ラベンダーグロッソの育て方…ラバンディン系で香りは樟脳っぽい
目次
ラベンダーグロッソとは?水やり肥料植え付け・植えかえ管理場所・日当たり剪定病害虫関連記事学名などの基礎データ
最終更新- 植物名
- ラベンダーグロッソ
- 科名
- シソ科
- 学名
- Lavandula × intermedia Grosso
- 水やり
- 水控え目
- 場所
- 外の半日蔭
- 難易度
- 中級者向け
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ラベンダーグロッソとは?
ラベンダーグロッソはラバンディン系の
ラベンダー。寒さに強いが、若干高温多湿に弱い。弱いといってもラベンダーとしてはかなり夏に強い方で暑さ(30度くらい)でも問題ない。
大柄で草丈は160cm〜175cmまでになる。樟脳の匂いがして香りは好みが分かれ、食用(
ハーブティ・ハーブバスなど)には向かない。
地上部が枯れ込んでいても春になると新芽が出ることがある。前橋・館林・熊谷あたりでラベンダーを育てるのならグロッソで。
花を沢山咲かせるためには、
剪定をする必要があります。
草丈160cm〜175cm
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水やり
多湿が苦手で、水をやりすぎると蒸れて腐ってしまいます。乾燥気味に管理するのがコツです。春から秋は土が乾いていたら水をやります。夏は蒸れるようであれば、水を控え、葉っぱをむしって風通しをよくします。冬は控えめに。
肥料
春と秋の生育時期に液体
肥料を二週に一回やるか、緩効性固形肥料を少量やります。ラベンダーグロッソは強い方ですが、春と秋に生育させて株を成長させておくと、
夏越しはしやすくなります。
植え付け・植えかえ
時期
春、3月。株が活動する直前に植え替えをします。
用土
酸性土壌を嫌います。庭植えにする場合は、植える1週間前に
石灰を撒いて中和させてから植えてください。土は
水はけのよいものでないと
根腐れします。
鉢植えにする場合、
用土は市販の
培養土に
赤玉土を1割ほど混ぜるか、ハーブの
専用土で植え付けをします。
鉢植え
8号〜
10号鉢に1苗植えます。鉢底の穴を鉢底ネットで塞いでその上に鉢底石を3cm入れて、用土を入れて株を入れて、隙間に用土を入れます。株の土は落とさないでください。土を落とすと株にダメージがあって、回復するまで時間がかかります。
鉢がこれ以上大きくできなくなり、管理し切れない場合は、
挿木で仕立て直して、古い株は廃棄してしまう。
庭植え
株の2倍の深さ、2倍の直径の穴を堀り、土に
苦土石灰を入れて中和させます。1週間で中和反応が終わりますので、穴に土を半分戻して、株を植え、水をやって完成です。株の土は落とさないで植え付けましょう。
庭の土が粘土質で水はけが悪いなら、川砂・
軽石小粒を足して水はけをよくしてから植え付けます。
斜面に植える、
高植え、
レイズドベッドなどで水はけをよくするという方法もあります。
挿木で増やす
種子では増えません。
挿し木で増やします。非常に挿木の発根率がよく、剪定した枝でもなんでも、適当に土に挿しているだけで発根して、いくらでも増えます。
夏越しに失敗した場合や、株が突然死した場合の保険、ラベンダーグロッソの場合だと大きくなりすぎて、また育て直したい場合にも挿木で株を増やします。
管理場所・日当たり
日当たりを好む。春と秋は戸外の日当たりで管理します。真夏の高温多湿に多少弱く、真夏に日当たりにおいていると、葉っぱが黒くなって枯れこんできます。真夏は明るい日陰が好ましいです。庭植えにするならば年中、戸外の
半日陰の場所に植えるといいです。
夏越し
ラベンダーグロッソは夏の暑さに強いですが、「ラベンダーとしては」であって、絶対に夏越し可能とも限らない。
夏越し失敗のことを考えて、夏の前に挿木で株を増やして保険をかけておきましょう。
夏の高温が苦手というよりは、風がないのがまずい。鉢植えならば、地面に置かずに何かをかまして、鉢底に風を通すだけでも全然違います。または
二重鉢、もしくは寒冷紗などで遮光するなどして、暑さを和らげます。
越冬
耐寒温度はマイナス10度。関東南部より西では、戸外で大丈夫です。それ以外の地域…最低気温がマイナス10度以下になる地域では置き場所によっては枯れてしまいますので、室内に取り込みましょう。
剪定
グロッソが含まれるラバンディン系は成長が遅いです。ポット苗を購入して植えた場合、夏前に剪定すると、成長が遅いので回復が厳しいです。そこでポット苗の一年目は剪定をせず、苗を充実させます。
二年目以降に剪定をします。まず7月に夏の高温多湿を避けるために、刈り込み、葉っぱをすいて風通しを良くしておきます。これをしないと夏に葉っぱが枯れこんできます。
二年目、
暖地は12月初旬、寒冷地は年明け4月に強い剪定をします。ラベンダグロッソは強い剪定をすることで株の老化を防ぎ、
花芽を増やすことが出来ます。これでこの年の初夏に花が沢山咲きます。あとは、毎年、夏に剪定し、二年に一回強い剪定をします。
強い剪定は
ラベンダーの強剪定の時期と方法のリンクを参考に
病害虫
ハダニ・
ヨトウムシ・
コガネムシなどが発生します。
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