が興奮するネペタラクトンという成分が含まれていて、その名前の通り、ネコに食べられてしまいます。近所にネコが居ないなら問題ないのですが、大抵はネコがいますので、庭植えするなら金網で覆ってネコにやられないようにカバーするか、何か対策が必要になります。でも、全てのネコがキャットニップを食べてしまうかというとそうとは限らないです。猫によってはほとんど興味を抱かない個体もいます。
キャットニップは猫が食べる草じゃないです
ところで「猫が食べる草」とか「猫草(
キャットグラス)」といったものがありますが、これらはエン麦・大麦で、猫の毛玉を吐かせたり、ビタミン補給目的としたものでキャットニップとは全くの別物です。
スポンサーリンク
水やり
鉢植えにしたなら、春から夏にかけては土が乾いたら水をやってください。水をやりすぎると
根腐れを起こします。キャットニップは夏の多湿に若干弱いので土が濡れているなら水は控えて下さい。梅雨・夏前に収穫を兼ねて
切り戻しをすることで夏の蒸れを予防しましょう。
冬は活動が鈍っていて、水を吸い上げる力が落ちているので土が乾いてから二・三日経って水をやります。
庭植えの場合は
水やりは不要です。自然に降る雨だけで十分です。あまりに乾燥するなら水やりをしてください。
肥料
生育する3月〜10月に様子を見て
肥料をやります。キャットニップは肥料が多いと香りが悪くなり、徒長するので、基本的に控えめにします。様子を見つつ、規定より2倍に薄めた液体肥料を2週に一回やる程度にします。
植え付け・植えかえ
時期・頻度
真夏と真冬を避けた春と秋に植え付け・植え替えをします。
用土
赤玉土6
腐葉土3川砂1を混ぜたものか、ハーブ用の
培養土か、花と野菜の土に川砂を一割ほど混ぜて
水はけをよくしたものを使います。
鉢の植え替え手順
6号〜8号の鉢に1苗を植えます。鉢植えの底の穴をネットで塞ぎ、鉢底石(
軽石)を2cm〜3cmほど入れて、
用土を入れ、苗を入れて、隙間に用土を入れて、最後にしっかりと水をやります。
植え替えの場合は古い土を3分の1ほど落として、植え替えをします。株分けも可能で、半分か三等分して別々に植え付ければいいです。
庭植えの手順と注意点
水はけのよい土を好みます。上記用土を利用するか、あまりに水はけが悪い場合は川砂や腐葉土を混ぜて水はけをよくしてから植えます。また
酸性土を嫌うので、植え付けをする一週間か二週間前に
苦土石灰を混ぜ込んで中和させて下さい。
キャットニップは猫が食べに来るので、庭に植えると、キャットニップ自体は無茶苦茶にされて、猫の糞が残されるだけで何もいいことがありません。それにこぼれダネで増えて他の植物を駆逐する勢いもありますので、鉢植えが適しています。管理場所・日当たり
キャットニップは日当たりで管理しないと香りが鈍くなりますが、強い植物なので
半日陰だからといって枯れるほどではないです。できれば日当たりで育てましょう。
耐寒性は強く、土が凍らなければ戸外で越冬します。寒くて土が凍るような場所・地域では土に腐葉土やワラを被せて
マルチングをして防寒することで越冬も可能です。霜や雪では枯れません。
剪定
多少、夏の多湿が苦手なので、梅雨前に株全体を3分の1まで刈り込み、傷んだ葉っぱを取り除き、風通しをよくしておきます。
収穫・ハーブティーの作り方
キャットニップは少しレモンの香りのするハーブで消化不良・胸焼け・鎮静・発汗・月経促進・健胃などの効果があります。妊娠中・授乳中、子供は口にしないようにしましょう。収穫は葉っぱがある時期ならいつでも可能です。まず、葉っぱを摘んで、流水で綺麗に洗います。サラダにする場合はこれを使います。
ハーブティーにする場合は葉っぱに熱湯をそそいで、2分〜3分ほど蒸らすとハーブティーの出来上がりです。長く蒸すと草の匂いしかしないので、蒸らしたらすぐに葉っぱを取り出して飲みましょう。
ハーブティは複数のハーブを組み合わせてオリジナルブレンドを作って楽しむものです。他にもハーブを育ててはいかがでしょう??他のハーブは以下のページを参考にしてください。
特徴・由来・伝承
同属別種のキャト
ミントも同じようにネコが興奮する物質が含まれて居ますが、効果はキャットニップの方が上です。欧米ではネコにマタタビではなくネコにキャットニップと言われるほど(本当には言っていないだろうけど)マタタビよりキャットニップの方が有名です。
スポンサーリンク
関連記事
シソ科