ヤグルマソウの育て方
目次
ヤグルマソウとは?水やり肥料植え付け・植えかえ管理場所・日当たり病気・害虫特徴・由来・伝承関連記事学名などの基礎データ
最終更新- 植物名
- ヤグルマソウ
- 科名
- ユキノシタ科
- 属名
- ヤグルマソウ属
- 学名
- Rodgersia podophylla
- 別名
- 矢車草
- 耐寒
- マイナス30度
- 水やり
- 水を好む
- 場所
- 外の半日蔭
- 難易度
- 初心者向け
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ヤグルマソウとは?
ヤグルマソウ(矢車草)は
ユキノシタ科の
宿根草・
多年草。北海道西南部・本州に自生する野草。地下茎で増えるために、群生しやすい。
生育すると1mになり、開花すると見事ですが、成長すると葉っぱが大きい(40cm)。ヤグルマソウの中から赤葉種を選抜した「赤葉ヤグルマソウ」もある。花より葉っぱを鑑賞する
カラーリーフとして植えられることが多いです。
ジメっとした場所に白く小さな花を大量に咲かせるヤグルマソウを見かける。欧米でもヤグルマソウ(Rodgersia pinnata)は
ナチュラルガーデンに利用され、よく見かける。
日本のガーデニングでは一般的ではないため苗が出回らない傾向。
ヤグルマギク(
コーンフラワー)をヤグルマソウと呼ぶことがあるために、混同しやすい。購入する場合はネットショップから買うといいです。
草丈30cmから150cm
育て方のまとめ
●ヤグルマソウはユキノシタ科の多年草植物。
●ヤグルマギクと混同される。
●湿気た場所を好み、乾燥を嫌う。
●直射日光が苦手で
半日陰で管理する。
●乾燥しないように
水やりをする。
●生育時期には
肥料をやるといいが、肥料は控えめに。
●植え付けは秋。
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水やり
湿り気のある場所で育りますので、完全に乾燥しないように庭植えでも、土が乾いていたら水をしっかりとやってください。鉢植えの場合は土が渇いていたら水やりをします。
肥料
肥料は生育期間(3月〜10月)には必要ですが、多すぎるとよくありませんので、液体肥料を月に二回か三回やり、状態を見ながら肥料を控えるなどしてください。
植え付け・植えかえ
時期
植え付け・植え替えは秋です。鉢植えは二年に一回、植え替えをしましょう。
用土
赤玉土4
鹿沼土3川砂3を混ぜた土か、山野草の土で植え付けをします。
庭植えの手順
深さ20cmを掘り返し、土をごっそり山野草の土と入れ替えて植えるか、
腐葉土か
堆肥を1割ほど足して、川砂・
軽石小粒などを入れて
水はけのよい
用土を作ります。穴に用土を半分戻し、株を入れ、隙間に用土を入れて、しっかりと水をやります。地下茎で増えるので、株同士は空けていても、いずれは密生します。
管理場所・日当たり
庭植えの場合は、半日陰(木陰)に植え付ける。ここでの半日陰は「木漏れ日」が当たる場所、直射日光は当たらないところです。乾燥が苦手なので
西日も当たらない場所で管理する。
鉢植えの場合は、春と秋は出来るだけ日当たりで管理し、日光にあててあげます。夏の直射日光にあたると葉っぱが傷んでしまいますので、夏は半日陰に移動させてください。
越冬
霜が降りる頃に休眠状態になります。冬に霜が当たらない場所で管理していると、葉っぱが長持ちして葉が鑑賞できるので、霜に当たらない方がいいですが、当たったからって枯れることはないです。
病気・害虫
イモムシ、
ナメクジなどが発生します。
特徴・由来・伝承
名前は葉っぱが端午の節句の鯉のぼりに一番テッペンについている「矢車」に似ていることから。北海道西南部~本州に自生している。湿り気のある場所を好む。地域地域で呼び名が違う。
ヤグルマギク(
キク科)とはまったく違う植物です。ヤグルマソウはユキノシタ科です。ただし、ヤグルマギクをヤグルマソウと呼ぶことがあり、ややこしくなる原因となっています。ちなみにヤグルマギクは「花が」矢車に似ていて、ヤグルマソウは「葉が」矢車に似ているってことが名前の由来。
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