マホニアコンフーサの育て方
目次
マホニアコンフーサとは?水やり肥料植え付け・植えかえ管理場所・日当たり剪定病気・害虫関連記事学名などの基礎データ
最終更新- 植物名
- マホニアコンフーサ
- 科名
- メギ科
- 属名
- メギ属
- 学名
- Berberis confusa(Mahonia confusa)
- 別名
- ナリヒラヒイラギナンテン
- 水やり
- 水を好む
- 場所
- 外の半日蔭
- 難易度
- 中級者向け
スポンサーリンク
マホニアコンフーサとは?
マホニア・コンフーサは
メギ科メギ属の常緑
低木。以前はマホニア属だったので現在も「マホニア・コンフーサ」で流通していることが多い。
和名はナリヒラヒイラギナンテンで、本来はホソバ
ヒイラギナンテン(Berberis fortunei)とは別種ですが、葉っぱが細いので、「ホソバヒイラギナンテン」で流通していることもあります。どちらも育て方は同じなので、気にしないでいいです。
ヒイラギナンテン(Berberis japonica)との違いは葉のトゲがさほどでもなくて、管理は楽なところ。黄色い花が咲くのも好まれるポイント。ただ、
蜜源植物で、この花に蜂が寄ってくるので、注意しましょう。
低木なので
グランドカバー的な使い方もよくされます。明治から栽培されています。また、ヒイラギナンテンは夏の直射日光には
葉焼けすることがありますが、マホニアコンフーサは(ヒイラギナンテンよりは)比較的強い。他のメギ科と比べると生育が遅い。
庭に花が減ってくる10月・11月あたりに黄色い花を咲かせ、
害虫も少なく、基本的に放置していても大丈夫な便利な常緑低木。常緑なのも便利です。花は次の初夏に結実します。秋には画像のように
紅葉します。
樹高2m…樹高は2mと大きめになることになっているが、低くまとまりやすい。
栽培範囲東北地方南部以南
スポンサーリンク
水やり
マホニア・コンフーサは若干ながら乾燥に弱いので、庭植えしていても乾燥しすぎないように気をつけます。特に真夏に乾燥させると葉っぱが黄色くなりやすいです。といっても、庭植えにしているなら乾燥時期でない限りは放置で、水はやらなくても大抵は大丈夫。
マホニア・コンフーサは適した湿気の土を好みます。あまり土が濡れ居ている状態が続くようなら根が腐りますし、乾燥しすぎても葉が傷んでしまいます。こう書くとややこしいですが、乾燥時期に水をやる以外は自然雨だけで十分ですから、そんなに気にしないでOK。
鉢植えであれば、土が乾いたら水をやります。春〜秋は生育するため水を欲し、水切れを起こしやすいので注意してください。
肥料
寒肥として冬(2月〜3月)に緩効性固形
肥料(化成肥料)をやります。また初夏に昨年の花が結実しますので、結実で消費したエネルギーの補給のために夏(8月〜9月)に肥料を多少やることもあります。基本的には寒肥だけで十分です。
肥料は化成肥料か
油粕です。
植え付け・植えかえ
時期
植え付け時期は春か秋。寒冷地ならば植え付け後の寒波で枯れることがあるので、春のみの植え付けとします。鉢植えの場合は2年に一回植え替えをします。
用土
一般的な
用土(=花と野菜の
培養土など)で植え付けをします。自作するのであれば、
赤玉土6
腐葉土4を混ぜたものにします。
鉢植えの手順は?
鉢植えで植え付け・植え替えをする場合は土を落とさないで1号か2号ほど大きな鉢に植え替えをします。どうしても同じ大きさの鉢に植えなくてはならず、土を崩す場合もできるだけ少量とします。
新しい鉢の底の水が抜ける穴を、鉢底ネットで塞いで、その上に鉢底石(
軽石)を2cmか3cm入れ、その上に用土を入れ、株を入れて、隙間に用土を入れて、最後にしっかりと水をやって完成です。
庭植えの手順は?
庭植えの場合は、深さ30cmの穴を掘って、掘り出した土に腐葉土か
堆肥を2割か3割入れ、化成肥料を規定量混ぜます。穴に半分ほど土を戻して、株を入れます。浅めに植えてください。株の地表と地面が同じ高さならいいです。隙間に土を入れて、最後に水をやって完成です。グラグラするなら支柱を立てます。
管理場所・日当たり
マホニア・コンフーサは暑さには強いのですが、葉焼けもしますし乾燥すると葉っぱが黄色く変色してきますので、葉っぱを綺麗にしたいなら年間を通して半日蔭が適した場所です。といっても乾燥しなければ日向でも育ちます。また多少の日陰でも育ちます。
西日は植物にとってあまり好ましいものではありません。西日が当たると乾燥しやすくマホニアコンフーサの葉っぱが黄色くなることがあります。西日が当たる場所は避けます。理由は以下のページを参考にしてください。
夏
真夏の直射日光に当たると葉焼けしますが、それで枯れることはなかなかないです。ですが、庭木が葉焼けでボロボロになると見た目が悪い。だから
半日陰くらいが適しているわけです(乾燥にも若干弱いのでそういう意味でも半日陰で)。
庭植えで、どうにも日光が当たってしまうなら寒冷紗やヨシズで遮光します。
越冬
耐寒温度マイナス10度。寒風にあたると葉っぱが赤くなるが、落葉しないで春になると新芽が出てきます。
剪定
剪定は冬、12月から2月に行います。常緑ですから冬でも葉っぱがあります。葉っぱには多少はトゲがあるので剪定するときは軍手をして気をつけてください。
邪魔な枝を落とし、風通しをよくします。剪定は毎年するものではなく、高くなりすぎて低くまとめたい場合や、茂って邪魔ならする程度です。
病気・害虫
ウドンコ病
白いカビが葉っぱにでる
病気で、乾燥すると発生しやすくなります。葉っぱにも水をかけておくと予防できます。発症が進むと、花が咲かなくなることもあるので、対応の薬剤を散布しましょう。
立ち枯れ病
土の
水はけが悪かったり、水のやりすぎで雑菌が繁殖して、植物内に入り込んで管を塞いで枯れてしまいます。
水やりを控えましょう。
カイガラムシ
たまに発生することがあります。白い動かない塊があったら、カイガラムシなので歯ブラシで削ぎ落とします。もしくは薬剤を散布して駆除します。
スポンサーリンク
関連記事