二重鉢とは?目的と手順と資材の紹介
目次
二重鉢とは?二重鉢の目的・メリット 西日・高温対策 風対策 二重鉢というか鉢カバー具体的な方法関連記事スポンサーリンク
二重鉢とは?
二重鉢とは、一言で言うと、大きな鉢に入れて断熱をしたり、倒れるのを防ぐためのちょっとしたテクニックです。主に夏の高温から根を守るために行います。デメリットはほとんどなく、強いて言うならちょっと面倒なくらいで、効果は十分あります。
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二重鉢の目的・メリット
西日・高温対策
夏の直射日光が鉢に当たり、それで根を傷めることがあります。二重鉢の目的は主にこの夏の高温対策です。根の弱い植物は二重鉢をした方がいい…というよりは昨今の温暖化というか夏の暑さでは、高温対策は必須で二重鉢はその一つですね。
鉢を戸外に出していると
西日が鉢の横から当たったりします。すると鉢の温度が上がり、根を傷めます。植物は主に午前中に光合成を行い、午後は停滞します。だから「
水やりは午前中に」した方がいいわけです。ところが西日は夕方の光合成のしなくなった時間に、強い日差しが当たるわけで、場合によっては放置していると最悪枯れることがあります。
理想は西日や横からの日光が当たらないこと。そのために西日のダメージ予防のために二重鉢をすることがあります。
●横から日が当たることで根を傷めたり、水切れするんですから、二重鉢にして無理して日光に当てるんじゃなくて、日陰・明るい日陰・
半日陰に移動させた方がいいです。
風対策
プラスチックの鉢に植わっていて、非常に軽い場合、風で簡単に倒れます。これを防ぐために大きくて重い鉢に入れて倒れるのを防ぎます。地上部に対して鉢が小さく軽いことが多い
クレマチスや
アジサイなどで利用します。
二重鉢というか鉢カバー
見た目の悪いプラスチックの鉢では格好がアレなんで、大きなかっこいい鉢に入れて見た目を良くします。見た目をカッコ良くするのはガーデニングのモチベーションを上げるのには良いです。
具体的な方法
鉢をふた回り大きな鉢に入れます。ふた回りというと、現状より2号か3号大きな鉢を用意します。ちなみに1号あたり直径3cmで、10号なら直径30cmの鉢となります。
このひとまわり大きな鉢に単に入れるだけでも、高温対策にはなりますが、できれば中の鉢と外の鉢の間に
水苔を入れて水をやって、気化熱で温度を下げます。ただし、水をやるので「過湿」になって、
根腐れするかもしれません。
もしくは、隙間に発泡スチロールや
軽石を入れて、断熱しましょう。発泡スチロールや軽石を入れるのは面倒なので、
鉢の横をプチプチ(緩衝材)で巻いてから、二重鉢にすると楽です。
もちろん、倒れるのを防止するための二重鉢なら断熱材は不要です。
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