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コバノズイナ(小葉の髄菜)の育て方

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コバノズイナ
目次
コバノズイナ(小葉の髄菜)とは?
水やり
肥料
植え付け・植えかえ
管理場所・日当たり
剪定
病気・害虫
特徴・由来・伝承
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学名などの基礎データ
コバノズイナの開花時期…植え付け・植え替え時期…肥料時期…剪定時期…月別スケジュールです。最終更新
植物名
コバノズイナ
科名
ユキノシタ科
属名
ズイナ属
学名
Itea virginica
別名
アメリカズイナ・小葉の髄菜
耐寒
マイナス25度〜マイナス15度
水やり
水控え目
場所
外の日なた
難易度
初心者向け
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コバノズイナ(小葉の髄菜)とは?

コバノズイナは北アメリカ原産のズイナ科ズイナ属の落葉生低木。花はかわいく、紅葉も楽しめる人気の落葉低木。成長しても1mか2m程度にまとまるのも庭木に便利で手間がかからない。画像の様なブラシ状の香りがある花が咲きます。花付きが良いです。暑さ・寒さに強く北海道南部でも育ちます。

コバノズイナはそもそも頑健ですが、そのなかでも紅葉が美しい「コバノズイナ・ヘンリーズガーネット」が人気です。

生け花の材料としても使われます。
樹高1m〜2m
コバノズイナの商品画像
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水やり

庭植えにした場合は、自然に降る雨だけで十分です。ただし乾燥に若干弱く、水切れすると枯れ込んできます。夏や日照りが続くようあれば、水をやってください。

冬は土が凍り、根を傷めるので、夕方に水をやらない方がいいです(それで枯れるわけじゃないけど)。

鉢植えの水やり

普通の鉢植えの水やりと同じで、鉢植えにした場合は、土が乾いていたら水をやるようにします。春と秋は土が乾いていたら、です。だいたい晴れた日は水をやるようになります。

夏は朝と夕方の二回、水をやることになります。

冬は水を控えます。土が乾いて数日経って水をやる程度にします。

肥料

真冬(2月)に寒肥として化成肥料か骨粉入り油粕をやります。寒肥は春以降の生育のための肥料です。6月の花が咲いた後に化成肥料か骨粉入り固形油粕をやってください。化成肥料は一株につき10g程度。

コバノズイナは肥料が多いと葉っぱが増えて花が咲かないし、病気が増えます。痩せてる土の方が向いてます。

植え付け・植えかえ

時期・頻度

植え付け・植え替えは活動が止まっていて、ダメージを受けにくい落葉時期の11月〜3月に行います。鉢植えの場合は根詰まり予防のために毎年か2年に一回植え替えをします。

用土

鉢植えの用土は市販の花と野菜の培養土でいいです。自作する場合は赤玉土腐葉土3を混ぜたものを利用します。庭に植えるときは、土に腐葉土・堆肥を足して、水はけをよくしてから植えてください。

庭植えの植え付けの手順は?

鉢植えにする人もいますが、庭植えにするのが普通です。非常によく茂りますから、大きな鉢で植えても1年か2年で限界が来ますので庭植えの方が水やりも楽で便利です。

庭植えにするときは、根鉢の大きさの二倍の深さの穴を掘って、掘った土に苦土石灰を混ぜて、中和させます。1週間で中和が終わるので、1週間後に腐葉土・堆肥を元の土に対して2割を混ぜて用土とします。元肥は入れなくてもいいですが、入れるんどえあれば少量とします。

穴に半分の土を埋め戻して、根鉢を入れて、隙間に土を入れていき、最後にしっかりと水をやります。これで完成です。

鉢植えの植え付け・植え替えの手順は?

現在の鉢より1号か2号大きな鉢を用意し、古い鉢から株を取り出し、古い土を3分の1ほど落として、植え替えます。

新しい鉢の底の水が抜ける穴を鉢底ネットで塞ぎ、軽石を2cm〜3cm入れて、その上に用土と株を入れて、株と鉢の隙間に用土を入れて、最後に水をやって完成です。

挿木で増やす

春から初夏にかけての花が咲いていない時期に挿し木をすると、簡単に挿し木で株を増やせます。枝先を10cm切って、下葉を取り、そのまま赤玉土小粒単用や挿木の用土にさし、乾燥しない様に水をやり、明るい日陰で管理していると2週間〜3週間で発根します。

ただし、株の近くから「ひこばえ」が出てきて増えて困るくらいで、増やす必要はほとんどないです。

管理場所・日当たり

日当たりか半日陰で育てます。半日陰でも育ちますが、日当たりの方がやっぱり花が多いですので、できれば日当たりにしましょう。

夏の高温多湿・直射日光に強いです。ただ、鉢植えの場合だと乾燥で、水切れを起こすことがあります。水やり頻度を増やしても水切れするなら半日陰に移動させましょう。

越冬

北海道の南部でも育つくらいですから寒さには強い。
ただし雪の重みで枝が折れるので、雪の多い地域では雪よけをするか、雪が枝に積もって折れない様にしばってください。冬は落葉するので落葉したら、対策をしましょう。詳細は庭木の雪囲いのページを参考にしてください。

剪定

剪定は落葉時期。12月から3月とされますが、これは落葉していて枝ぶりが分かりやすいからで、花の後の6月・7月が剪定時期とする場合もあります。他の季節(4月など)は株が水を吸い上げるので、枝を切ると、水が染み出して病気になりやすいので、剪定しないようにしましょう。

邪魔な枝や徒長枝(ひょろ長く伸びた枝)を切る程度にします。茂りやすいので、多少切ってもすぐに元に戻りますが、刈り込んで形を作るよりは、自然な樹形を楽しむ種類の植物です。

枝は先をちょこっと切るのではなく、枝を落とすときは、枝分かれしているところまで遡って切ってください。その方が樹形が整います。

株元からひこばえが伸びきてきますので切りましょう。

病気・害虫

カイガラムシ
カイガラムシは蝋に覆われた虫で、その中で汁を吸って弱らせます。発生したら薬剤を定期的に散布します。薬剤は成虫には効きにくいので何度も散布する必要があります。

特徴・由来・伝承

コバノズイナは、東アジアからマレーシアに約10種、北アメリカに1種が分布する落葉低木。

明治時代にアメリカから来た植物で「小葉の髄菜」。庭木や盆栽、生け花の花材で利用されます。日本には「ズイナ(Itea. japonica)」という別種もありますが、庭植えの植物として流通しているのはこの「コバノズイナ」です。ズイナ(Itea. japonica)に比べて葉っぱが小さいから「小葉」です。ちなみに「ズイナ」はあの有名な希少糖Dプシコースを含む植物です。

生け花や花屋で見るときは、「リョウブ」という名前で流通していますが、リョウブ(リョウブ科)とコバノズイナ(ユキノシタ科)は全くの別種です。

品種としてはヘンリーズガーネット・リトルヘンリー・サライブなどがあります。一番上の写真は「紅花」と言う品種です。茎の部分が赤いですが、他の種類は茎が緑です。
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