ヤグルマギクの基礎データ
科名 | キク科 |
属名 | ヤグルマギク属 |
学名 | Centaurea cyanus |
別名 | 矢車菊・コーンフラワー |
水やり | 水控え目 |
場所 | 外の日なた |
難易度 | 初心者向け |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | |
開花 | ||||||||||||
種蒔 | ||||||||||||
植え | ||||||||||||
肥料 |
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矢車菊(ヤグルマギク・コーンフラワー)とは?
矢車菊(ヤグルマギク)はキク科ヤグルマギク属の耐寒性一年草。秋に植え付け、春に咲いて梅雨前後に枯れてしまいます。苗は秋から春にかけて出回りますので、これを植えてください。もしくは中間地・暖地であれば秋に、寒冷地では春に種をまきます。花色は白・青・ピンク・紫・黒・深紅などありますが、一般的には画像のような青。
現在は日本に帰化していてちょいちょい見られる。麦畑に生えると、麦を駆逐し収穫量を激減させる雑草なので、栽培の際は近隣に配慮して、取りやめることも考えましょう。
草丈20cm〜1m(品種によってかなり違う)
現在は日本に帰化していてちょいちょい見られる。麦畑に生えると、麦を駆逐し収穫量を激減させる雑草なので、栽培の際は近隣に配慮して、取りやめることも考えましょう。
草丈20cm〜1m(品種によってかなり違う)
特徴・由来・伝承
矢車菊(ヤグルマギク)は矢車草(ヤグルマソウ)とも呼ばれますが、ユキノシタ科にヤグルマソウという名前の植物があって、混同しやすいです。見た目も性質も全く違います。混同を避けるために現在はヤグルマギクと呼ばれます。
本来は青い花。麦畑に生える雑草でしたが、改良されて色んな花色のヤグルマギクがあります。ドイツ、エストニア、マルタの国花です。
矢車とは鯉のぼりのてっぺんについているアレです。
属名のケンタウレアは半身半馬のケンタウロス族のケイロンが足の傷をこのヤグルマギクで治したという伝承から。
ツタンカーメンの墓の中にヤグルマギクの花束があった。
本来は青い花。麦畑に生える雑草でしたが、改良されて色んな花色のヤグルマギクがあります。ドイツ、エストニア、マルタの国花です。
矢車とは鯉のぼりのてっぺんについているアレです。
属名のケンタウレアは半身半馬のケンタウロス族のケイロンが足の傷をこのヤグルマギクで治したという伝承から。
ツタンカーメンの墓の中にヤグルマギクの花束があった。
植え付け・植えかえ・種蒔き
時期
一般的には苗を買って植えます。大量に育てたい場合は(庭一面に!とか)種子を買ってまきます。
中間地・暖地では秋、寒冷地では寒すぎて冬に枯れるので春に、苗を植えるか、種まきをします。最近は苗があまり流通していませんので、種まきの方が一般的。
秋の早い時期に苗植え・種まきして根をしっかりと張らせると、冬の寒さに耐性がつきます。
一年草で夏までに枯れるので植え替えはありません。
中間地・暖地では秋、寒冷地では寒すぎて冬に枯れるので春に、苗を植えるか、種まきをします。最近は苗があまり流通していませんので、種まきの方が一般的。
秋の早い時期に苗植え・種まきして根をしっかりと張らせると、冬の寒さに耐性がつきます。
一年草で夏までに枯れるので植え替えはありません。
用土
水はけのよい土を好みます。庭植えする場合、土が粘土質だと水はけが悪く、根が腐ってしまいます。そこで川砂を足して、水はけをよくしてから植え付けをします。
鉢植えの場合は、赤玉土6腐葉土3川砂1を混ぜたものか、赤玉土7腐葉土3か、市販の花と野菜の土に川砂を混ぜるか、ハーブ用の土で植え付けをします。
鉢植えの場合は、赤玉土6腐葉土3川砂1を混ぜたものか、赤玉土7腐葉土3か、市販の花と野菜の土に川砂を混ぜるか、ハーブ用の土で植え付けをします。
種まき
矢車菊(ヤグルマギク)の発芽適温は15度から20度。土が凍るような寒冷地は4~5月に種子をまき、初夏に開花します。中間地・暖地は3~4月か、8~11月に種をまくことができます。春にまくとその年の6月以降、秋にまくと12月から春にかけて咲きます。
ビニールポットに上記の用土を入れ、2粒か3粒ほどまいて、土を被せないか、うっすらかぶせて、乾燥しないように水をやっていれば芽が出ます。それを本葉が5枚から8枚になったら、庭なり大きめの鉢なりに植え替えます。
ビニールポットに上記の用土を入れ、2粒か3粒ほどまいて、土を被せないか、うっすらかぶせて、乾燥しないように水をやっていれば芽が出ます。それを本葉が5枚から8枚になったら、庭なり大きめの鉢なりに植え替えます。
庭植え
庭土を20cmほど掘り返し、土に腐葉土か堆肥を1割〜2割混ぜて、化成肥料を元肥として説明書きの規定量だけ入れてよく混ぜて用土とします。穴に土を半分戻して、苗を植えます。
根を傷つけると枯れてしまうので、植える時には土を崩さないで植えてください。株と株は20cmから30cm空けて植えてください。
種を直まきするんであれば、土を全て戻して、種をまき、水をやって発芽したら、徐々に間引いていって株間20cm〜30cmになるようにしていきます。
根を傷つけると枯れてしまうので、植える時には土を崩さないで植えてください。株と株は20cmから30cm空けて植えてください。
種を直まきするんであれば、土を全て戻して、種をまき、水をやって発芽したら、徐々に間引いていって株間20cm〜30cmになるようにしていきます。
管理場所・日当たり
日当たりのよい場所で管理します。矢車菊(ヤグルマギク)は過湿に弱く、風通しが悪いと枯れてしまいますので、風通しのよい場所で管理してください。
寒さには強く、霜に当たったくらいでは枯れませんが、強い寒風に当たると傷んでしまいますし、土が凍るほどの寒冷地では根が傷んで枯れます。
寒さには強く、霜に当たったくらいでは枯れませんが、強い寒風に当たると傷んでしまいますし、土が凍るほどの寒冷地では根が傷んで枯れます。
水やり
水が切れるとしおれるのですが、水をやりすぎると根が腐って枯れてしまいます。土が乾いてから水をやってください。土を指で触ってみて、濡れているようでしたら、水は控えてください。
どちらかというと乾燥気味の管理を好みますが、意外と水切れも起きやすいです。
どちらかというと乾燥気味の管理を好みますが、意外と水切れも起きやすいです。
肥料
元肥の肥料だけで追肥は不要です。市販の培養土などには最初から肥料が入っています。植え付けの時のこの肥料で矢車菊(ヤグルマギク)は十分です。基本的には追加の肥料は不要です。
肥料をやると大きく育ちます。大きく育つといいような気がしますが、風に当たって茎が折れて倒れやすくなりますので、植え付け時に肥料をやっておらず、生育が不良の場合だけ液体肥料をやるようにします。
肥料をやると大きく育ちます。大きく育つといいような気がしますが、風に当たって茎が折れて倒れやすくなりますので、植え付け時に肥料をやっておらず、生育が不良の場合だけ液体肥料をやるようにします。
病気・害虫
ウドンコ病
矢車菊(ヤグルマギク)の葉っぱが白くなるウドンコ病が発生します。病気の部分を切除し焼却し(そこいらへんに捨てるとそこから病気が感染る)、対応の農薬を散布します。ウドンコ病は乾燥していると起きやすいので、乾燥気味に管理しなくちゃいけないヤグルマギクにはよく発生します。
矢車菊(ヤグルマギク)の葉っぱが白くなるウドンコ病が発生します。病気の部分を切除し焼却し(そこいらへんに捨てるとそこから病気が感染る)、対応の農薬を散布します。ウドンコ病は乾燥していると起きやすいので、乾燥気味に管理しなくちゃいけないヤグルマギクにはよく発生します。
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